昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

Cuando Caliente SHIZUOKA#22

2006年01月31日 | Weblog
 若者よ「エスペランサ」を抱き続けよ。

 私が大好きな外国語は「スター・ダスト」と「エスペランサ」と言う言葉である。スターダストとは英語で「星屑」と言う意味であり、エスペランサとはエスパニョールである。その意味は「希望」という意味である。何とも心地よい響きである。

 静岡新聞によれば、浜松市に「ムンド・デ・アレグリア」という南米系外国人学校があって、法人認可後初めての卒業式が行われ、中高等部の学生で日系ペルー人三世の池上・フアン・カルロスさんが巣立って行った。

 この学校は昨年八月に複数の国籍に対応した南米系外国人学校として全国初となる学校法人認可を受けた。
 今年の卒業生はカルロスさん一人。卒業式は厳粛な雰囲気の中で行われ、参加者はペルー、ブラジル、アルゼンチン、日本の国歌を斉唱。卒業証書を受け取ったカルロスさんは、両親や友人への感謝の言葉を述べた。
 彼は、「将来はコンピューター技師かパイロットになりたい。在校生達は、今よりも更に前進するために一生懸命勉強して欲しい」と話した。

 カルロスさんは三年前に来日し、昨年四月に同校に入学。夢を叶えるために卒業後も市内の専門学校で勉強を続ける予定だという。松本校長は今後、カルロスさんののように生徒の夢を育み、その夢の実現のために母国語と日本語の教育を充実させていきたいと話し、カルロスさんへ「くじけそうになったらいつでも戻って来て、私たちはいつでも味方だから」と笑顔でエールを送った。

 やはり時代というのは目まぐるしく、先へ先へと行くものである。この外国人学校がどのような組織で運営されているのか知る由もないのであるが、もしも、現状の日本の学制に準拠するものであるなら、思い切って、日本人にも門戸を開放したら如何なものであろう。

 この種の学校においては、言語教育に重点が置かれるというのは至極当然なことであると思うのであるが、基本的な必修プログラムさえカバーすれば、それこそ「清水の舞台」から飛び降りるつもりで我子を南米の子供たちの中に入れて教育してみたいという親も決して多数派ではないにしてもいるかもしれない。そうした自由度を制度のうえからも容認することが、最も安上がりで確実な外国との交流に繋がると思うのであるが、それは幻なのであろうか。