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第10回本部幹部会への池田先生のメッセージ

2022年08月28日 | 妙法

第10回本部幹部会への池田先生のメッセージ2022年8月28日

  • 報恩の大道に恐れなし 人間革命の地涌の舞を
友の幸福のため、世界の平和のため、我らは堂々と仏法を語り抜こう!――スピーチする池田先生(1993年4月の全国青年部幹部会、東京の創価国際友好会館〈当時〉で)
友の幸福のため、世界の平和のため、我らは堂々と仏法を語り抜こう!――スピーチする池田先生(1993年4月の全国青年部幹部会、東京の創価国際友好会館〈当時〉で)

 一、それは25年前、仏教源流の天地インドで、各界の識者を前に、私は21世紀を「ニュー・ヒューマニズムの世紀」へと展望する講演を行いました。〈1997年10月、ニューデリーのラジブ・ガンジー財団本部での講演〉

 その折、宗教が独善に陥らないためには、どうすればいいか。それには、「教育」という知性と普遍性の翼を持つことであると申し上げました。子どもたちを伸びやかに幸福へ導き、青年を聡明に育て、人と人を平和に結ぶことこそ、「人間のための宗教」の要件であると提起したのであります。

 うれしいことに、今、インドをはじめ全世界で、地涌の若人が生き生きと躍動し、新たな英知と希望の波また波を起こしてくれています。

池田先生がインドのラジブ・ガンジー現代問題研究所の招請で「『ニュー・ヒューマニズム』の世紀へ」と題して講演。“新たなる人間主義の世紀”への展望を語った(1997年10月、ニューデリーのラジブ・ガンジー財団本部で)
池田先生がインドのラジブ・ガンジー現代問題研究所の招請で「『ニュー・ヒューマニズム』の世紀へ」と題して講演。“新たなる人間主義の世紀”への展望を語った(1997年10月、ニューデリーのラジブ・ガンジー財団本部で)

 一、創価の父・牧口先生は、常々、「行き詰まったら原点に戻れ」と叫ばれました。今、人類が立ち返る原点は何か。それは、「生命」そのものでありましょう。

 この「生命」に本源的な智慧の光を当てている哲理が、法華経の肝要であり、日蓮仏法の真髄である「御義口伝」であります。

 戸田先生と師弟して、まさしく日蓮大聖人から直々に口伝を拝する覚悟で、一文一文、心肝に染め、実践してきた御書です。

 そして、私が学生部の英才たちと「御義口伝」の研鑽を開始して、この8月で60年となります。瞳も凜々しき受講生の心を受け継ぎ、今の学生部・青年部が真剣に「行学の二道」に励む姿が、誠に頼もしい。

御義口伝 「宝塔即ち一切衆生、一切衆生即ち南無妙法蓮華経の全体なり」
全員が知勇兼備のリーダーに!――求道の心を燃やし、いよいよ真剣に「行学の二道」を歩みゆくことを誓った青年たち(東京戸田記念講堂で)
全員が知勇兼備のリーダーに!――求道の心を燃やし、いよいよ真剣に「行学の二道」を歩みゆくことを誓った青年たち(東京戸田記念講堂で)

 「御義口伝」の「生命観」「生死観」「社会観」「宇宙観」が、どれほど深遠であり、どれほど壮大であるか。

 例えば、「妙法蓮華経を見れば、宝塔即ち一切衆生、一切衆生即ち南無妙法蓮華経の全体なり」(新1111・全797)と仰せであります。

 つまり、一人一人の生命の妙法蓮華経を見るならば、法華経で涌出した巨大にして荘厳なる宝塔は即ち一切衆生のことであり、一切衆生は即ち南無妙法蓮華経の全体なのである、と示されております。

 ゆえに、「今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る」我らは、わが心は本来の仏なりと「歓喜の中の大歓喜」(新1097・全788)を漲らせ、人間尊敬の対話で、最極の生命尊厳の宝塔を「二人・三人・百人」と林立させていくのであります。

 そして、「千草万木(千差万別のあらゆる草木)も地涌の菩薩でないものはない」(新1047・全751、通解)と仰せのように、この大宇宙に遍満する、命を育む妙なる慈悲の力用を、我らの題目の響きで一段と強め、地球民族の幸福と平和へ、全てを生かしながら価値創造していくのであります。

創価の師弟は「哲学界の王者」 人間尊敬の対話を 慈悲の価値創造を

 一、確固たる精神の指標が求められてやまない現代にあって、誰もが人間革命し得る真の民衆仏法であり、人類の宿命を転換し得る真の世界宗教である「太陽の仏法」の極理を、創価の師弟は「哲学界の王者」の誇りも高く、いよいよ語り、いよいよ広めてまいりたい。

 この秋には、仏法入門の任用試験が行われます。

 私も多くの求道の友からの要請に応え、「大白蓮華」の11月号から、新たに「御義口伝」の要文の講義を開始したいと思っております(大拍手)。

 一、ここで、私の入信75周年を真心から祝賀してくれた全宝友に感謝を込めて、以前に書き留めた一書を披露させていただきます。

池田先生が揮毫した書「法恩 師恩」。本部幹部会の席上で紹介された
池田先生が揮毫した書「法恩 師恩」。本部幹部会の席上で紹介された

 「法恩」、そして「師恩」であります。

 あいがたき妙法に巡りあえた大恩は天空よりも高く、慈折広宣流布の師弟に生き抜ける大恩は大海よりも深い。そして、異体同心の同志と共に、この恩を知り、この恩に報いんとする一念には、何ものをも勝ち越える勇気と未来の友の道を開く力が尽きることなく湧いてくる。これが、わが不退の75星霜を貫く大確信であります。

 最後に「御義口伝」の一節を拝したい。「『心無所畏(心に畏るるところ無し)』とは、今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と呼ばわるところの折伏なり」(新1066・全765)と。

 この恐れなき折伏精神、威風堂々の学会精神を燃え上がらせ、新時代の山本伸一たちを旗頭に、「人間革命」即「生命ルネサンス」の地涌の舞を誓い合って、メッセージとします。皆、健康第一であれ!(大拍手)

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