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円上昇基調は終わりに近づいている可能性-ジェフリーズのベクテル氏 2023年12月27日 7:06 JSTブルームバーグ

2023-12-27 09:08:26 | 日記

円上昇基調は終わりに近づいている可能性-ジェフリーズのベクテル氏
Anya Andrianova
2023年12月27日 7:06 JSTブルームバーグ

機関投資家が円に強気になると下落に転じた過去1年間の例を指摘
円は今年G10通貨で最悪のパフォーマンス-対ドルで約8%の下落


円上昇に賭ける為替トレーダーに対し、そうした流れに心を奪われることがないよう、ジェフリーズの外国為替グローバル責任者ブラッド・ベクテル氏(ニューヨーク在勤)は警告している。

  円は対ドルで11月の安値からは6%余り上昇している。だが、過去の事例を参考にすれば、円のポジショニングは上昇基調が終わりに近づいているとのシグナルを発していると、ベクテル氏は指摘する。過去1年間を振り返ると、機関投資家が円に強気になると、その後すぐに下落に転じているのが分かるためだという。

  ベクテル氏は調査リポートで、「これは信じ込もうとしているマーケットだ」とコメントした。これに先立ち発表された米商品先物取引委員会(CFTC)のリポートによれば、資産運用会社は19日までの1週間に円売り持ちから、5月以来初となる買い持ちに転じた。

  世界の他の主要国・地域の中央銀行が利下げに転じようとしている状況にあって、日本銀行はマイナス金利解除の方向にあり、強気派は円上昇に期待を寄せている。

  ベクテル氏はCFTCのリポート内容に関し、「どちらかといえば今年1月と3月に目にしたように、完了に近づきつつあることを示唆している可能性がある」との見解を示した。

  円が1月初めに上昇した後、資産運用会社は弱気から強気に転じた。しかし、その後の数週間に円は約8%下落し、3月にも同様のシフトが見られた。

Rally May Fizzle Out | Yen has slumped after real money turned bullish this year



  2023年に予想されていた円急伸は実現せず、むしろ下落に見舞われた。円は今年、対ドルで約8%下げ、G10通貨の中で最悪のパフォーマンスとなっている。

  ただ、過去3年の下落基調を経て、来年には円が上昇に向かうとの予想が再び浮上している。日銀はマイナス金利解除に近づいていることを示唆しているものの、早期の政策転換の期待を押し返すととともに、具体的な時期について何ら明確にしておらず、投資家は緊張状態に置かれている。

  ベクテル氏は、円に強気であるならば、スイス・フランを対円でショートにするよう勧めている。

原題:Yen Rally Looks Fragile to Jefferies as Money Managers Pile In(抜粋)

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【NQNニューヨーク=矢内純一】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、3連休前の前週末と比べて159ドル36セント(0.42%)高の3万7545ドル33セントで終えた。米国のインフレ鈍化を受け、米連邦準備理事会(FRB)が2024年前半にも利下げに転じるとの観測が投資家心理を支えた。19日に付けた過去最高値(3万7557ドル92セント)を上回る場面があったが、引けにかけてやや伸び悩んだ。

前週発表の11月の米個人消費支出(PCE)物価指数は米国のインフレの鈍化を改めて示した。年末で目新しい取引材料に欠けるなか、FRBが24年に利下げを開始するとの見方が引き続き株買いを促した。

ダウ平均は前週まで8週連続で上昇した。ニューブリッジ・セキュリティーズのドナルド・セルキン氏は「(運用成績を良く見せるための)年末のお化粧買いが見込まれ、下がりにくい相場だ」とみていた。

半面、短期的な株式相場の過熱感や高値警戒感が意識された。主力銘柄の一部には持ち高調整や利益確定の売りが出て、午前のダウ平均は上値が重くなる場面があった。

個別では、製造拠点拡大のためにイスラエル政府の補助を受けると伝わった半導体のインテルが5%高で終えた。建機のキャタピラー、工業製品・事務用品のスリーエムなど景気敏感株も買われた。半面、スマートフォンのアップルと小売りのウォルマートが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。前週末比81.600ポイント(0.54%)高の1万5074.573と、22年1月以来の高値で終えた。電気自動車のテスラと半導体のエヌビディアが上昇した。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も3日続伸した。前週末比20.12ポイント(0.42%)高の4774.75と、22年1月以来の高値で終えた。