武庫川女子大学が共学化するというニュースが大きく取り上げられ、それに対しての反対署名運動も取り上げられています。
東京でも女子校の再編の波がまた来ているようです。
吉祥寺にある藤村女子高校が共学化します。
ホームページの「学校改革推進中」には以下のようなことが書かれています。
https://fujimura.ed.jp/unlock/interview.html#interview-mitsui
<ミッショングレード制導入>
先生だって頑張った人とそうでない人の人の評価が同じでは頑張れません。
藤村では学校業界では当たり前だった年功序列を廃止し、ミッショングレード制を導入しました。年齢や経験年数に関わらず、結果を出した人が評価され給料もUPする。若い先生方の活躍が楽しみです。
>70%がだめな社員であり、残りの30%で何とか企業活動をしていることを耳にします。
しかしながら、頑張った人とそうでない人の評価をどのようにするのかを明確にして教員に説明する必要がありそうです。
成績上位者からなるクラス担任は、大学合格実績も結果を出すはずです。
対して、成績が芳しくないクラス担任は苦戦することも想像されます。
高校が世間から評価される基準として大学合格実績があげられますから、それを評価基準の一つにする可能性大であることを考えると難しい問題だと思えてしまうのです。
加えて、若い先生が優秀であり、ベテランがそうでないことがここに見て取れます。
年齢や性別を基準として先生方の活躍を期待することには問題ありだと思うのです。
<先生の私服化>
2024年度より、先生を含む全職員が私服通勤になりました。
どんな服装なら「この先生から授業を受けたい」と思ってもらえるか。TPOにあっているか。先生たちの私服化は私たちが目指す「生徒も先生も自ら考えて行動する学校」への第一歩です。
>この学校は全教職員が既定の同じ服装をして出勤していたのだろうかという疑問が生じました。
先生たちの私服化は生徒の私服化を暗にほのめかしているのかもしれないとも思ってしまいます。
全体を通して広告代理店が作成したラフプランを吟味せずに、そのままネットにあげているようにも思われました。
<ミッショングレード制導入>や<先生の私服化>を読んで、この学校に子どもを入学させたいと思う保護者が果たしているのだろうかと思ってしまいます。
しかしながら、私の感覚は古臭くて時代遅れであり、この学校が打ち出した内容は社会のトレンドをとらえたものかもしれません。
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