スペイン、リーガ・エスパニョーラ第9節、首位のレアル・マドリードはサンティアゴ・ベルナベウで不調に苦しむかつての強豪デポルティーボ・ラ・コルーニャと対戦しました。
昨節はエスパニョールに惨敗してリーガ初敗北を喫したレアルですが、UEFAチャンピオンズリーグvsオリンピアコス戦で勝利している為、今回の試合で敗戦のショックから完全に立ち直っていることを勝利してサポーターに示したいところ。
前半戦
満を持して挑んだ今回の試合でしたが、前節同様先制したのは相手の方でした。
前半1分、シスコがメッツェルダーのミスを突いてシュートを決めて0-1。レアルは前回同様出端を挫かれる形で試合が始まりました。
前半6分、レアルに流れを変えるチャンスが与えられます。ファン・ニステルローイがグアルダードにペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。前半7分、ファン・ニステルローイがPKを確実に決めて1-1。レアルが5分で同点に追いつきます。
同点後はデポルティーボがボールを支配、前半14分にはセルヒオのパスからベルドゥに枠内シュートを放たれましたがカシージャスがクリア。前半17分にもベルドゥに狙われますが枠外へ飛び難を逃れます。
レアルにようやくチャンスが訪れたのは前半32分、グティのフリーキックのセカンドボールを前節1ゴールを決めて一矢を報いたセルヒオ・ラモスが狙いましたが相手GKにセーブされ逆転ならず。前半36分にも同じ2人がゴールを狙いましたがゴールには結びつかず、前半終了。
後半戦
シェスター監督はイグアインに代えてスナイデルを起用。
後半2分、グティのパスからファン・ニステルローイがボレーシュートを放つも相手GKがクリア。後半6分、デポルティーボが決定的なチャンスを迎えます。グアルダードのセンタリングをカシージャスがクリアしたところをフアン・ロドリゲスに狙われますが、マルセロが危機一発のところで好プレーを披露して失点を許しません。レアルは決められていれば2連敗の危機でした。
その後、試合は膠着状態に陥ります。後半19分、サビオラに代わり主将ラウル・ゴンサレスが出場。ベルナベウは主将を拍手で迎え入れました。
後半25分、ロビーニョがバーを叩く惜しいシュートを放ち流れをレアルに呼び込みます。このプレー後レアルがボールを支配、そして後半33分。グティを起点にデポルティーボ守備陣を崩しに掛かったレアルはファン・ニステルローイのパスからラウルが決めて逆転!
直後の後半34分、セルヒオがグティへのファウルで退場。レアルは数的有利の状態で残り11分を戦うことになりました。
後半44分、グティのセンタリングからロビーニョが決めて3点目。レアルが逆転で勝利を決めて首位をキープしました。
総括
オリンピアコス戦同様にディフェンスのミスから失点する自滅にも近い形で敗北の危機に立たされたレアル。宿敵、バルセロナがすぐそこに迫っているだけに自滅的な失点をしないように気をつけて欲しいところです。
レアル・マドリード3-1デポルティーボ・ラ・コルーニャ
前半1分、シスコ(デポルティーボ)
前半6分、【PK】ファン・ニステルローイ(レアル)
後半33分、ラウル(レアル)
後半44分、ロビーニョ(レアル)
順位
1位 レアル・マドリード(勝点22)
2位 バルセロナ(勝点20)
3位 ヴィジャレアル(勝点18)
4位 バレンシア(勝点18)
5位 A・マドリード(勝点17)
6位 エスパニョール(勝点16)
日程
リーガ・エスパニョーラ第9節 10月31日(水)メスタージャ(バレンシア)
バレンシアvsレアル・マドリード
コパ・デル・レイ 決勝トーナメント1回戦第1戦 11月13日(火)ホセ・リコ・ペレス(バレンシア)
アリカンテvsレアル・マドリード
UEFAチャンピオンズリーグ、グループC第4節 11月26日(火)ヨルギオス・カライスカキス(アテネ)
オリンピアコスvsレアル・マドリード
