レアル、負ければ首位陥落

スペイン、リーガ・エスパニョーラ第6節。レヴァンテvsバルセロナの試合が9月29日に行なわれました。この試合ではアンリがハットトリック、メッシが1ゴールで快勝勝ち点を14として暫定的にレアル・マドリードを抜きました。

レアルは明日アウェイでヘタフェと対戦。負ければ首位陥落、引き分け以上で首位の座を維持という状況です。
ベルント・シェスター監督は怪我が完治していないエース、ファン・ニステルローイ。重要な時にきっちりと仕事をするイグアインを休ませる模様。その他サルガド、ソルダード、コディナ、負傷者リストに入ってるペペとメッツェルダーも出場しません。
前節活躍したアリエン・ロッベンとロビーニョは先発出場。サビオラがベンチに退き、主将ラウルが1トップで攻撃陣を指揮するプランでヘタフェ戦に臨みます。

レアルはヘタフェ戦のアウェイでの成績はここ3試合中3敗、この嫌な成績に終止符を打つことができるのか・・・？

止まらぬガナーズの勢い

イングランド、プレミア・リーグは29日当地で試合が行なわれました。

このところ引き分けが続いているリヴァプールはヴィガンと対戦。伏兵ベン・アユンのゴールで勝利しました。一方、以前としてモウリーニョ監督退団の混乱が続いているチェルシーはフルハム引き分け7位と厳しい順位。

現在首位のアーセナルはアウェイでウェストハムと対戦。ファン・ペルシーのゴールで勝利を手にしました。
現在アーセナルはUEFAチャンピオンスリーグも含め6連勝中。開幕前はアンリが抜け、経済的にも厳しく上位争いは不可能とみられていましたが昔から続けている若手育成プランが功を奏して絶好調、首位を独走中である。

ローマ頂上決戦で敗北

イタリア・セリエA第6節。首位のローマ、インテルミラノがローマの本拠地オリンピコで対戦しました。

勝った方が単独首位に立つ重要な試合、前半28分。今季バルセロナからローマに移籍したジュリーがイブラヒモビッチの決定的なシュートを手で止める悪質なプレーで退場。そのファウルで得たPKをイブラヒモビッチが決めて0-1。ジュリーの犬死によって10人での戦いを余儀なくされたローマはその後、インテルの容赦内ない攻撃を受けますがマンシーニ、トネットを中心に守りきり前半を終えます。

後半8分、10人のローマが反撃。マクスウェルのミスを突いてペロッタが決めて1-1。ローマが驚異的な粘りを見せて同点に追いつきますが、その後は総崩れ。前半12分にクレスポのジャンピングボレーが決めると3分後にはクルスがロングシュートを決めて1-3。
前半でインテルの猛攻に耐えたローマ守備陣は崩壊、前半23分にフィーゴ、コルドバのコンビに駄目押し弾を決められて1-4。ローマは昨季王者に大敗を喫してUEFAチャンピオンズリーグvsマンチェスター・ユナイテッド戦に臨むことになりました。

ローマ1-4インテルミラノ
前半29分、イブラヒモビッチ(インテル)
後半8分、ペロッタ(ローマ)
後半12分、クレスポ(インテル)
後半15分、クルス(インテル)
後半23分、コルドバ(インテル)

レアル、オーバーヘッドキックで完勝

スペイン、リーガ・エスパニョーラ第5節。9月27日にレアル・マドリードはヴァレンシア、インテルミラノで活躍したエクトル・ラウル・クーペル監督率いるベティスとサンティアゴ・ベルナベウで対戦しました。

前半戦
ファン・ニステルローイが怪我で欠場したため、2試合連続ゴールを記録したハビエル・サビオラと主将ラウルがコンビを組んだこの試合。序盤は完璧にレアルペース、ラウルを攻撃隊長としてイグアイン、サビオラのアルゼンチンコンビがベティスゴールに迫ります。一方のベティスは防戦一方になりながらもGKリカルドがレアルの攻撃をシャットアウト、ゴールを許しません。

前半34分、ベティスのカウンター攻撃がレアルを襲います。オドンコールのクロスがレアル守備陣を混乱させてあわや失点という場面、これはカシージャスが対処して難を逃れましたが、前半45分にもリバスのヘディングシュートから危機を迎える嫌な展開で前半を終えました。

