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日銀会合を世界が注視-マイナス金利終了、まだ先の見通し 2023年12月17日 8:39 JSTブルームバーグ

2023-12-17 11:33:12 | 日記

日銀会合を世界が注視-マイナス金利終了、まだ先の見通し
Brian Fowler、Craig Stirling
2023年12月17日 8:39 JSTブルームバーグ

マイナス金利脱却プロセス、始まっているが終了までには長い道のり
マイナス金利終了でも依然として政策は全般的に刺激的と強調へ

世界中が18、19両日開かれる日本銀行の金融政策決定会合を注視している。日銀の植田和男総裁は世界で最後まで残るマイナス金利体制を終わせようと取り組んでいるものの、今回の会合ではそうならない公算が大きい。

  事情に詳しい複数の関係者への取材で分かっているのは、賃金と物価の好循環の実現に向けた十分な確証が得られていないため、マイナス金利やイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃などを今月急ぐ必要はほとんどないという日銀の認識だ。

Rock Bottom

Japan's interest rates have hovered around zero for a quarter century

Source: Bloomberg, BOJ, Fed, ECB

Note: BOJ used various policy rates in period and sometimes focused on QE



  そのため日銀ウオッチャーは、賃上げを巡る展望や賃金環境の改善が消費や需要主導のインフレを促進する見通しについての手がかりを求め、日銀の声明や植田総裁の発言を詳しく検証するだろう。

  ブルームバーグがエコノミスト52人を対象に1-6日に実施した調査によると、日銀が現在マイナス0.1%の短期政策金利を引き上げる時期は、来年4月の会合までの予想が67%となっている。

関連記事:

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日銀マイナス金利の早期解除観測強まる、来年4月まで7割-調査
【コラム】日銀の教訓、「-0.1」をどう導くか-モス&リーディー

  ブルームバーグ・エコノミクス(BE)の木村太郎シニアエコノミスト(日本担当)はリポートで、植田総裁は前任者から引き継いだ刺激策からの脱却に向け、政策レビューと考え抜かれたシグナル伝達によって、市場に十分な事前準備をさせながら非常に慎重に動くだろうとBEは主張してきたと触れた上で、こうしたプロセスは明らかに始まっているが、終了までには長い道のりがあると指摘した。

  米連邦準備制度が2024年に利下げすると市場に強く示唆したことで、日銀のミッションは表面的には少し厄介に見えるかもしれない。

  忘れてはならないのは、日銀には景気抑制的な金利設定をするつもりがないことだ。マイナス金利を終わらせる場合でも、依然として政策は全般的に刺激的だと植田総裁は強調するだろう。

Central Bank Rate Decisions This Week

Source: Bloomberg

Note: Mapped data show rate decisions scheduled for distinct central banks

原題:BOJ Isn’t Ready for Requiem to Negative-Rate Era: Eco Week Ahead (抜粋)

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米ドル/円は、146円台の26週移動平均線が決壊! ユーロ/円は150円割れへ! 12/16 16:07 配信 ザイFX!

2023-12-17 08:52:51 | 日記
米ドル/円は、146円台の26週移動平均線が決壊! FOMCは、米国の利上げキャンペーン終了を明確に示唆。ECBの連続利下げも織り込み始め、ユーロ/円は150円割れへ!
12/16 16:07 配信 ザイFX!

米ドル/円 週足 (出所:TradingView)

米国10年債利回り 日足 (出所:TradingView)

金利先物市場における織り込み度 ※執筆者提供のデータをもとにザイFX!編集部が作成

ユーロ/円 日足 (出所:TradingView)

米ドル/円は146円台の26週移動平均線を明確に割り込み調整局面入り
 みなさん、こんにちは。

 先週のコラムで、神田シーリング(@152.00円)を超えられなかった米ドル/円は146円台の26週移動平均線を明確に割り込めば下落が加速、とご紹介させていただきました。

 今週のマーケットはその26週移動平均線を明確に割り込んで、米ドル/円は大きく値を下げています。

 今週米ドルが下げた要因は、本日(日本時間12月14日)未明に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)。

 FOMCは主要政策金利を2001年以来の高水準で据え置くことを全会一致で決定。金利据え置きは3会合連続です。




米国の利上げキャンペーンは終了! 米国株急騰、米ドル全面安に
 一方、2024年に合計で0.75ポイントの利下げ(予測中央値)を実施するとの見通しも示しました。


 これで積極的な利上げキャンペーンが終了したシグナルを明確に発したことになります。






 マーケットはこの「積極的な利上げキャンペーンが終了した」シグナルを重視。米10年債利回りは一気に4.00%割れまで急落。10月23日には一時5.0187%まで上げていたので2カ月弱で1.00%急落したことになります。

 米金利の急低下により、米国株急騰、米ドル全面安の展開です。

 個人的には米ドル/円は神田シーリング(152.00円)を超えられず、ダブルトップを形成。調整局面入りしたという考えは変えていませんが、米金利先物による米国の利下げの織り込み方が急激なこと、それに呼応して米ドル/円があっさり10円急落したことで、ここから先の米ドル/円は一方的に急落するわけではなく、乱高下しながら値を下げる可能性が高いと想定しています。

2024年のECBの連続利下げも織り込み始めた! 
 米ドル/円が値を下げると同時にこのコラムで注目しているユーロ/円も一時153.23円まで急落しています。

 ユーロの下落に拍車をかける利下げについて、12月7日のコラムから抜粋します。

2023年12月7日(木)公開のコラムから一部抜粋
これに加え、来年(2024年)のECB(欧州中央銀行)による連続利下げが急速に織り込まれ始めたことが、ユーロの下落に拍車をかけています。金利先物市場では現在、2024年にECBが6回の0.25ポイントの利下げをおこなうことを織りこみつつあります。合計で1.5ポイントの利下げが実際に実施されれば、中銀預金金利は2.5%へ低下することになり、利下げが第1四半期(1月~3月)に始まる確率も、約80%となっています。

 今晩(12月14日)、注目のECB理事会が開催されますが、金利先物市場では「2024年合計で1.5ポイントの利下げが実際に実施され、中銀預金金利は2.5%へ低下すること」をフルに織り込んでいます。

ユーロ/円はサポートを明確にブレイク、150円割れへ

 ユーロ/円は 先週のコラムで取り上げていたサポートラインである157.00円を明確にブレイク。

 ドル金利の連続利下げ予測で総じて米ドルは安いのですが、ECBも連続利下げが予想されているため、ユーロ/円の下落幅拡大に注目しています。

 150円に向けて急速に値を下げているユーロ/円に注目です。

ザイFX!

楽観相場に傾く市場 米金利低下し株急騰、インフレ懸念 マーケット 2023年12月17日 2:00

2023-12-17 08:50:52 | 日記
楽観相場に傾く市場 米金利低下し株急騰、インフレ懸念
マーケット
2023年12月17日 2:00

米利上げが事実上終結し、米金利高を起点としてきた相場環境が一変した。米金利の急低下に伴い主要国の6割で長期金利は2022年末を下回る水準まで下がり、株式などリスク資産の上昇につながっている。過度な利下げを織り込んだ「楽観相場」はインフレ再燃などの危うさもはらみ、持続力には不透明感が漂う。

15日の米長期金利は前日比横ばいの3.91%で取引を終えた。