第30回サンティアゴ・ベルナベウ杯、レアル・マドリードは8月27日(水)にサンティアゴ・ベルナベウでポルトガルのスポルティング・リスボンと対戦しました。
前半戦
前半は終始レアルペース、前半14分のイグアインのゴールから始まり前半18分にはロッベンが、前半23分には再びイグアインが決めて3-0とします。
一方のリスボンは前半30分にイズマイロフがレアルの第2GKでかつてリバプールで欧州CL優勝を果たしたデュデクの牙城を崩し3-1にするのが精一杯。
1点返されたレアルは前半38分にファン・デル・サールに対するファウルから得たPKを、主将のラウルが決めて4-1と再び3点差に。前半42分には相手のペドロ・シルバのオウンゴールによって点差を4点としてハーフタイムに入る前にほぼ試合を終結させました。
後半戦
後半に入ると試合は膠着状態になりますが、ややスリスボンが押し始めます。
迎えた後半29分、ヤニックが決めて5-2としたリスボンはその後レアルを圧倒、ヤニックを中心とした攻撃でレアルを苦しめます。
後半ロスタイムにはペローソが決めて5-3としますが、反撃はここまで、レアルが前半に稼いだ5得点を守り抜き19回目の優勝を果たしました。
レアルはスペイン・スーパーカップとサンティアゴ・ベルナベウ杯の栄光を引っ提げて2008-2009シーズンに挑みます。
日程
リーガ・エスパニョーラ 開幕戦 9月1日(月)リアソール・スタジアム(ラ・コルーニャ)
デポルティーボ・ラ・コルーニャvsレアル・マドリード
スペイン・スーパーカップ第2戦は8月24日(日)、レアル・マドリード(リーガ・エスパニョーラ王者)はホームのサンティアゴ・ベルナベウでバレンシア(コパ・デル・レイ王者)と対戦しました。
レアルは第1戦を3-2と落としています。
前半戦
試合開始早々からバレンシアがボールをキープ、その後はこれといったチャンスは両チーム作り出せず単調な展開となりました。
0試合が動いたのは0-0のままハーフタイムに入ると思われた前半32分、ビジャのパスを受けたアルベルダがスペイン代表シルバへパス、シルバがカシージャスの牙城を崩すシュートを放ち0-1、第1戦で勝利しているバレンシアが先制。
窮地に追い込まれたレアルは何とかして同点に追い付こうと躍起になり我武者羅にプレー、すると前半39分、ファン・デル・ファールトが痛恨のファウルを犯し退場、レアルは10人での戦いを余儀なくされました。
後半戦
総合得点で2点差を付けられた上に1人退場するという最低最悪の状態のレアルは後半、前半とは比べ物にならない気合を見せてくれました。
後半5分、相手のハンドから得たPKをファン・ニステルローイが決めて総合得点を3-4にすると、その後はロッベンを中心とした攻撃で攻めたてバレンシアを牽制。
後半32分にはグティのフリーキックから掴んだチャンスをセルヒオ・ラモスがしっかり決めて4-4の同点に!
この時点でH&Aのルールによりレアルがリード。一方のバレンシアはビジャを中心に反撃しますがカシージャスの鉄壁の守りを崩せず、後半42分にはデ・ラ・レッドが技ありのループシュートを決めて5-4と逆転!
さらに後半44分にはイグアインが相手DFのパスミスを見逃さずそのままゴールを決めて6-4と駄目押しのゴール!
