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米利下げ遅れ可能性無視の株式市場に警鐘-JPモルガンのマテイカ氏 2024年4月2日 21:47 JST

2024-04-02 22:01:12 | 日記

米利下げ遅れ可能性無視の株式市場に警鐘-JPモルガンのマテイカ氏

  • S&P500種は昨年10月の安値から約30%上昇
  • 利下げ時期の予想は3月から6月に先送りされている
 

株式市場と米金利見通しの間のギャップが広がっていることは憂慮すべき兆候だと、JPモルガン・チェースストラテジストが警鐘を鳴らした。

  米国株は昨年10月の安値から約30%上昇し、連邦準備制度の利下げ時期予想が何度も先送りされる中でも上昇を続けている。スラフ・マテイカ氏率いるストラテジストは「株価は直近の転換を無視しているが、これは間違いかもしれない」と2日のリポートに記している。

  JPモルガンの債券ストラテジストらは今年後半に債券利回りが低下すると予想しており、マテイカ氏は「債券市場にもインフレリスクについての大きな油断がある」との見方だ。

  インフレスワップが上昇すれば、利下げがさらに後ずれする可能性がある。一方、S&P500種株価指数は最近の債券利回りの急上昇にもかかわらず上昇を続けており、大きなギャップが生じている。

Disconnect Between Fed Funds Futures and S&P 500 | Stocks have brushed off the repricing of rate-cut expectations
 
 

  S&P500種は今年、メガキャップやテクノロジー株を中心に上昇を続けている。景気は底堅く推移し、インフレ率は低下傾向にある。それでも、最初の利下げ時期の予想は3月から6月に先送りされ、6月利下げの確率も50%程度にとどまっている。

  マテイカ氏は、利下げ見通しと株式相場のギャップを埋めるには好収益が必要だが、2024年の業績予想はまだ引き上げられていないと指摘した。

原題:JPMorgan’s Matejka Warns About Stocks Ignoring Later Rate Cuts、JPMorgan Strategists See Gap Between Fed Expectations and Stocks(抜粋)

 

 
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ドイツ、3月のCPI速報値は前年比2.3%上昇-市場予想下回る 2024年4月2日 21:48 JST

2024-04-02 22:00:12 | 日記

ドイツ、3月のCPI速報値は前年比2.3%上昇-市場予想下回る

 

ドイツのインフレ率は3カ月連続の低下となり、欧州中央銀行(ECB)が6月に金利を引き下げ始めるとの期待を後押しした。

  ドイツ連邦統計庁が2日発表した3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比2.3%。2月の2.7%から低下し、ブルームバーグが調査したエコノミスト予想中央値の2.4%を下回った。

  食品価格がこの低下に大きく寄与した。

German Inflation Continues Its Slowdown
 
 

  3月29日に報告されたフランスのインフレ率も低下した一方で、イタリアとスペインではインフレが加速。2%のインフレ目標達成への道筋は平たんではないとの政策当局者の警告が裏付けられている。

  ただ、ユーロ圏は全般的にインフレ低下が進みつつあり、ECBが6月の利下げ開始に向けた地ならしをすることを可能にしている。3日に発表される3月のユーロ圏インフレ率は2.5%への低下が見込まれている。

原題:German Inflation Slows Further as ECB Readies June Rate Cut(抜粋)

(詳細を加えます)
 
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楽天Gがドル建て社債を再び発行へ、償還資金12.5億ドル-関係者 2024年4月2日 7:08 JST 更新日時 2024年4月2日 11:22 JST

2024-04-02 21:58:26 | 日記

楽天Gがドル建て社債を再び発行へ、償還資金12.5億ドル-関係者

更新日時 
  • 投資家会議をNY時間1日午前に開催、週内にも条件決定する見通し
  • 年内およびその後に償還期限を迎える社債の買い戻しに充当予定
 

楽天グループがドル建て社債の発行を検討している。事情に詳しい複数の関係者によると、5年債12億5000万ドル(約1895億円)相当を発行し、巨額の社債償還に向けた資金確保を進める。

