昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

サブルーチン不在の国

2006年02月19日 | Weblog
領事館員自殺 暗号表の譲渡強要 外相、中国を批判 (産経新聞) - goo ニュース

 サブルーチン(SUBROUTINE):とはコンピューターのプログラムを記述する基本的な技法の一つで、種種の処理で共通に使用できる部分をメインプログラムとは別に作成して、必要なときに呼び出して利用する。

 このサブルーチンを多く用意することによって、メインプログラムに柔軟性と多様性を加味することができるのである。

 中国という国を考えると、殆どメインプログラムしか存在しないのだろう。
 よく言えば苔の一念、悪く言えば、馬鹿の一つ覚えである。靖国問題で日本が折れない限り決して次の処理に移行できない。日本国内にも和製中国人なる従属勢力が歴然と存在し、国益を損なわしめること頻りであることは、日本国民も既に承知しているところである。日本を思う国民の立場から、麻生外務大臣の中国に対する「毅然」とした立ち振る舞いに対して「大いなるエール」を送るものである。

 中国の上海領事館員が中国の諜報当局の所謂「ハニー・トラップ」(セックス・スキャンダルに陥れ、それをネタに国家機密の漏洩を迫るという罠)に引っかかって、国を守るという使命感と引き換えに自殺に追いやられた事件が週間文春のスクープにより、世間の知るところとなり中国が如何に卑劣な国であるか再認識されたのであるが、外務大臣という外務省を代表する立場の人がはっきりと中国を非難することは当然のことで、とても大切なことだと思う。今までの腰向け振りに比べれば、大変な前進である。今後とも、中国に対しては特別に「毅然とした態度」を貫いていただきたいと思う。

 最近では、中国の理不尽な要求に屈することは、日本が中国の属国となったと中国人に勘違いさせる愚行であると「普通の日本国民」も気付いたに違いない。今後は日中友好などという軽々しい言葉に惑わされ愚かな振る舞いをするべきではない。

 麻生大臣はまた、同種の問題の再発防止について、「この種の話はこの世界ではよくある。訓練、教育、躾は非常に大事。外務省は真摯に反省すべき」と強調されたとのことであるが、民間人とて、心して掛かるべきだ、「企業秘密」とて彼らの標的である。

 中国ばかりを非難しても片手落ちというものである。日本に於いては、日本国憲法がこの国を動脈硬化たらしめている。「不戦一国平和主義」が我国のメイン・プログラムなどと宣言していれば、侵略側に立てばそれだけで侵略の口実となること必定である。この憲法は、ソ連崩壊とともに命尽きたのであるから、一刻も早く改正というより新憲法を発布したらと思うのだが。
 ところで、日本国にとって、有事の際のサブルーチンはいくつ用意されているのか。些か懐が寒いのではあるまいか。