「モナ・リザ」はどこで描かれたのか、地質学者がその謎を解明
5/16(木) 15:06配信
ロイターvideo.m3u8.mp4
500年以上も前に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの有名な絵画「モナ・リザ」には、依然として多くの謎が残されているが、そのひとつが背景に描かれた場所はどこなのかという疑問だ。地質学者でルネサンスの専門家であるアン・ピッツォルッソさんは、そこが北イタリアのレッコという町であり、絵に描かれている岩層や地形的な特徴が一致するという。
レオナルド・ダ・ヴィンチが有名なモナ・リザを描いたのは500年以上も前のことだ。この世界で最も有名な絵画には、多くの謎がある。そのひとつは、ダ・ヴィンチがモナ・リザを描いたとき、モデルの女性はどこに座っていたのか、というものだ。
地質学者でルネサンスの専門家であるアン・ピッツォルッソさんは、その場所を北イタリアのレッコという小さな町だと考えている。
地質学者 アン・ピッツォルッソさん
「ダ・ヴィンチがレッコでモナ・リザを描いたのだと思った私は、岩層について詳しく調べた。それが今回の発見につながった」
ピッツォルッソさんによれば、絵に描かれたこのアーチ型の橋は、14世紀のアッツォーネ・ヴィスコンティ橋だという。
モナ・リザの背景の謎を解いたと主張するのはピッツォルッソさんが初めてではない。だがピッツォルッソさんは、地質学から自らの主張を裏付けた。「私にとって橋は、絵画の重要な側面ではない。橋があってもなくてもいいのだが、最も重要なのは周囲の風景だ。他の仮説では、地質学が間違っていた」
ピッツォルッソさんは、レッコの岩層が石灰岩であり、女性の背後に描かれているものと一致することを発見した。
「ここを見ると、このような鋸歯状の山が見える。(中略)絵を見るとアダ川のこの部分が見え、その後ろに別の湖が見える。この絵の、鋸歯状の山の下に完璧に描かれている」
ピッツォルッソさんは、今回の発見がダ・ヴィンチに対する一般の理解を変えることを期待している。
「ルーブル美術館に行くたびに、モナ・リザの絵と矢印があるだけで、この絵がどれほど有名かがわかる。私はダ・ヴィンチととても近い関係にあるので、人々が彼を画家としてだけではなく、地質学者としても見てくれるかもしれないと思うと、とてもうれしく思う」
5/16(木) 15:06配信
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500年以上も前に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの有名な絵画「モナ・リザ」には、依然として多くの謎が残されているが、そのひとつが背景に描かれた場所はどこなのかという疑問だ。地質学者でルネサンスの専門家であるアン・ピッツォルッソさんは、そこが北イタリアのレッコという町であり、絵に描かれている岩層や地形的な特徴が一致するという。
レオナルド・ダ・ヴィンチが有名なモナ・リザを描いたのは500年以上も前のことだ。この世界で最も有名な絵画には、多くの謎がある。そのひとつは、ダ・ヴィンチがモナ・リザを描いたとき、モデルの女性はどこに座っていたのか、というものだ。
地質学者でルネサンスの専門家であるアン・ピッツォルッソさんは、その場所を北イタリアのレッコという小さな町だと考えている。
地質学者 アン・ピッツォルッソさん
「ダ・ヴィンチがレッコでモナ・リザを描いたのだと思った私は、岩層について詳しく調べた。それが今回の発見につながった」
ピッツォルッソさんによれば、絵に描かれたこのアーチ型の橋は、14世紀のアッツォーネ・ヴィスコンティ橋だという。
モナ・リザの背景の謎を解いたと主張するのはピッツォルッソさんが初めてではない。だがピッツォルッソさんは、地質学から自らの主張を裏付けた。「私にとって橋は、絵画の重要な側面ではない。橋があってもなくてもいいのだが、最も重要なのは周囲の風景だ。他の仮説では、地質学が間違っていた」
ピッツォルッソさんは、レッコの岩層が石灰岩であり、女性の背後に描かれているものと一致することを発見した。
「ここを見ると、このような鋸歯状の山が見える。(中略)絵を見るとアダ川のこの部分が見え、その後ろに別の湖が見える。この絵の、鋸歯状の山の下に完璧に描かれている」
ピッツォルッソさんは、今回の発見がダ・ヴィンチに対する一般の理解を変えることを期待している。
「ルーブル美術館に行くたびに、モナ・リザの絵と矢印があるだけで、この絵がどれほど有名かがわかる。私はダ・ヴィンチととても近い関係にあるので、人々が彼を画家としてだけではなく、地質学者としても見てくれるかもしれないと思うと、とてもうれしく思う」