後半戦
後半14分、シェスター監督は積極的に動いていたサビオラ、イグアインに代えてロッベン、ロビーニョを投入。守りを固めるベティスをサイドから崩す戦略に変更。
この戦略変更の効果が出たのは後半21分、ロッベンが左サイドを突破してセンタリングを上げるとラウルが飛び出してベティス守備陣の気を引き、こぼれ球をロビーニョが決めてゴール。しかし主審は、飛び出したラウルがディフェンダーに倒されたことでPKを指示。普通ならアドバンテージを取るところでしたが主審のミスでロビーニョのゴールは幻となりました。
後半22分、ユーロ2000準々決勝vsフランス戦のPK失敗以来ほとんどPKキッカーを勤めることがなかったラウルが先制点となるPKを決めて1-0。レアルが先制。

先制点後、レアルはソビス、マルク・ゴンサレスにクロスバーを叩くシュートを花散れましたがスコアは変わらず、後半40分にはバチスタがオーバーヘッドキックで決めて2-0。レアルはベティスの3本のシュートがクロスバーに当たる幸運に恵まれ5試合連続無敗で首位の座をキープしました。

レアル・マドリード2-0ベティス
後半22分、ラウル(レアル)
後半40分、バチスタ(レアル)





日程
リーガ・エスパニョーラ第6節 9月30日（日）コリセウム・アルフォンソ・ペレス（ヘタフェ）
ヘタフェvsレアル・マドリード

マンUが混乱するチェルシーに勝利

イングランド・プレミアリーグは23日に各地で試合が行なわれました。

ジョゼ・モウリーニョ監督が退団した混乱が続くチェルシーは昨季王者マンチェスター・ユナイテッドとアウェイで対戦。
前半ロスタイムにテヴィスに決められると後半44分にはルイ・サハに決められて2-0。モウリーニョ監督を失ったチェルシーはオールド・トラフォードで完敗しました。

順位
1 アーセナル(勝点16)
2 マンU(勝点14)
3 マンC(勝点13)
4 リヴァプール(勝点12)
5 ニューカッスル(勝点11)
6 チェルシー(勝点11)

レアル、コネホの2試合連続弾でドロー

スペイン、リーガ・エスパニョーラ第4節。首位レアル・マドリードはアウェイでヴァジャドリードと対戦しました。

前半戦
立ち上がりはヴァジャドリーがレアルを圧倒、前半1分にオスカル・サンチェスがフリーキックで最初のシュートを放つと前半5分にはセスマが右サイドを突破してセンタリング、カシージャスが辛うじてクリアして難を逃れます。
レアルが反撃を開始したのは前半13分、ロビーニョのパスからファン・ニステルローイがシュートを放ちましたが枠外へ。前半29分、ロビーニョがシュートを放ちますが枠外へ。
前半40分、ドレンテのパスからロビーニョがシュートを放ちますが入らず、そのこぼれ球をファン・ニステルローイがシュートしますがこれも枠外へ。この日のレアルはゴールに嫌われているようです。

前半42分、ドレンテのパスからラウルがシュートを放ちますが、相手GKにクリアされゴールならず。前半43分、シシのシュートがレアルゴールに迫りましたがカシージャスがクリア。前半46分、コメのシュートがレアルゴールネットを揺らしますがオフサイド判定でノーゴール。前半はそのまま終了。

後半戦
後半1分、レアルが先制攻撃、ドレンテがシュートを放ちますがゴールならず。後半4分、ヴァジャドリーがチャンス、元レアル所属のボルハがいい位置にセンタリングを上げますが誰も合わすことができず、レアルは相手のミスに救われた形。
その後は拮抗した試合展開となりますが、後半24分に均衡が破れます。ペドロ・ロペスが放った35ｍからのロングシュートがカシージャスの牙城を崩しヴァジャドリーが先制。レアルはリーグ初敗北の危機。

