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【米国市況】ナスダック100指数、過去最高値-ドル上昇し142円台前半 2023年12月16日 6:56 JSTブルームバーグ

2023-12-16 20:31:02 | 日記

【米国市況】ナスダック100指数、過去最高値-ドル上昇し142円台前半
Cristin Flanagan
2023年12月16日 6:56 JSTブルームバーグ

FRBのハト派シフトが影響、NY連銀総裁らの発言後もリスクオン
30年債利回り一時4%割れ、原油は不安定な値動き-金反落



The Nasdaq MarketSite in New York, US, on Friday, Oct. 27, 2023. Photographer: Stephanie Keith/Bloomberg

米国株式市場のS&P500種株価指数は前日比ほぼ変わらず。今週はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が積極的な金融引き締めが終了に近づいていることを示唆。株式と米国債市場のリスク志向を高めた。

FOMC、3会合連続で金利据え置き-24年に複数回利下げを予想 (3)
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4719.19 -0.36 -0.01%
ダウ工業株30種平均 37305.16 56.81 0.15%
ナスダック総合指数 14813.92 52.36 0.35%

  最新の連邦公開市場委員会(FOMC)予測は、来年に3回の利下げを見通す内容だった。ハイテク株の比重が高いナスダック100指数はこの日、2年ぶりに終値ベースで最高値を更新。S&P500種とナスダック100はいずれも週間ベースで7週連騰。

Nasdaq 100 Rallies to Record | Fed pivot fuels bull run in stocks
ナスダック100指数
出所:ブルームバーグ

  ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は経済専門局CNBCとのインタビューで、金利を3月にも引き下げることを考え始めるのは早過ぎると述べたが、リスクオンの流れを止めるには至らなかった。

  エバコアのクリシュナ・グハ副会長はニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁による発言について、「数年かけてゆっくりと正常化していく軌道への誘導が目的だと考えている。3月にも利下げ開始という市場観測を押し返す意図もあるだろう」と述べた。同氏は利下げが始まるのは5月か6月になる可能性が高いとみている。

  アトランタ連銀のボスティック総裁はロイターに対し、来年後半に2回の利下げしか予測していないと発言。金利スワップ市場では来年に最多6回の利下げが織り込まれている。

  ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したメリルリンチの元トレーダー、トム・エッセイ氏は「S&P500種株価指数は2カ月足らずで10%超上昇してきたため、何らかの消化が必要だ」と指摘。「それは近いうちに実現する可能性が高い。特にFRB当局者らが向こう1、2週間内に市場の熱気を言葉で押し戻すようなことがあれば、なおさらだ」と述べた。

  個別銘柄ではドキュサインが一時15%急伸。事業売却を検討するためアドバイザーと協力していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。また海運大手のマースクが紅海航行を見合わせるよう全船舶に指示したことを受け、マースクや独ハパックロイド、イスラエルのジム・インテグレーテッド・シッピングなど海運株が欧米株式市場で急伸した。
米国債

  米国債市場は静かな取引。経済データへの反応は限定的だった。ニューヨーク連銀総裁の発言後は一時的に売りがかさんだが、すぐに落ち着きを取り戻した。欧州国債市場のブルフラットニングに続き、米国債も長期債がアウトパフォームした。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 4.01% -2.3 -0.58%
米10年債利回り 3.91% -0.8 -0.20%
米2年債利回り 4.45% 5.9 1.34%
米東部時間 16時55分

  10年債利回りは一時約2bp下げる画面もあった。30年債利回りも下げ、一時4%を下回った。来年の早期利下げ観測に否定的なニューヨーク、アトランタ両連銀の総裁発言を受け、期間の短い債券が比較的軟調となった。

  BMOファミリー・オフィスのキャロル・シュライフ最高投資責任者(CIO)は「債券利回りは今年、著しく変動性が高かった。金利のニューノーマルがどういう水準になるのか、市場参加者が探っていたからだ」と指摘。「10年債利回りの長期的なニューノーマルは、4%から4.5%の間ではないかと当社はみている」と述べた。
外為

