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きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

Cuando Caliente SHIZUOKA#19

2006年01月14日 | Weblog
 戌年の出番はやはり「犬」か?

 1月13日の静岡新聞には「犬猿の仲”応用”農作物守れ」と洒落(しゃれ)た題名の記事があった。本当に猿と犬はそんなに不仲なのか犬と猿を一緒に飼ったことはないので、私は知らないのであるが・・・記事の内容は:・・・

 静岡市は、農作物を食い荒らす猿被害対策事業として、山間部の飼い犬に特殊な訓練を受けさせて野に放ち、猿を撃退させる「犬猿の仲大作戦 モンキー・ドッグ育成事業」を平成十八年度から実施する方針を固めた。当初予算案に盛り込みたい考えで、担当課が調整を進めている。ということである。

 山間部で、猿の被害が報告された地域の飼い犬たちがモンキー・ドッグの候補者であり、その中の適性のある優秀な「お犬様」が選定されるのであろうが、警察犬訓練所で約三ヶ月間特訓を受け、猿を発見したら追い払う。人に危害を加えない。追い払った後に、自力で飼い主の元へ帰る。というような能力を身に着けさせられるということだ。しかる後に「静岡市の飼い犬条例」の特例を適用して、放し飼いが認められ、その任務に就くという。

 特定の地域の特定の犬にしか認められない「特権(任務)」であろうが、そのようにして飼われる犬は幸せであろう。とにかく一生鎖に繋がれていることから、ある一定期間は解放されるのである。

 これが、静岡市の独創アイデアかというとそうではない。長野県大町市などが既に、同様な事業を展開して、ある程度の成果をあげているのだという。

 このモンキー・ドッグ養成に、一匹あたり十五万円程の費用が掛るという。そのうちの8割を市が負担し、2割が飼い主負担で事業が立ち上げられるようである。

 新聞の伝える処によれば、猿とか猪とかの野生動物の農作物に与える被害も深刻なものがあり。年々8千万円以上の被害があり、とりわけ猿が及ぼすシイタケへの被害は目を覆うものがあるそうだ。

 犬にしても猫にしても、野性の持つ聴覚であるとか臭覚は恐るべき鋭敏さがある。「駄描がいつも寝てばかりいるのであるが、尋常でない物音が耳に入るや、途端に覚醒する」から驚かされる。

 犬も猫も「外敵の侵入」に対しては、24時間体制である。そういう能力を人間のために活用できることは「モンキー・ドック」にとっても、福音に違いない。

 私は、思うのであるが、「モンキー・ドッグ」の調教、訓練などに関しては、動物好きの所謂「高齢者」にも「訓練師」となるべく門戸を開放したら如何なものであろう。ごく限られた人員しか対象にならないであろうが、高齢者が生きがいをもって取り組める職域であろう。