絶対に負けるわけにはいかないレアルは後半38分、前節移籍後初ゴールを決めたサビオラを投入。それから3分後の後半41分、ファン・ニステルローイのパスを受けたサビオラが渾身の一発を決めて1-1。サビオラがレアルを救う値千金のゴールを決めました！
試合はそのまま終了、レアルは敗北の危機に瀕しながらも残り4分のところで勝ち点1を手にしました。

総括
この試合、レアルは前後半通じてドレンテが積極的に攻撃参加するなど前節に続いて収穫のある試合となりました。サビオラも2試合連続ゴールを決めて存在感を高めました。引き分けと負けとは天と地の差があるだけに、サビオラのゴールは本当にチームに貢献する素晴らしいゴールでした。

ヴァジャドリード1-1レアル・マドリード
後半24分、ペドロ・ロペス(ヴァジャドリー)
後半41分、サビオラ(レアル)

順位
1位 R・マドリード(勝点10)
2位 ヴィジャレアル(勝点9)
3位 ヴァレンシア(勝点9)
4位 バルセロナ(勝点8)
5位 セビージャ(勝点6)
6位 A・マドリード(勝点5) 

日程
リーガ・エスパニョーラ第4節 9月27日（日）サンティアゴ・ベルナベウ（マドリード）
レアル・マドリードvsベティス

UEFAチャンピオンズリーグ、グループC第2戦 10月3日（火）オリンピック・スタジアム（ローマ）
ラツィオvsレアル・マドリード

レッズ2試合連続引き分けで首位遠ざかる

イングランド、プレミア・リーグ。リヴァプールはホーム、アンフィールドでバーミガムと対戦しました。

リヴァプールは格下との対戦ということもありエースのフェルナンド・トーレス、クラウチを控えに回して挑みました。
試合は先発出場をカイトを中心に攻め込みましたが、均衡は破れず。リヴァプールのベニテス監督は後半16分にトーレス、後半29分にクラウチを投入してゴールを狙いましたが、両選手共にゴールを上げられず0-0。リヴァプールは2試合連続引き分けで首位アーセナルに勝ち点4差と離されました。

バルセロナvsセビージャ

スペイン、リーガ・エスパニョーラ第4節が9月22日に行なわれました。

昨季3位のセビージャはアウェイでバルセロナと対戦。先日のUEFAチャンピオンズリーグではアーセナルに惨敗を喫したセビージャ。立ち直るためにも勝利したい一戦でしたが、前半戦は両者共に得点を決められず後半戦へ。
この日、精細を欠いたプレーに終始したセビージャ。後半29分にメッシに先制点を許すと後半35分には痛恨のPKを与え万事休す。メッシに決められて2-0。セビージャは後半47分にエースカヌーテが1点を決めるも後の祭。セビージャはアーセナル戦の敗北を引きずったままバルセロナに敗れました。

イタリアが再び首位に！

FIFAランキングが9月19日に発表されました。
先日フランスと引き分け、ウクライナに勝利したイタリアが3位から1位に浮上。逆にブラジルは3位に順位を下げました。アルゼンチンは2位をキープしました。
オーウェンが活躍しているイングランドは12位から3位順位を上げて9位に浮上しました。

FIFAランキング
1位 イタリア↑（+2）
2位 アルゼンチン⇔（±0）
3位 ブラジル↓（-2）
4位 ドイツ↑（+1）
5位 オランダ↑(+2)
6位 フランス↓（-2）
7位 スペイン↑(+1)
8位 ポルトガル↑（+2）
9位 イングランド↑（+3）
10位 クロアチア↓(-4)

モウリーニョ密告された？

先日、チェルシーから退団したジョゼ・モウリーニョが退団について「解任されたわけではないし、私がドアを閉めたわけでもない」「私は内輪の恥を外にさらすようなことはしたくないんだ」とコメント。詳細については話しませんでしたが、「私も、選手も泣いた。2選手は下を向いていたけれど」と退団の引き金となったジョン・テリーとの口論を密告した者がいることを明かしました。

またモウリーニョは噂されている母国ポルトガル代表監督就任について「それは望んでいない。ポルトガルの成功を願ってはいるが、周囲には落ち着いて欲しい。スコラーリ監督が『モウリーニョがあとに控えている』と思いながら仕事をするようなことになって欲しくないんだ」と否定しました。