2012-2013シーズンが一段落付く時期になりました。
昨季リーガ王者、欧州ベスト4、国王杯ベスト8(優勝したバルサに惜しくも屈する)という好成績で終えたマドリー、今季は連覇とデシマを目標にシーズンをスタートしましたがここまで苦戦を強いられています。
マドリーは昨季と比べて失点が増加、得点力は低下してしまいリーガでは取りこぼしと敗北が重なって宿敵である首位バルサに勝ち点13という途方もない差を付けられてしまいました。さらには2位の座を同州のアトレティコ・マドリーに譲っての3位という大苦戦を強いらています。
選手たちはこの躓きの要因の一つは夏季プレシーズンの過ごし方にあると見ています。夏にマドリーはアメリカ遠征を行いました。しかしこれは興業運動的な意味合いが強く、満足なトレーニングを行えなかったと考えているようです。
さらにこの夏はEURO2012にスペイン組やポルトガル組、ドイツ組などが出場。マルセロも五輪に取られました。そして遠征での練習不足と例年より1週間早いシーズン開幕が選手たちをコンディション不良にしたとの意見が多くあるようです。さらには序盤戦でバルサとのスーペルコパに臨んだことも悪影響を与えているようです(それでこの時期はタイトな日程になっていた)。
こうした状況からモウリーニョ監督はクリスマス休暇を短くして充実したトレーニングを行って後半戦に臨むようです。
現在、マドリーはイグアインとベンゼマを欠いているため実質的にFWはカンテラ上がりのモラタしかいないという苦しい台所事情になっています。しかし休暇後にはこの2人が復帰して、長期離脱中のマルセロ以外は全員チームに合流できるとモウリーニョは考えています。
監督はこの状態でトレーニングを行い、1月からのシーズン開幕で良いスタートを切り巻き返しを狙いたいようです。
2013年1月からのマドリーの逆襲を期待しましょう!!
p.s.
今年のバルサは本当に強く、負けないですよね。そのことによってマドリー選手のモチベーションが落ちて集中力が切れてるのも低迷の原因だと思います。既に相当離されているのに目標が毎週、毎週勝ち続けては多少は気持ちが折れると思います。
この差からの優勝は本当に難しいです。ぶっちゃけると来年のクラシコに勝って無敗優勝を阻止してくれれば御の字だと思っています…。