ウクライナ代表アンドリー・シェフチェンコが、古巣である母国のクラブ、ディナモ・キエフに移籍することが分かりました。
2006年にACミランからチェルシーに移籍した後、不遇の時を過ごしたシェフチェンコは、2008年にレンタル移籍でミランに復帰するも、かつてのような活躍はできずに契約が終了。
その後、チェルシーに戻るも、戦力外扱いされ、移籍先を探していました。
シェフチェンコは、欧州主要リーグのクラブへの移籍を求めていましたが、年俸が高いシェフチェンコを獲得してくれるクラブはなかなか現れず、暗礁に乗り上げ、結局早くからオファーが来ていたディナモ・キエフを選びました。
イタリア・セリエA第2節が8月29日(土)に行われました。
2節にして、早くもインテルミラノとACミランのミラノダービーが、実現。
試合は、レアル・マドリードから獲得したスナイデル、バルセロナからトレード移籍で獲得したエトーなどの活躍により、インテルが4-0でレアルを粉砕!
ミランはチームの要カカを失った後、ロナウジーニョとパト、ビルロなどを中心にチームを作り直していましたが、ガットゥーゾが退場するなど最低最悪な敗北を喫してしまいました。
イグランドではプレミアリーグの試合が行われ、アーセナルがマンチェスター・ユナイテッドと対戦しました。
シーズン開幕前は、苦戦するとの見方が強かったアーセナル、ここまで予想を覆す活躍をみせていましたが、前回王者のマンU相手には苦戦。
アルシャビンのゴールで先制したものの、その後はマンUに押され、そのプレッシャーに耐えられなくなったのか、オウンゴールとPKを謙譲し自滅ともいえる敗北を喫しました。
開幕から苦しんでいるリヴァプールは、アウェーでボルトンと対戦。
シーソーゲームになりましたが、最後には主将ジェラードが決めて3-2と勝利しました。
プレミアリーグ順位表
1位 チェルシー(勝点12)
2位 トッテナム(12)
3位 マンU(9)
4位 ストーク・シティ(7)
5位 アーセナル(6)
セリエA順位表
1位 インテル(4)
2位 ジェノア(3)
3位 サンプドリア(3)
4位 パレルモ(3)
5位 ユベントス(3)
2009-2010シーズン、スペイン、リーガ・エスパニョーラ、プリメーラ・ディビジョン開幕戦、レアル・マドリードvsデポルティーボ・ラ・コルーニャの試合が8月29日(土)にサンティアゴ・ベルナベウスタジアムで行われました。
大量補強を敢行したレアル・マドリードのシーズン&ホーム開幕戦ということもあり、ベルナベウスタジアムは満員、特別ゲストとして世界陸上で活躍したウサイン・ボルトが始球式をつとめました。
前半戦
試合開始からレアルが得意のサイド攻撃でデポルティーボゴールに襲い掛かるも、ゴールは決められず。
一方のデポルティーボは、カウンター攻撃からレアルゴールを狙うもカシージャスの好守によりネットは揺れず。
そんな中で先制点を入れたのは、試合を支配しているレアルでした。
前半25分、カカとベンゼマの連携から生まれたセカンドチャンスを主将ラウル・ゴンサレスが確実に決めて1-0!新銀河系軍団下でも、ラウルが存在感を示しました。
スコア動いて4分後の前半29分、デポルティーボが早々と振り出しに戻します。
ジューカのセンタリングをレアルカンテラ出身のリキに決められ1-1。
同点とされたレアルは、前半33分にラウルがペナルティエリア内で倒されPKを獲得、このPKをクリスティアーノ・ロナウドが決めて2-1と勝ち越し。
前半はこのまま終了。
ラウルが積極的な動きで2ゴールに絡む活躍、Cロナとアルベロア、ラスもサイドからの攻めを展開しデポルティーボ守備陣を揺すっていました。
後半戦
再開直後の後半1分、速攻を仕掛けたデポルティーボにレアル守備陣は同様し、バレロンに決められ2-2の同点に。
勝ち越したいレアルは、後半7分にカカとCロナウドの連携からゴールを狙うも枠外へ。
逆転を狙うデポルティーボも、グアルダードとバレロンのコンビプレーでレアルゴールに迫ります。
そんな拮抗した展開で、先にネットを揺らしたのはレアル。後半15分にラスのシュートが決まり3-2としました。