ロスタイムに元レアル所属で銀河系軍団時代を崩壊の切っ掛けを作った(モナコ所属時にレアル相手に決定的なゴールを決めた)モリエンテスに決められて6-5とされるも、レアルが逆転で5年ぶり8回目のスーペルコパ優勝を果たしました。
日程
第30回サンティアゴ・ベルナベウ杯 8月27日(水)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアルマドリードvsスポルティング・リスボン
リーガ・エスパニョーラ 開幕戦 9月1日(月)リアソール・スタジアム(ラ・コルーニャ)
デポルティーボ・ラ・コルーニャvsレアル・マドリード
8月23日、ウクライナの英雄アンドリー・シェフチェンコが暗礁に乗り上げていた自身の移籍問題が解決したことについて「まるでチャンピオンズリーグで優勝したような気分だ。色々と複雑で大変だったけど、今はすべてが解決してとてもうれしい」と語りました。
シェフチェンコは今期、所属するチェルシーからの移籍を望んでいましたが、完全にパフォーマンスが落ちたシェフチェンコを欲しがるクラブはなかなか現れませんでした。
古巣のACミランもチェルシーとの交渉に臨みましたが、高額な移籍金がネックになり交渉は決裂という報道が流れ始めた。
そんな中、今週末にミランが交渉成功を宣言しました。
この交渉成功についてミランのガリアーニ副会長は、「1日を徹して電話をかけまくった末に、チェルシーとの合意に達した。シェフチェンコは明日ミラン入りし、25日にメディカルチェックを受け、それから契約書にサインする」と語りました。
さらに「この3時間でアンドリーからは48回ほど連絡を受けた。彼はミランから出て行ったことで間違いを犯した。この2年間で、彼はミランこそが本来の居場所であることに気付いたと思うよ」とも語りました。
ミランはこの移籍期間中にロナウジーニョとシェフチェンコという、3年ぐらい前ならどのクラブも喉から手が出るほど欲しがる2人を獲得しました。この2人がかつてのようなパフォーマンスをみせればミランはスクデットを獲得できるかもしれません。
しかしタレントばかり揃えても、容易に勝てないことはチェルシーや銀河系軍団時代末期のレアルを見れば明らか、インテルやローマ、ユベントスにもスクデットを獲得するチャンスは十分にあります。
今年の年始めに行われた米脚本家組合(WGA)のストライキ、1月にはアメリカFOXの大人気ドラマ『24 TWENTY FOUR』の最新シリーズ、シーズン7がこのストの影響で1年間の延期を余儀なくされました。
その他にFOXの大人気ドラマ『プリズン・ブレイク』の最新作、シーズン3が24話から13話に縮小され、NBC大人気ドラマ『HEROES/ヒーローズ』も24話から僅か11話に縮小されました。
AXNの『LOST』は16話から14話に縮小されました。
そして今回、新たな被害作品となったのは原作が大ヒットを飛ばした『ハリー・ポッター』映画版シリーズの最新作、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。
配給会社ワーナー・ブラザースの発表(8月15日)によると11月16日の公開予定日を大幅にずらし、2009年7月17日にするとのこと。理由はストの影響によって2009年の大作映画が不足したため(ワーナー内で)。
今回の作品、『24』と同じくもう予告スポットを見せてしまっているだけにファンにとっては苦しい決定となりました(個人的には『24』と違ってハリポタは内容が分かってるからそこまでガッカリではないかも…)。
P.S.
鬱憤晴らしにハンコックを観に行こう!!
2006年5月31日にアンドリー・シェフチェンコが下した決断は大失敗だったことがこの夏の移籍期間中に再確認されました。
シェフチェンコはディナモ・キエフ時代にUEFAチャンピオンズリーグ得点王に輝くなどの活躍により1999-2000シーズンに鳴り物入りでACミランに加入、ミランで最も輝いた選手、マルコ・ファン・バステン並の活躍をしてミランの中心核となり、世界屈指のFWと言われるまでになりましてた。
しかし2006年5月51日、高額年俸でミランからチェルシーに移籍すると状況は一変、モウリーニョ前チェルシー監督の構想外となり試合に出れない日々が続き、最近ではリザーブリーグでプレーするなどかつての力がなくなり、今シーズンは古巣のミランしかオファーを出さない最悪の状態になりました(ミランは条件面で折り合わずに手を引いた)。
この2年間でシェフチェンコが受けたダメージ多大なもので、復活の為にもなんとかしてチェルシーを離れたいシェフチェンコ、移籍期間終了までに彼に助け船を出すクラブは現れるのか…?
この試合は2006FIFAワールドカップ以来に小野と大黒が復帰、9月から始まる2010FIFAワールドカップ最終予選に向けての重要なテストマッチとなりましたが結果は1-3の惨敗。
小野はパサーとして中々の動きをしましたが、オシム元監督から続く“走るサッカー”路線にははまっていない印象を与えてしまいました。
岡田監督は試合後「個人名は出せないが、判断のつく試合だった」と何人かに見切りを付けたような発言をしたため小野の代表完全復帰は微妙です。
ディフェンス面でも最後は総崩れするなど五輪代表に続き、日本代表はファンを失望させる失態を晒してしまいました。
9月6日(土)に行われるワールドカップ予選第1戦は岡田監督の首の懸かった試合になるかもしれません。
レアル・マドリード(リーガ・エスパニョーラ王者)は8月17日(日)にメスターリャ・スタジアムでバレンシア(コパ・デル・レイ王者)とスペイン・スーパーカップを懸けて戦いました。
