立教大学の授業中での教員と学生との罵り合いがネットで話題になっている。
以下はそのやり取り。
https://www.youtube.com/watch?v=BP5tLY9CuBs
(教員)黙れ! 邪魔するんだったら出てけ!」
(学生)「考えらんないよ」
(教員)「考えらんねえのは、お前の脳みそ」
「黙れ! 邪魔するんだったら出てけ!」
(学生)「お前が黙れ!」
(教員)「お前とかよく言うな。人のことハゲだなんだって」
(学生)「こいつはハゲだ」
(教員)「くだらないこと言ってんじゃねえよ、こら」
(学生)「くだらねえこと言ってるのはお前だよ」
(教員)「つまんなかったら、出て行けや」
(学生)「おもろい授業してみろよ」
(学生) 「クソジジイが!」
(教員)出て行くように
(学生)「死ね! クソジジイ」と教室を出た。
同じ教室にいた他学生がこの様子をツイッターで録画して投稿したようだ。
元の投稿は削除されたが、それが拡散されてユーチューブでも何本か閲覧可能映像が残っている。
学生の弟と称する男性の謝罪動画も散見された。
さて、私も若かりし頃は、熱くなることも多かった。
これに近いやりとりを経験したことはある。
しかしながら、現在では絶対に生徒の言動に激怒することはない。
年齢を重ねて、うまく対応できるようにもなったし怒りの発火点が高まってもいるからだ。
さらに、今は生徒が携帯電話を常に持っていて録画や録音が容易な時代だ。
「先生にこんなことを言われた。」
「級友にこんな悪さをされた」との保護者からの訴えはすべて音声や動画つきの訴えとなっているのが現状だからだ。
私が気にかかるのは、この場にいてこの映像を撮影した学生の行為。
罵り合いをしている両者を諌めたり、沈めたりする学生はいないことはがっかりである。
今回の罵り合いの内容は、まるで小学生のケンカのようだ。
相手にハゲと言ったり、クソジジイ言ったり。
察するに、「おもろい授業してみろよ」の一言を聞いて、先生はさらにヒートアップしたのではないかとも思われる。
面白くなければ、学生は授業に出なければよいのだ。
シラバスに欠席○回以上の場合には単位はでない等が書かれているので、仕方なく興味がないにも関わらず出席していることもこのような事件が発生する要因なのかもしれない。
最高学府の大学で、多くの都内の高校生が入学を憧れる立教大学でこのような事件が起きたことは、特別なことなのか。
それとも、似たような事は他大学でも起きているのか。
私は後者のような気がしてならない。