  外国為替市場のドルは上昇。ニューヨークなど地区連銀の総裁発言で、将来の利下げ期待が後退した。資源国通貨が再び堅調。金属価格の上昇と、中国の景気刺激措置が好感された。ユーロはドイツとフランスの購買担当者指数(PMI)悪化を嫌気して下落。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1226.42 4.55 0.37%
ドル/円 ¥142.17 ¥0.28 0.20%
ユーロ/ドル $1.0895 -$0.0098 -0.89%
米東部時間 16時55分

  ウィリアムズ総裁から市場の熱狂を冷まそうとするような発言があったものの、今週明らかになったFRBのトーンは欧州中央銀行(ECB)よりハト派的だった。ECB政策委員会メンバーのミュラー・エストニア中銀総裁は、ECBが来年上期に利下げを開始することに賭けるなら、市場は先走りすることになるとの考えを示した。ラガルド総裁は「利下げについては全く議論しなかった」と述べた。

  スイスクオートのシニアアナリスト、イペック・オズカルデスカヤ氏は「強じんな米経済がハト派的な姿勢を取り、衰退する欧州経済がタカ派的な立場に固執している。そのコントラストは何かが間違っているという印象を与えている」と述べた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、週間では1.4%下落。ノルウェー・クローネは同4.2%上げた。

  S&Pグローバルが発表した米国の12月サービス業PMI速報値は予想を上回った一方、同製造業PMI速報値は予想に届かなかった。

  ドルは対円で0.7%のレンジで取引された。週間では1.9%下げ、2020年5月以来の5週連続安。1週間ベースのボラティリティーは17.2%。19日の日銀政策会合では政策据え置きが広く予想されているが、マイナス金利政策が終了に向かっていることを示唆するとの臆測が広がっている。

  対ドルでのユーロは週間で1.3%上昇した。

ユーロ圏PMI、さらに悪化-景気後退入りの確率「極めて高い」
原油

  ニューヨーク原油先物相場は小反落。来年の米政策金利見通しを意識した売り買いが交錯し、日中は不安定な値動きとなった。週間ベースでは8週間ぶりの上昇。

  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は早い時間帯には買われていた。ただ、ニューヨーク連銀総裁が来年3月の利下げについて考えるのは「時期尚早」と語った後は急失速し、一時1.8%安まで下げる場面もあった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比15セント(0.2%)安の1バレル=71.43ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は6セント下げて76.55ドル。


  ニューヨーク金相場は反落。米金融当局者の発言に敏感に反応した。

  スポット価格は早朝の時間帯には上昇していたが、 ニューヨーク連銀総裁の発言を受けて来年早期の米利下げ観測が後退し、売りが優勢となった。さらに午後にアトランタ連銀総裁の発言が伝わると下げ足を速めた。

  積極的な利下げとなれば利息を生まない金の妙味は相対的に高まることになるため、利下げ見通しの後退は金相場には弱材料となる。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比9.20ドル(0.45%)安の1オンス=2035.70ドルで取引を終えた。

原題:Nasdaq 100 Caps Pivotal Fed Week at Record High: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Mixed, Flatter; Core European Rates Lead Price Action(抜粋)

Dollar Trims Week’s Slump as Rate Cut Bets Recoil: Inside G-10(抜粋)

Oil Swings as Hawkish Fed Comments Rein in Crude’s Relief Rally(抜粋)

Gold Trims Weekly Gain as Market Rethinks Fed Pivot to Easing(抜粋)





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米国株、ダウ7日続伸し56ドル高 景気の楽観が支え ナスダック続伸 米国・欧州株概況 2023年12月16日 6:59

2023-12-16 07:00:47 | 日記
米国株、ダウ7日続伸し56ドル高 景気の楽観が支え ナスダック続伸
米国・欧州株概況
2023年12月16日 6:59

【NQNニューヨーク=川上純平】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、前日比56ドル81セント(0.15%)高の3万7305ドル16セントで終えた。連日で最高値を更新した。米景気の先行きに対する楽観的な見方を背景に買いが続いた。もっとも、高値警戒感から利益確定売りも出やすく、ダウ平均は下げる場面もあった。