3点目を決めたことで波に乗ったレアルは、決定的なシュートをデポルティーボに浴びせ掛けます。
後半16分にベンゼマが、後半24分にはラスのパスを受けたカカが決定的なシュートを放つも、いずれもアランスビアに防がれゴールならず。
試合はこのまま終了し、レアルが白星スタートを飾りました。
総括
セルヒオ・ラモス、ファン・ニステルローイ、ディアラが欠場しましたが、ほぼ完全なメンバーで第1節に臨み、勝利を手にしました。
守備面には問題があったものの、Cロナウドとベンゼマの連携とカカ、ラウル、ラスの精彩なプレーによる攻撃力は抜群でした。
後半には、イグアイン、グラネロも登場し、層の厚さも感じさせました。
今後、イグアインとグラネロ、ファン・ニステルローイにどのような役割を与えるのか楽しみです。
レギュラー争いも熾烈化するでしょう。
レアル・マドリード3-2デポルティーボ・ラ・コルーニャ
前半25分、ラウル(レアル)
前半29分、リキ(デポル)
前半33分、【PK】Cロナウド(レアル)
後半1分、バレロン(デポル)
後半15分、ラス(レアル)
日程
リーガ・エスパニョーラ 第2節 9月13日(日)コルネリャ・エル・プラット(バルセロナ)
エスパニョールvsレアル・マドリード
第31回サンティアゴ・ベルナベウ杯が8月24日(月)に行われ、サンティアゴ・ベルナベウスタジアム(マドリード)でレアル・マドリードとローゼンボリが戦いました。
前半戦
試合前、ミチェル・サルガドがマドリディスタに別れを告げる粋な演出の後に開始した今年のベルナベウ杯。
最初に攻めたのはレアルでした。
前半4分、カカ、クリスティアーノ・ロナウド、シャビ・アロンソがローゼンボリゴールを狙うも失敗。
前半11分、マルセロのパスを受けたベンゼマがゴールネットを揺らし1-0。レアルが早々と先制!
その後もレアルはサイド攻撃を中心にローゼンボリを攻め立て、前半25分には昨季活躍したラスが単独で切り込み、ゴールを決めて2-0!
流れを掴んだレアルは、1分後にCロナウドとベンゼマの連携から3点目をゲット!
その後もシャビ、マルセロ、アルベロア、カカ、Cロナウド、ベンゼマがローゼンボリ陣内で好プレーを披露して前半終了。
後半戦
ペチェグリーノ監督は、シャビとアルベロアに代えてグラネロとペペを投入。
この采配が利いたのは後半10分、グラネロのコーナーをラウルが決めて4-0!レアルが駄目押しのゴールを決めてローゼンボリの息の根を止めました。
圧倒的な得点差を付けたレアルは、積極的な選手交代を行い、後半31分には約1年間離脱していたファン・ニステルローイが戦線復帰を果たしました。
試合は、意地の1点を決めようとしているローゼンボリをレアルが押さえ込み、4-0の大勝で5年連続20回目のベルナベウ杯優勝を飾りました。
総括
今回の試合は、ファン・ニステルローイとディアラが戦線復帰し、更に層の厚くなったレアルをファンに見せつけた頼もしい試合でした。
マルセロ、ラスも機敏動きを見せ、Cロナウド、カカもチームにフィットしてくるなど、新シーズンに期待をもてる試合内容でした。
日程
2009-2010シーズン リーガ・エスパニョーラ、プリメーラ・ディビション第1節 8月29日(土)サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードvsデポルティーボ・ラ・コルーニャ
UEFAチャンピオンズリーググループリーグ組み合わせ抽選会が、8月27日(木)に行われました。
この夏に大型補強を敢行したレアル・マドリードは、イタリアの強豪ACミランと同組のグループCにエントリー。
レアルはカカ、ミランはフンテラールをそれぞれのクラブから獲得しており、古巣相手に2選手がどういうプレーを見せるのか注目です。
グループFには、昨季王者のバルセロナとイタリア王者のインテルがエントリー。
この夏にバルサはエトーをインテルはイブラヒモヴィッチをトレード移籍させたばかりなので、2大FWが古巣相手に“お礼”をするのか注目が集まっています。
2009-2010シーズンUEFAチャンピオンズリーグ組み合わせ
■グループA
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