ユーヴェは後半1分、先日父親になったばかりのデル・ピエロが先制ゴールを上げるもドミッツィに2ゴールを許しなどして1-3で敗戦しました。
今季2敗目を喫したユーヴェ、暫定的に2位に止まっていますが明日行なわれるフィオレンティーナの結果によっては3位に順位を落とすことになります。
来たるべき試合は12月5日に開催が決定、中止される前の相手はポルトガルのスポルティング・リスボンですが中止されたことで対戦相手は白紙の状態です。
サンティアゴ・ベルナベウ杯は、レアル・マドリードに貢献したサンティアゴ・ベルナベウ会長の死を受けて開催された大会で、会長が亡くなった1978年から今日まで28年連続で続けられてきました。来年で開催から30年を迎えます。
カリフォルニア州南部の大規模な山火事で被害を受けた人たちを救済すべくロサンゼルス・ギャラクシーとハリウッドスターが立ち上がりました。
ロサンゼルス・ギャラクシーは11月4日、LAのホーム・デポ・センターで俳優やミュージシャンなどがつくる“ハリウッド・ユナイテッドFC”とチャリティーマッチを行い、その試合で得た収益を赤十字などに寄付する模様です。
ロサンゼルス・ギャラクシーのララス会長は「山火事で被害を受けた人たちの助けになれば良いと思う」とコメント、同時に「ファンのみんながベッカムがプレーするのを期待していると思う。そこは彼も認識しているだろう」と同クラブ所属のイングランド代表デイビッド・ベッカムの出場を明かしました。
フェルナンド・ガゴ(アルゼンチン代表、レアル・マドリード)
――レアルは試合内容にスペクタクル性が感じられないと言われていますが?
「そんな内容のサッカーをしながらリーガやチャンピオンズで首位なら、素晴らしいサッカーをしたらどんな事になるんだろうね。もちろん僕達もまだまだ成長する余地はあるし、手強いライバルが多く実力を出せない試合も多くある。でもマドリーは素晴らしいサッカーを披露すると信じている」
――ディアラが負傷して出場時間が以前より増えましたが…
「これまでは出場時間が少なく実力を発揮できなかった。選手は誰でも実力を証明するには出場時間が必要だ。この機会を活かして最高の力を発揮したい」
――この後、リーガでは強豪(デポルティーボ、ヴァレンシア、セビージャ)との連戦がありますが?
「サッカー選手なら誰もが憧れる相手だ。両試合ともアウェイなので厳しいのは承知。もし出場の機会が与えられれば素晴らしいチャレンジとなる」
――先日のオリンピアコスでは守備面に問題が残りましたが…?
「アウェイで2-1と敗れたのでベルナベウでは何としてでも勝たなければならなかった。そのため気持ちが焦りバランスが崩れ、初歩的だが致命的なミスが見られた」
――ロビーニョの処罰問題(代表試合後、夜遊びをしてレアル合流に遅れた)について
「ロビーニョのケースは分からないが、僕もベネズエラ戦の後飛行機が遅れ戻るのに丸一日かかった。こういった問題はクラブ経営陣が扱う事で外部がとやかく言う必要はないし、時間を厳守しサッカー選手という自覚を持っていれば、夜遊びに行こうと行くまいと個人の自由だと思う。この罰金の額は高すぎる」
今月、ユヴェントス退団が現実味を帯びてきたところで契約延長し20日には219ゴールを記録したイタリア代表アレッサンドロ・デル・ピエロが22日、妻ソニア・アモルーゾが長男トビアス・デルピエロを出産、11月9日に33歳になるデル・ピエロが父親になりました。
アレッサンドロ・デル・ピエロ
「友人の皆さんにトビアスの誕生をお伝えします。ソニアも僕もすごく興奮している。ママも子供も健康で、すごく幸せな気持ちだ。僕らに愛情を伝えてくれた、みんなに感謝している」と喜び
UEFAチャンピオンズリーグ、グループCのレアル・マドリードはサンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)で首位のオリンピアコスと対戦しました。
前節はラツィオとまさかの引き分けに終わり、前回のリーガではエスパニョールに惨敗したレアル。この試合に勝ってサポーターを安心させることができるのか?