米連邦準備理事会(FRB)が来年に利下げに転じるとの見方が引き続き相場を押し上げた。足元にかけては消費や雇用の堅調さを示す経済指標が目立ち、米景気の先行き不安は薄れている。相場の先高観が強く、上昇に乗り遅れまいとする買いが入った。

もっとも、米株相場の上値は重かった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日に米CNBCの番組で、FRBの金融政策について「我々は物価上昇率を2%に戻すために引き締めが十分かどうかという問題に集中している」と述べた。24年3月に利下げする可能性について問われると「考えることすら時期尚早だ」との認識を示し、市場の早期利下げ観測をけん制した。

市場では早ければ3月に最初の利下げがあるとの見方が広がっていたが、ウィリアムズ氏の発言を受けて前のめり気味の期待が修正された。アトランタ連銀のボスティック総裁もロイター通信のインタビューで、物価上昇率の伸びが鈍れば「24年7~9月のどこか」で利下げを開始する可能性があると述べた。これも早期の利下げ観測の後退につながった。

航空機のボーイングや半導体のインテル、顧客情報管理のセールスフォースが上昇した。半面、通信のベライゾン・コミュニケーションズや医薬品・医療機器のジョンソン・エンド・ジョンソン、外食のマクドナルドは下げた。

ダウ平均は週間で1057ドル上げた。上げ幅は11月第1週以来の大きさ。7週連続の上昇は、19年2月にかけての9週連続以来の記録となる。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は7日続伸した。前日比52.361ポイント(0.35%)高の1万4813.920と22年1月以来の高値で終えた。半導体のエヌビディアや電気自動車のテスラが上昇した。

多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数は7営業日ぶりに反落し、前日比0.36ポイント安い4719.19で終えた。週間では2.5%上げ、7週連続で上昇した。17年11月にかけての8週連続以来の長期連騰となった。

来年早期の米利下げ観測、FRB当局者2人が冷や水-市場をけん制 2023年12月15日 22:58 JST 更新日時 2023年12月16日 6:00 JSTブルームバーグ

2023-12-16 05:59:50 | 日記

来年早期の米利下げ観測、FRB当局者2人が冷や水-市場をけん制
Craig Torres
2023年12月15日 22:58 JST 更新日時 2023年12月16日 6:00 JSTブルームバーグ

ウィリアムズNY連銀総裁、3月利下げについて話すのは「尚早」
ボスティック総裁:来年の利下げは2回、開始は第3四半期-報道


米金融市場では、早ければ来年3月といわれる利下げ観測が高まっているが、15日は米金融当局者2人がこれに否定的な見解を相次ぎ示した。

  ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は経済専門局CNBCとのインタビューで、金融当局の関心事はインフレ率を2%に下げるために金融政策が十分に景気抑制的かどうかであり、金利を3月にも引き下げることを考え始めるのは早過ぎると述べた。

ウィリアムズNY連銀総裁、3月利下げについて話すのは「尚早」

  アトランタ連銀のボスティック総裁はロイター通信とのインタビューで、来年2回の利下げを予想したが、始まるのは第3四半期になるとの見方を示した。

ボスティック総裁:来年2回利下げ、3Q開始の可能性高い-ロイター

  ウィリアムズ総裁は「利下げについて協議しているというほどでもない」と発言。来年3月の利下げについて考えるのは「時期尚早」だと述べた。

  LHマイヤー/マネタリー・ポリシー・アナリティクスのエコノミスト、デレク・タン氏はウィリアムズ総裁の発言について、連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレ状況のさらなる進展を確認できない場合に備え、来年初めも引き続き金利を据え置く余地を残す意図的な試みのようだと指摘。「FOMCは3月の利下げを見送る選択肢を残したいのだろう」と語った。