  楽天Gの広報担当者はブルームバーグの取材に、ドル債発行を検討しており、決まり次第開示するとコメントした。金額などの条件はマーケットの需要に応じて決定されると述べた。関係者によると、発行条件は今週中にも決まる見通しだ。

  今年1月に起債した18億ドルの3年債に続くドル債となる。当時は日本で上場する事業会社のドル債として過去最高の利回り12.125%で発行していた。関係者によれば、投資家向けのオンライン会議がニューヨーク時間1日午前11時(日本時間2日午前0時)に開かれ、10%台半ばの利回りが話し合われたという。

Inside Rakuten Optimism Event
モバイル事業の黒字化を目指す楽天G
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  非公開情報を理由に関係者1人が匿名を条件に語ったところでは、新たに調達する資金は、年内およびその後に償還期限を迎える社債の買い戻しに充てる。

  りそなアセットマネジメントの藤原貴志債券運用部長兼チーフファンドマネジャーは、2025年にかけて7000億円規模の社債償還を控え、楽天Gは資金調達に「本腰を入れ始めている」とし、ドル債発行を「前向きな印象だ」と評価した。

  S&Pグローバル・レーティングは2日、今回債の格付けを楽天Gの長期発行体格付けと同じ「BB」にしたと発表。25年2月と6月に期日が到来する総額4000億円の国内社債の償還へ備えが進むことで、流動性は「一定程度改善する」と分析した。

  起債の主幹事を務めるゴールドマン・サックス・グループの担当者にもコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

  ブルームバーグのデータによると、前回1月債の価格は足元で106セント付近で推移し、投資家の需要が強いことを示す。一方、信用リスクを表すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は2月に22年以来の低水準まで下落した後、上昇に転じ、資金繰りに対する懸念が高止まりしていることを示唆している。2日の株式市場で楽天G株は一時4.4%下落した。

  楽天Gは事業効率化にも取り組んでおり、1日には楽天銀行や楽天カードを含むフィンテック事業全体を1つのグループに集約する組織再編を想定し、協議を開始することで合意したと発表した。

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(投資家コメントなどを追加して全体的に再構成しました)
 
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東証大引け 日経平均は反発 半導体に買い、国内勢の「益出し」は重荷 国内株概況 2024年4月2日 15:39

2024-04-02 21:55:23 | 日記

東証大引け 日経平均は反発 半導体に買い、国内勢の「益出し」は重荷

 

2日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比35円82銭(0.09%)高の3万9838円91銭だった。1日の米市場でハイテク株の上昇が目立ち、東京市場でも東エレクなど半導体関連に買いが波及した。日経平均の上げ幅は300円を超え、節目の4万円を上回る場面もあった。ただ、国内機関投資家が含み益のある保有株を売却する「期初の益出し」の動きは前日に引き続き、相場の重荷だった。売りが強まる場面では日経平均は一時、下げに転じた。

前日の米半導体株高などを受け、一部の海外投資家が日本の主力株に買いを入れる動きが相場を下支えした。外国為替市場での円安・ドル高の進行も、輸出関連の一角の支えとなった。中小型株の下落が目立つなかで、主力大型株で構成する「TOPIXコア30」は相対的に堅調に推移した。

午後に日経平均は前日比95円安(0.23%安)の3万9707円まで下げる場面があった。東証プライム市場では8割以上の銘柄が下落するなど、株価指数に連動するパッシブ投資家の益出しがきょうも続いているとの見方があった。国内機関投資家が運用指標とする東証株価指数(TOPIX)は続落し、終値は6.77ポイント(0.25%)安の2714.45だった。チャート上で下値支持とみられていた25日移動平均(2720近辺、2日時点)を下回って終えた。

JPXプライム150指数は続落し、2.16ポイント(0.18%)安の1186.89で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆4002億円、売買高は17億3605万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は286。値下がりは1344、横ばいは22だった。

