ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

ティアラこうとうの「ジャズ来襲!」

2004-09-12 00:46:01 | アーツマネジメント
ゼミの2年生が2人、ティアラこうとう(江東公会堂)という東京・江東区の公立文化施設でインターンシップ研修中である。昨日は研修の視察がてら、同施設で毎年開催されている「ティアラ・ロック・フェス」を観に行った。演目は、山下洋輔ほかが出演する「ジャズ来襲!」というコンサートだった。「ロック・フェスティバル」なのに何故「ジャズ来襲!」なのかと言えば、ロックとジャズの競演、ジャンルの壁を揺さぶる、というねらいがあるのだと言う。それで、何がロックなのかと言えば、「The Thrill」というロックンロール・ビッグバンドが、である、らしい。恥ずかしながら、私の理解の中には、ボーカルなしのロックと言うのは存在していなかったし、ロックにビッグバンドがあるなどということも想像したことさえなかった。日本のロックシーンの中でどういう位置づけなのかはまったくわからないが、今日の演奏はたしかにど迫力であった。構成は、アルトサックス(フルート)、テナーサックス2(このうちの一人がYukarieというカッコイイ女性サックス吹き)、バリトンサックス、トランペット3(このうちの一人がカッコイイ女性トランペッター)、トロンボーン、チューバ、エレクトリックギター、エレクトリックベース、キーボード、パーカッション2の計14人。とにかく分厚くてきらびやかな音のカーテン、音のシャワーに圧倒される。他に、ブラックボトム・ブラスバンドという若手の(大阪出身?)グループと大御所山下洋輔(初めて聞いたジャズ・ピアノ・ソロによる「ボレロ」が圧巻)のプレイも加わって、これで3時間40分の演奏が3000円とは安い。たまたま座席も最高で、とっても得した気分である。こういう中身と値段だと大ホールでも満席になるという好例であった。
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