ユヴェントス(イタリア)
ボルドー(フランス)
マッカビ・ハイファ(イスラエル)
■グループB
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
CSKAモスクワ(ロシア)
ベシクタシュ(トルコ)
ヴォルフスブルク(ドイツ)
■グループC
ACミラン(イタリア)
レアル・マドリード(スペイン)
マルセイユ(フランス)
チューリッヒ(スイス)
■グループD
チェルシー(イングランド)
ポルト(ポルトガル)
アトレティコ・マドリード(スペイン)
アポエル(キプロス)
■グループE
リヴァプール(イングランド)
リヨン(フランス)
フィオレンティーナ(イタリア)
デブレチェン(ハンガリー)
■グループF
バルセロナ(スペイン)
インテル(イタリア)
ディナモ・キエフ(ウクライナ)
ルビン・カザン(ロシア)
■グループG
セヴィージャ(スペイン)
レンジャーズ(スコットランド)
シュトゥットガルト(ドイツ)
ウニレア・ウルジチェコ(ルーマニア)
■グループH
アーセナル(イングランド)
AZ(オランダ)
オリンピアコス(ギリシャ)
スタンダール・リエージュ(ベルギー)
余剰要員放出を計画していたレアル・マドリードが、オランダ代表のアリエン・ロッベンとウェズリー・スナイデルを放出したことが分かりました。
レアル残留を希望していた2人に対し、レアルフロントが下した決断は“放出”でした。
プレシーズンで好プレーを連発していたロッベンは、噂通りバイエルン・ミュンヘンに移籍。
この移籍は、今後のフランク・リベリー(バイエルン所属)獲得交渉への準備だと見られています。
ロッベンと同じく、レアル残留を希望していたスナイデルは、インテルミラノへ移籍。
スナイデルは、「僕に起こったことは不思議だ」「レアルの扱いは酷いもの」と強引に移籍を迫るレアルに当惑と怒りのコメントを残して去って行きました。
先日ペチェグリーノ監督が「ロッベンとスナイデルの移籍はない」と話ていた内容が、ものの見事に覆る結果となりました。
元チェコ代表でユヴェントスに所属していたパヴェル・ネドヴェドが、8月26日(水)に正式に引退を表明しました。
ユーヴェ退団後、ローマなどからオファーが来ていたネドヴェドでしたが、結局引退に踏み切ったようです。
パヴェル・ネドヴェド(元チェコ代表)
「オファーには応じないことを決めた。僕のピッチ上でのキャリアは、完全に終わりだ。これからは、妻や子どもたちに自分の時間を捧げていきたいと思う」
イングランドでは、プレミアリーグの試合が行われて、トッテナム、チェルシーが3連勝を達成、アーセナルが2連勝、マンUが2勝目を記録しました。
リヴァプールは、早くも2敗目を喫してしまいました。
ACミランは、シエナと対戦。
優勝を目指す上で、スタートダッシュを切りたいミランは、前後半戦でアレシャンドレ・パトが2ゴールと活躍し、シエナ相手に1-2と勝利しました。
ユヴェントスは、キエーヴォと対戦し、1-0と勝利しました。
昨季優勝のインテルと強豪フィオレンティーナは引き分けスタート。
レアル・マドリードフロントから戦力外通告を受けたスナイデルが、コメントしました。
スナイデルは、「僕はレアルでプレーしたいんだ。僕は、チームにとって重要な要素になれることは分かっているから、移籍なんてしたくないよ」とコメント。
ファン・ニステルローイ、ドレンテ、ロッベンと同様レアル残留を希望しました。
ただ、戦力外通告を受けた後も残留を望む例は稀です。
更に「僕はここに留まるために最後の瞬間まで戦う。僕が残留を熱望していることをクラブが分かってくれるよう、有能なプロ選手と同様に一生懸命トレーニングに励むよ」とレアルフロントとに認められるように努力すると発言しました。
スナイデルには、インテルをはじめ、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンからオファーが来ている(インテル移籍は秒読み段階との噂も・・・)とされています。果たしてこの夏にスナイデルは移籍するのでしょうか・・・注目です。