2010-2011UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦バルセロナvsマンチェスター・ユナイテッドが、5月28日(土)にイギリスのロンドンにあるウェンブリー競技場で行われました。
この試合で今シーズンの欧州サッカーが終わります。
■両チームのメンバー
バルセロナ(スペイン):4-3-3
GK:バルデス DF:ピケ、マスチェラーノ、アヴェス(後半43分→プジョル)、アビダル MF:シャビ、イニエスタ、ブスケッツ FW:ヴィジャ(後半41分→ケイタ)、メッシ、ペドロ(後半47分→アフェライ)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド):4-4-2
GK:ファン・デル・サール DF:ファーディナンド、ヴィディッチ、エヴラ、ファビオ(後半24分→ナニ) MF:ギグス、パク・チソン、キャリック(後半32分→スコールズ)、バレンシア FW:ルーニー、エルナンデス
■試合
開始からマンUが攻勢に出てバルサ守備陣突破を試みるも失敗、すぐにバルサがペースを掴んで逆に攻め込む展開。
後半27分、幾度となくマンUゴールを脅かしていたバルサはペドロのゴールにより均衡を破りました。
劣勢になったマンUでしたが、前半34分にギグスがオフサイドギリギリで抜け出しパス、それをルーニーが決めて1-1の同点として前半終了。
後半に入ってもバルサ優位は変わらず、マンUは危機に陥りました。
後半9分、メッシがドリブルから一気にシュートを放ちバルサが勝ち越し。マンU守備陣はパスとシュートを不規則に組み合せるメッシにまったく対応できませんでした。
後半25分にはヴィジャがファン・デル・サールの動きを完全に読んで、ここしかないというコースでネットを揺らして3-1となりました。
マンUは2年前同様、バルサに圧倒されて敗北。欧州王者の夢はまた散りました。
一方のバルサはマンUを寄せ付けずに2年ぶりに欧州覇者となり、国内リーグと合わせて2冠を達成。3冠を防いだのは我らがマドリー!
■感想
ファン・デル・サールにとっては引退試合試合でしたが、ヴィジャ相手に悔しい得点を決められるなど不完全燃焼に終わりました。
マンUは完全にバルサに圧倒されていて、まるで2年前の再現のようでした。エースであるエルナンデスもまったく活躍できませんでした(この点も2年前のC・ロナウドと同じ)。
来季、この多くの人から“ドリーム・チーム”と呼ばれるバルサを止められるチームは現れるのでしょうか…?
マドリーがそのチームです。モウリーニョ指揮下2年目に入り、モウ戦術が浸透しつつあるマドリーが必ずバルサを止めてくれるでしょう!
バルセロナ3-1マンチェスター・ユナイテッド
前半27分、ペドロ(バルサ)
前半34分、ルーニー(マンU)
後半9分、メッシ(バルサ)
後半25分、ヴィジャ(バルサ)
2010-2011UEFAチャンピオンズリーグ最終結果
優勝:バルサ
準優勝:マンU
ベスト4:マドリー、シャケル
ベスト8:トッテナム、インテル、チェルシー、シャフタール
2011-2012シーズン決勝戦:2012年5月19日(土)アリアンツ・アレーナ(ドイツ、ミュンヘン)