東証大引け 日経平均、小幅続伸 半導体の一角に買い 後場は一時下落
国内株概況
2024年5月15日 15:20
15日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸し、終値は前日比29円67銭(0.08%)高の3万8385円73銭だった。前日に米ナスダック総合株価指数が最高値を更新するなど米ハイテク株高を支えに東エレクなど半導体の一角に買いが入った。半面、日本時間の今夜に米国で重要な経済指標の発表を控えて様子見ムードも広がりやすく、日経平均は朝高後に失速して一時は下落した。
日経平均は朝方に460円ほど上昇した後は伸び悩んだ。後場にかけて一段と上げ幅を縮小して下落に転じる場面もあった。日本時間の今夜には米国で4月の消費者物価指数(CPI)と4月の小売売上高の発表を控えている。米金融政策の先行きを見極めるうえで重要な指標で、内容次第で円相場が大きく動く材料にもなり得る。発表を前に積極的な運用リスクは取りづらく、持ち高整理の売りが出やすかった。決算を受けた個別株の反応もまちまちで、相場全体が上値を追うには力不足だった。
個人投資家などが中心となって日本株の信用取引の買い残高は大きく積み上がっているなか、日経平均が3万8500円を上回ると戻り待ちの売りが出やすかったとの見方もある。
このところ市場には日銀の金融政策が次第に正常化へ向かうとの観測も広がっている。国内金利の先高観から業種別では地銀を中心とした銀行株の上昇が目立った。半面、住友不など不動産株は軟調に推移した。
東証株価指数(TOPIX)は小幅反落した。終値は0.07ポイント(0.00%)安の2730.88だった。JPXプライム150指数は5日続伸し、4.07ポイント(0.34%)高の1197.30で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆141億円、売買高は21億4682万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は482、値下がりは1140、横ばいは29だった。
ソニーG、アドテスト、HOYA、ディスコ、三越伊勢丹が上昇した。一方、ニトリHD、ファナック、KDDI、荏原が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2024年5月15日 15:20
15日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸し、終値は前日比29円67銭(0.08%)高の3万8385円73銭だった。前日に米ナスダック総合株価指数が最高値を更新するなど米ハイテク株高を支えに東エレクなど半導体の一角に買いが入った。半面、日本時間の今夜に米国で重要な経済指標の発表を控えて様子見ムードも広がりやすく、日経平均は朝高後に失速して一時は下落した。
日経平均は朝方に460円ほど上昇した後は伸び悩んだ。後場にかけて一段と上げ幅を縮小して下落に転じる場面もあった。日本時間の今夜には米国で4月の消費者物価指数(CPI)と4月の小売売上高の発表を控えている。米金融政策の先行きを見極めるうえで重要な指標で、内容次第で円相場が大きく動く材料にもなり得る。発表を前に積極的な運用リスクは取りづらく、持ち高整理の売りが出やすかった。決算を受けた個別株の反応もまちまちで、相場全体が上値を追うには力不足だった。
個人投資家などが中心となって日本株の信用取引の買い残高は大きく積み上がっているなか、日経平均が3万8500円を上回ると戻り待ちの売りが出やすかったとの見方もある。
このところ市場には日銀の金融政策が次第に正常化へ向かうとの観測も広がっている。国内金利の先高観から業種別では地銀を中心とした銀行株の上昇が目立った。半面、住友不など不動産株は軟調に推移した。
東証株価指数(TOPIX)は小幅反落した。終値は0.07ポイント(0.00%)安の2730.88だった。JPXプライム150指数は5日続伸し、4.07ポイント(0.34%)高の1197.30で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆141億円、売買高は21億4682万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は482、値下がりは1140、横ばいは29だった。
ソニーG、アドテスト、HOYA、ディスコ、三越伊勢丹が上昇した。一方、ニトリHD、ファナック、KDDI、荏原が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