前半戦
レアルは立ち上がりからいきなり失点の危機を迎えます。前半1分、オリンピアコスのストルティディスのシュートがレアルを襲いますがクロスバーを越え難を逃れました。
流れをオリンピアコスに掴ませたくないレアルはファン・ニステルローイのパスからロビーニョが放ったシュートのこぼれ球をラウルが押し込み1-0。レアルが早々と先制点を決めました!
しかし6分後の前半7分、ジョルジェビッチがサイドを突破してセンタリング、そのボールをガリェッティが決めて1-1。早々と先制したレアルが早々と追いつかれました。
前半12分、ファン・ニステルローイへのファウルでトロシディスが退場。レアルは数的有利な状態になります。その数分後、ロビーニョセンタリングから掴んだチャンスからグティがシュートを放ちましたがゴールには惜しくも至らず。
前半14分、オリンピアコスがカウンターからレアルゴールを襲いますがルアルアのシュートは精度を欠きスコアは変わらず。1人多いレアルはその後オリンピアコスを攻めたてますがなかなかゴールが奪えず、逆にオリンピアコスに決定的なシュートを何度か放たれる嫌な展開で前半を終えました。
後半戦
後半1分、レアルはジョルジェビッチのフリーキックからジュリオ・セザールに決められて1-2。1人少ないオリンピアコスにまさかの逆転を許します。
レアルは反撃したいところでしたが、逆転した勢いに乗ったオリンピアコスがレアル守備陣に襲いかかり万事休すもカシージャスを中心とした守備陣はオリンピアコスに得点を許さず後半15分に攻撃陣が反撃を開始するまで守り抜きました。
後半15分過ぎから流れを掴んだレアルはオリンピアコスを攻めたて、後半22分にはセルヒオ・ラモスのセンタリングをロビーニョが頭で決めて2-2。同点に追いつくと数分後にはファン・ニステルローイとの連携からイグアインが決定的なチャンスを迎えましたがゴールには至らず。その後もレアルはオリンピアコスを圧倒、後半31分にはロビーニョが倒されてPKを獲得。このPKをファン・ニステルローイが外しオリンピアコスが再び息を吹き返しました。
後半34分、ジョルジェビッチがレアルゴールに襲いかかりましたがカシージャスが大役を果たしゴールを許しません。同点では終われないレアルは後半36分、消耗したスナイデルに代えてバルボアを投入。
後半37分、ファン・ニステルーイが汚名返上のアシストを決めます。ファン・ニステルローイのパスからロビーニョが豪快に決めて3-2。残り8分でレアルが逆転に成功!
後半42分、ガリェッティのセンタリングからヌニェスに決定的なシュートを放たれますが再びカシージャスが立ちはだかりゴールならず、後半46分にもガリェッティのセンタリングから得たチャンスから02-03シーズンにレアル・ソシエダで活躍しレアルを苦しめたコバチェビッチがシュートを放ちますが、またまたカシージャスが守りゴールならず。
最後まで追いすがるオリンピアコスの息の根を止めたのは終了のホイッスルではなく、レアルの4点目でした。後半47分、この日全てのゴールに絡んだロビーニョのパスからバルボアが決めて4-2。レアルがオリンピアコスを下してグループ首位に踊り出ました。
総括
この勝利はエスパニョール戦の惨敗のダメージは今後の試合にも影を落とすことがないと証明してくれました。
ただ、カシージャスが3度の決定的シュート内一つでも止められなかったシュートがあったらレアルは敗北していたかもしれません。攻撃陣は好調ですが、守備陣に少し不安が残った試合でした。
レアル・マドリード4-2オリンピアコス
前半1分、ラウル(レアル)
前半7分、ガリェッティ(オリンピアコス)
後半1分、ジュリオ・セザール(オリンピアコス)
後半22分、ロビーニョ(レアル)
後半37分、ロビーニョ(レアル)
後半47分、バルボア(レアル)
UEFAチャンピオンズリーグ、グループC 順位
1位 レアル・マドリード(勝ち点7)
2位 オリンピアコス(勝ち点4)
3位 ブレーメン(勝ち点3)
4位 ラツィオ(勝ち点2)
日程
