ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

「官から民」、あるいは「小さな政府」について

2005-11-23 17:52:36 | アーツマネジメント
ひとつ前のブログ記事の補足。

11月21日の朝日新聞朝刊に、「『官から民』 なぜ今」という座談会記事が載っている。
その中で、民間の政策シンクタンク「構想日本」の加藤秀樹氏(慶應義塾大学総合政策学部教授)が、次のように言っている。

「小さな政府とは、公共分野における官を小さくすること」

これは、簡潔にして的確な説明であると思う。
公共分野(の活動)そのものを小さくするわけではないのだ。

同記事中から、加藤氏の指摘をもう一カ所引用する。(以下引用)

政府の大きさをいう時には、二つのことを考えないといけない。一つは何でみるか。公務員の数や予算でみると日本の政府は大きくないが、行政の介入の度合い、権限でみると大変大きく、中央集権的。もう一つは、政府の範囲。特殊法人や公益法人、業界団体まで含めるとかなり大きい。だから、本当に必要なのは国の権限の縮小だ。
(引用終わり)

繰り返し言うが、これからは、「民」が「新しい公」を担うしくみを実現しなければならない。
その担い手がNPOであり、その実現にどうしても必要なのが「情報公開」なのである。


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