トレンド日東電工富士フイルムが上げた。一方、ファナック中外薬テルモは下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース 2024年4月2日 6:00 JSTブルームバーグ

2024-04-02 06:47:39 | 日記

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

  • ISM製造業指数が予想上回る拡大、レイオフなき買収を正式約束
  • テスラに悪いニュースか、バイデン氏支持率、イラン大使館を空爆
 

米財務長官として世界を飛び回るジャネット・イエレン氏。旅先ではその土地ならではの料理に舌鼓を打ちたいというこだわりを持っているようです。ノースカロライナ州で知事との昼食会がキャンセルになった際には、自分でレストランを探す積極さも。「ピッツバーグでダイナーの主人とおしゃべりしたり、ミルウォーキーでチーズカード(熟成させないチェダーチーズ)に挑戦したり、東京で人気の居酒屋に立ち寄ったり、カジュアルな場で人々と知り合い、地元の名物を味わうことを大いに楽しんでいる」とブルームバーグとのインタビューで気さくな一面をのぞかせました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

予想上回る活動拡大

米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業総合景況指数は、前月比2.5ポイント上昇の50.3。エコノミスト予想の全てを上回り、2022年9月以来の活動拡大を示した。生産の急回復と需要増が寄与した。一方、仕入れ価格も上昇し、22年7月以来の高水準。原材料などの投入コストが上昇し、インフレ圧力の根強さが示唆された。これを受けて、金利スワップ市場では6月の利下げ開始確率が一時50%を下回った。年内の米利下げ幅の織り込みは65bp未満となり、米金融当局自身の見通しよりも小さい。

レイオフなき買収へ

米USスチールの買収を計画している日本製鉄は、支出や雇用に関する正式なコミットメントを全米鉄鋼労働組合に提出した。買収への支持構築を目指し、以前の会合で約束した内容を文書化した「二者間合意」案を先週提示。関係者2人および、ボブ・ケーシー、ジョン・フェターマン両上院議員宛ての書簡で明らかになった。書簡によれば、これには14億ドルの追加設備投資に加え、今回の買収に起因するレイオフも、既存の労使協約期間におけるレイオフも実行しないことが含まれる。現在の労使協約は2026年に期限切れとなる。

テスラに暗い節目か

米テスラを悪いニュースが待ち受けているかもしれない。電気自動車(EV)需要の減退と金利上昇に打撃を受けている同社は今週、四半期納車台数を発表する。ブルームバーグが調査したアナリストの平均予想では、1-3月(第1四半期)の納車台数は45万3946台。昨年10-12月(第4四半期)比で6%余り減少することになる。市場が注視しているのは23年1-3月期の42万2875台を上回り、20年4-6月(第2四半期)以来の前年同期比での減少を回避できるかどうかだ。

Z世代の支持率低下

ギャラップがまとめた最近データでは、18歳から29歳の米有権者は経済を最大の懸念事項に挙げる傾向が高く、その率は高齢者の2倍を超えている。すべての有権者が2020年の大統領選の時よりも経済を憂慮しているが、悲観論は30歳未満で最も急増。その懸念は世論調査にも反映されている。ブルームバーグ・ニュース/モーニング・コンサルタントの3月調査によると、激戦州の18歳から34歳の有権者の間では、トランプ氏が支持率47%で、40%のバイデン大統領をリード。前回選挙ではバイデン氏が30歳未満の有権者から61%の支持を獲得していた。

イラン大使館を空爆

イスラエルが在シリアのイラン大使館を空爆し、軍司令官を含む多数の死者が出たと、イランとシリアの国営メディアが報じた。長年の敵対関係にあるイスラエルとの緊張が高まっている。報道によると、イスラム革命防衛隊とつながりがあるイランの軍司令官らが殺害された。イラン大使館の建物は破壊されたとしている。イランのアブドラヒアン外相は、イスラエルはこの攻撃がもたらす影響に責任を負うべきだと主張した。

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