  FOMCは13日、積極的な利上げからの政策転換を示唆し、当局者は来年の利下げを予想した。しかしウィリアムズ総裁は、金融当局者の四半期ごとの金利見通しは、市場が予想するよりも緩やかな緩和の道筋を示唆していると指摘した。

  予想の中央値では、2024年の利下げは3回だが、金利先物市場では3月から6回の利下げが織り込まれている。

  ウィリアムズ総裁は3月の利下げ観測を巡り、「その質問について考えること自体が時期尚早だ」と発言。「それは喫緊の課題ではない」と述べた。

The Fed's December Dot Plot



  パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はFOMC会合後の記者会見で、物価上昇圧力が再び台頭しないようにするため、追加利上げの選択肢を外す用意はないとした。ただ、利下げ開始がいつ適切になるかについて今回のFOMC会合で議論したことは認めた。

FOMC、3会合連続で金利据え置き-24年に複数回利下げを予想

  ロイターによると、ボスティック総裁は「これが差し迫った問題だとはあまり感じていない」と述べ、十分なデータを吟味し、インフレ率が低下を続けるとの確信を得るには「数カ月」必要だと語った。

  ウィリアムズ総裁は「市場はわれわれが予測で示したもの以上に強く反応しているようだ」と指摘。

  さらに「パウエルFRB議長が言ったように、問題はインフレ率が2%に下がるのを確実にするために、金融政策が十分景気抑制的なスタンスになったかどうかだ。それが目前にある問題だ」と話した。

原題:Fed Officials Push Back on Talk of Rate Cuts Early Next Year(抜粋)

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日本株、海外勢が再び買いか 米半導体株高が追い風 日経QUICKニュース  スクランブル 2023年12月15日 17:33

2023-12-16 05:59:50 | 日記
日本株、海外勢が再び買いか 米半導体株高が追い風
日経QUICKニュース 張間正義
スクランブル
2023年12月15日 17:33

日本株に再び海外投資家の買い出動機運が出ている。14日の米株式市場で半導体株指数が過去最高値を更新したのを受け、15日の日経平均株価は反発し284円高となった。日銀が18〜19日の金融政策決定会合を現状維持ならば、海外投資家が再び日本株買いに動きやすくなる。個人投資家の株式買い意欲も高まる可能性がある。

15日は東京エレクトロンやアドバンテスト、信越化学工業など半導体関連が上昇。

NY商品、原油反落 原油需要懸念で 金も反落 商品概況 2023年12月16日 5:21

2023-12-16 05:56:30 | 日記
NY商品、原油反落 原油需要懸念で 金も反落
商品概況
2023年12月16日 5:21

【NQNニューヨーク=稲場三奈】15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小幅に3日ぶりに反落にした。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2024年1月物は前日比0.15ドル(0.2%)安の1バレル71.43ドルで取引を終えた。米経済の減速に伴い原油需給が緩むとの懸念が重荷となった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が24年に利下げに動くとの見方は引き続き相場を支えた。

朝発表の12月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス14.5とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(4.0)を大きく下回った。個別項目では「新規受注」が3カ月連続で低下した。経済の減速で原油需要が細るとの見方が先物の売りにつながった。

国際エネルギー機関(IEA)が14日公表した月報で、23年と24年の石油需要見通しを小幅に引き下げたことも相場の重荷となった。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日朝の米CNBCの番組で、米景気が大きく落ち込むことなくインフレ目標を達成できると語った一方、24年3月にも利下げをするとの観測に対して「考えることすら時期尚早だ」と述べた。

13日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通しや同日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を受け、市場では早期利下げを織り込む動きが広がっていた。ウィリアムズ総裁の発言がこれをけん制したとの受け止めから、原油先物が売られた面もある。

もっとも、FRBによる今の利上げ局面は終了したとの見方は根強く、相場の下値は堅かった。

ニューヨーク金先物相場は3日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である24年2月物は前日比9.2ドル(0.5%)安の1トロイオンス2035.7ドルで取引を終えた。ウィリアムズ総裁の発言を受け米債券市場で長期金利が上昇し、金利の付かない資産である金の先物に売りが出た。