東証大引け 続落 休場前に持ち高縮小、年間では28%上昇
国内株概況
2023年12月29日 15:25
大納会を迎えた29日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比75円45銭(0.22%)安の3万3464円17銭だった。東京市場は29日が今年最後の取引となり、年末年始の休場前に買いの持ち高を縮小する動きが優勢だった。前日の米ハイテク株安も重荷となり、日経平均は午後に200円あまり下げる場面があった。
28日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や主要半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は下落して終え、国内でも東エレクなど半導体関連に売りが出た。
日経平均は午後に下げ幅を一段と拡大した。株価指数先物への売り圧力が強まり、指数寄与度の大きいファストリなど現物株が下落した。きょうは休暇をとっている市場参加者が多かったとみられ、薄商いのなかで持ち高調整の売りが断続的に出て、値が振れやすかった面もあった。
日経平均は年間では7369円67銭(28.24%)上昇した。年間上昇率は2013年(57%)以来、10年ぶりの大きさ。年末時点の水準としては1989年に次ぎ2番目に高い水準だった。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は4.37ポイント(0.19%)高の2366.39だった。JPXプライム150指数は続落し、0.09ポイント(0.01%)安の1062.31で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆818億円、売買高は12億8510万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は544。値上がりは1050、横ばいは64だった。
ファナックやリクルート、ネクソンが下落した。一方、任天堂は16年ぶりに上場来高値を更新した。楽天グループや日本取引所も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年12月29日 15:25
大納会を迎えた29日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比75円45銭(0.22%)安の3万3464円17銭だった。東京市場は29日が今年最後の取引となり、年末年始の休場前に買いの持ち高を縮小する動きが優勢だった。前日の米ハイテク株安も重荷となり、日経平均は午後に200円あまり下げる場面があった。
28日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や主要半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は下落して終え、国内でも東エレクなど半導体関連に売りが出た。
日経平均は午後に下げ幅を一段と拡大した。株価指数先物への売り圧力が強まり、指数寄与度の大きいファストリなど現物株が下落した。きょうは休暇をとっている市場参加者が多かったとみられ、薄商いのなかで持ち高調整の売りが断続的に出て、値が振れやすかった面もあった。
日経平均は年間では7369円67銭(28.24%)上昇した。年間上昇率は2013年(57%)以来、10年ぶりの大きさ。年末時点の水準としては1989年に次ぎ2番目に高い水準だった。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は4.37ポイント(0.19%)高の2366.39だった。JPXプライム150指数は続落し、0.09ポイント(0.01%)安の1062.31で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆818億円、売買高は12億8510万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は544。値上がりは1050、横ばいは64だった。
ファナックやリクルート、ネクソンが下落した。一方、任天堂は16年ぶりに上場来高値を更新した。楽天グループや日本取引所も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