前半戦
レアル・マドリードは珍しく青色のアウェイユニフォーム(これまでは黒)を使用。
最初にチャンスを掴んだのはバレンシア、前半1分にバラハがシュートを放ち流れを引き寄せると、その後はスペイン代表シルバ、ビジャ、元スペイン代表のバラハ、ホアキン、ビセンテなどを中心とした攻撃でレアルを苦しめます。
一方のレアルは前半13分、デ・ラ・レッドのパスからファン・ニステルローイが決めて0-1。レアルが待望の先制点をものにします。
その後は完璧にバレンシアペースで試合は進み、前半22分にはアレクシスに際どいヘディングシュートを放たれるなどのピンチを迎えましたが前半はレアルリードで終了。
後半戦
後半11分、元スペイン代表アルベルダのセンタリングのこぼれ球をレアルのカンテラ所属でラウルの後継者とされていたファン・マヌエル・マタ(ファニート)が決めて1-1。
この得点で一気に流れを掴んだバレンシアは前半14分にマタの絶妙なセンタリングからビジャが決めて2-1。レアルカンテラ出身の1ゴール1アシストの大活躍によってバレンシアが逆転。
元身内にしてやられたレアルは後半23分、ロッベンのセンタリングからファン・ニステルローイが決めて2-2の同点にするも以前としてバレンシアペースで試合は進み、後半36分にビセンテに勝ち越し弾を決められ万事休す。
結局3-2の惜敗で敵地を後にしました。次はホームでの第2戦、ホーム&アウェイ方式のためまだ優勝するチャンスは十分にあります。
レアル・マドリード3-2バレンシア
前半13分、ファン・ニステルローイ(レアル)
後半11分、マタ(バレンシア)
後半14分、ビジャ(バレンシア)
後半23分、ファン・ニステルローイ(レアル)
後半36分、ビセンテ(バレンシア)
日程
スペイン・スーパーカップ第2戦 8月24日(日)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsレアル・マドリード
第30回サンティアゴ・ベルナベウ杯 8月27日(水)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアルマドリードvsスポルティング・リスボン
今回、2006FIFAワールドカップ、オーストラリア戦後、代表としてピッチに立つことがなかった小野伸二(ボーフム)が選出されるサプライズがありました。
これはエースの中村俊輔、遠藤がフィジカルの問題で欠場したためと考えられます。
小野の他には06W杯ブラジル戦以来の代表復帰となる大黒(東京V)などが選出されました。
先日のレアル・マドリード戦で活躍した稲本(フランクフルト)は選ばれませんでした。
日本がウルグアイと対戦するのはジーコジャパン公式戦第2試合以来、このときは打ち合いの末引き分けました。
ウルグアイ戦登録メンバー
■GK
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
■DF
中澤佑二(横浜FM)
高木和道(清水)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(磐田)
阿部勇樹(浦和レッズ)
■MF
小野伸二(ボーフム)
中村憲剛(川崎)
鈴木啓太(浦和)
山瀬功治(横浜FM)
青木剛(鹿島)
今野泰幸(FC東京)
長谷部誠(浦和)
■FW
玉田圭司(名古屋)
大将志(東京V)
佐藤寿人(広島)
大久保嘉人(神戸)
田中達也(浦和)
レアル・マドリードは8月12日、コメルツバンク・アリーナ(ドイツ)でアイントラハト・フランクフルトと対戦しました。
今回はカンナバーロとスナイデルが怪我で、マルセロ(ブラジル)、ガゴ(アルゼンチン)、ドレンテ(オランダ)が北京五輪に出場いるため欠場。
試合は前半12分、カウンター攻撃からチャンスを掴んだフランクフルトのベライドがヘディングシュートを決めて1-0。ホームのフランクフルトが先制。
その後はフランクフルトがボールを支配、一方のレアルも一歩も引かない姿勢で望み幾らかチャンスを掴んだものの決められず1-0で前半終了。
後半戦に入るとレアルがボールを支配、圧倒的な攻撃力でフランクフルトに迫ると後半26分、移籍問題に揺れるロビーニョがサビオラとのコンビから決めて1-1。同点に追い付きました。
ゴール後はフランクフルトが反撃、カシージャスとの1対1のチャンスなどを得ますが、6月に欧州制覇を果たしたカシージャスがゴールを死守、結局ドローで試合終了。
尚、この試合にはフランクフルトに所属している元日本代表稲本潤一も出場しました。
日程
スペイン・スーパーカップ第1戦 8月17日(日)メスターリャ・スタジアム(バレンシア)
バレンシアvsレアル・マドリード
8月10日、2004年を最後に現役引退した元オランダ代表マルク・オーフェルマルス(35)が現役復帰することを表明しました。
オーフェルマルスは現役時代、アーセナル、バルセロナなどの強豪クラベでプレー、2004年に膝の怪我を理由に現役引退していました。
現役復帰のきっかけは2週間前に行われた元オランダ代表ヤープ・スタムの引退試合で、週1回しかトレーニングしていないのにも関わらずに現役時代さながらのプレーが出来たことでオーフェルマルスは「あれには驚いたよ。あんなに簡単にプレーできたことと、自分のペースを保てていたことに」とコメントしています。
オーフェルマルスは自身の古巣クラベであるオランダ2部のゴー・アヘッド・イーグルスで現役復帰する模様。
マルク・オーフェルマルス(元オランダ代表)
「復帰の主な理由はクラブを助けるためだが、もう一度プレーしたいとも思ったんだ」