リーガ・エスパニョーラ第9節 10月27日(土)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsデポルティーボ・ラ・コルーニャ
コパ・デル・レイ 決勝トーナメント1回戦第1戦 11月13日(火)ホセ・リコ・ペレス(ヴァレンシア)
アリカンテvsレアル・マドリード
UEFAチャンピオンズリーグ、グループC第4節 11月26日(火)ヨルギオス・カライスカキス(アテネ)
オリンピアコスvsレアル・マドリード
2010FIFAワールドカップ南米予選が14日から始まりました。
初戦、アウェイでコロンビアに対し引き分けたブラジルは17日。2年ぶりにブラジル、リオデジャネイロのエスタディオ・ド・マラカナでエクアドル相手に試合を行いました。
ブラジルは前節の引き分けと2年ぶりのホームスタジアムに士気を高めたのか、前半19分にラヴが先制点を決めると後半27分にロナウジーニョ、その後13分の中に3点を決めて5-0の大勝を収めました。
ブラジルはこの勝利で2位に浮上、2連勝中のアルゼンチンを追撃する形で2010W杯への長い戦いがスタートしました。
ブラジル5-0エクアドル
前半19分、ラヴ
後半27分、ロナウジーニョ
後半33分、カカ
後半38分、エラーノ
後半40分、カカ
p.s.
中間試験が終わりました!
リーガ・エスパニョーラ第8節、レアル・マドリードはアウェイでエスパニョールと対戦。
前半戦
開幕から7試合連続無敗中のレアル、バルセロナの地で勝利を飾りたいところでしたが前半1分、ルイス・ガルシアのコーナーキックからリエラが決めて1-0。レアルは出端を挫かれます。
前半7分、エスパニョールが再びレアルを襲います、リエラからラウール・タムードにボールが渡りますが、シュートは枠外へ飛び危機一発。その後は終始レアルペースで試合が進行しますが決定的チャンスが掴めず、前半終了時点で枠内シュートは1本と苦しい状況。
後半戦
先制攻撃を仕掛けたいレアルでしたが、前半同様エスパニョールが開始時のボールを支配。すると後半7分、バルドのパスからラウール・タムードに決められて2-0。前後半の早い時間にチャンスを作り、決めたエパニョールに対しレアルはスローペースでチャンスを得られないまま初敗北の瞬間を迎えました。
後半45分にセルヒオ・ラモスが意地のゴールを決めましたが、時既に遅し。レアルは2位に勝ち点1差とされました。
エスパニョール2-1レアル・マドリード
後半1分、リエラ(エパニョール)
後半7分、ラウール・タムード(エスパニョール)
後半45分、セルヒオ・ラモス
順位
1位 レアル・マドリード(勝ち点19)
2位 ヴィジャレアル(勝ち点18)
3位 ヴィレンシア(勝ち点18)
4位 バルセロナ(勝ち点17)
5位 エスパニョール(勝ち点16)
日程
UEFAチャンピオンズリーグ、グループC第3節 10月24日(水)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsオリンピアコス
リーガ・エスパニョーラ第9節 10月27日(土)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsデポルティーボ・ラ・コルーニャ
コパ・デル・レイ 決勝トーナメント1回戦第1戦 11月13日(火)ホセ・リコ・ペレス(ヴァレンシア)
アリカンテvsレアル・マドリード
ユーロ2008予選グループD、イングランドは予選突破が懸かった重要な試合vsロシア戦を18日に行いました。
アウェイでロシアに挑んだイングランドは前半29分、ルーニーのゴールで幸先よく先制。予選突破に早くも王手をかけたかに見えましたが後半24分、ルーニーがペナルティアークすれすれの位置で痛恨のファウルを犯します。
ファウルはペナルティーエリアの外で起こったようにも見えましたが主審はロシアにPKを与え1-1の同点に、同点ゴールの混乱から立ち直れないイングランドは後半28分にも失点して2-1の逆転負けを喫して予選突破に黄色信号が灯りました。この後、ロシアが勝ち点を取りこぼさない限りイングランドの予選突破はありえないという最悪の状況。