Feelin' Kinda Lucky

ちょっと書いとこう・・・・

てるみくらぶ・だずんと・てるみー「とうさんします!」

2017年03月31日 | Miscellaneous

格安旅行会社が倒産した。低価格販売+薄利多売のビジネス基盤でコストプッシュ要因が重なるとしまいにこうなるわけでそんなメカニズムは誰でもわかる。実際こういう事例でパンクした企業は珍しくない。傍から見ていると収益管理がなってないということだが、そんなこと現場の経営者はわかっている。

一言で言うと引くに引けなくなるのだ。前進するも停止するも地獄なのであり、その悪夢から解放されるために陥る罠は、更なる値引き販売か手形の割引とか諸支払いの遅延だ。せいぜい出来ることは今回の場合のような現金販売キャンペーンだ。明日を見ることより今日を生きるために今しか見えなくなる。もう自分の力でどうしようもなくなる。ボクシングでいえばノックアウトされるのを待つかTKOで誰かが停めてくれるのを待つだけである。

図々しい性格の経営者はそういう時点でも悪びれず依然として運転手付きのクルマにのったり大きなオフィスを借りていたりする。たいてい大きな会社ではないので、火の車であることは社長と社長に近いもう一人くらいしか知らない。私も幾度かこういう事例を身近に見てきた。こういうヤツばかりでない。ある社長は泣きすがり、ある社長は夜逃げしてまた違う場所で生き返るヤツもいる。ある社長は自ら命を絶った。まじめな社長は、悪い環境になると元気がなくなる。笑いが心から笑っていないなどわかる。ずぶといヤツ、もう詐欺師かペテン師に近いヤツはそういう環境下でもあまり暗くならないでいられる。だいたいが派手で見栄っ張りで有名人や有名企業の重役と知り合いだとかいい、それを嘘だろうが仕事に利用する。(あの関西の学校もそういえば・・)こういう人は気を付けた方がいい。また、泣いて反省したふりして腹で笑っている人もいる。いろいろだ。

さて、5月にダイビングで海外に行く予定で依頼しているある会社がある。一般の渡米などの手配は全て自分でするが、ダイビングは過去と同じ場所に行くことばかりでない上、現地の状況が刻々と変わるので、その地域に強いダイビングツアー会社やショップの情報に頼る方がいい旅ができることが多い。

これまで長らくダイビング関連の旅行はその筋で有名な旅行会社に依頼してきたが、事業分野拡大の反動か、かつて売りとしていたはずのきめ細かさがなくなってきて、今回別の会社に変えてみた。するととてもレスポンスが良く現地との調整や要望もきめ細やかに対応してくれているのでよさそうだなと思ってきた。

ところがその矢先にこの格安旅行会社の倒産でチョット心配になった。できることは実際に航空券・宿の予約がなされているか ネットの評判 ダイビングショップなどに評判を聞き過去のトラブルなどないかの確認、銀行筋の情報などであるがやはりとりあえずやるべきなのが、抜き打ち的にそのオフィスを尋ねて、その会社の実態や不意の来客への対応を目で確かめることだ。これで懸念があると思ったら辞めておく方がいい。早速オフィスを訪問し社長と担当者に会い、細かい話になるので詳細は記載しないが、とりあえず今回は大丈夫そうだと思った。

今回の倒産会社の場合も値引きが異常であり得ない価格だったようだが、一見してわかるそういう歪み?の裏には何かがあるのでは?と疑うべきだ。

とはいえ、社長と会おうが誰と会おうが、話だけで会社の金庫や帳簿、通帳残高などを見て監査したわけでないからホントにセーフかどうかわからない。今回の倒産した企業も日本旅行業界(JATA)に加盟し弁済加入していた。それとて還付額は認証申出額の割合に応じて比例按分した金額になるからほとんど払ったお金は返らないということになる。もうこうなったら賭けしかない。私も驚いたことがあるが、かつてどう見ても潰れると思えない会社がある日倒産し社長が消えたこともあるから。まるで安っぽい映画のような話が実際にあるのだ。

まったく人生一寸先は闇だ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。