皆の衆、なんぼ熟したりと雖もボケていては、若い衆の足手まといになるだけである。各々方、正気のうちに対策を練らねばなりますまい。
そこで、このsongzhaoとしても、熟年でもわかる数学講座を数回にわたって組みたいと思う。ひとつ、ふたつと数を数えることから、一次方程式を解くことを目標とする。老人よ!脳味噌を柔らかく保て!
数学という以上、数字に興味を持つことは当然のことであるが、数字の中で最も価値ある数とは何か?考えてみたことがおありか?・・・・・
数学の発達は、「無い」という観念を自覚したことに始まる。すなわち、零(ゼロ)という観念を獲得したことに始まります。
考えてみれば、「無い」という認識なしでは、有ると言う観念を表現することはできない。この零という数に最初に気付いたのは「インド人」だといわれる、インド人の顔を見るとなるほどと思えるほど、数学的な顔立ちをしているから不思議なものである。この零(ゼロ)という観念は、数学にどどまらずものごとの起点を表わす重要な観念である。インド人の知能に敬意を表そうではないか。因みに全体は1という数字で表わしますし、「有る」という意味ももたせています。
この「ボケ封じ数学講座」では、まず数を数えることから始める。
1,2,3,4,5、 ・・・・・これは「自然数」である。
0,1,2,3,4,5、・・・これは「正の整数」である。
その調子で100まで数えてみましょう。・・・・では、その中にある「素数」を書き出すことはできますか?
「素数」とは、自然数であって、1とその数以外には約数を持たない数をいいます。ただし、1は素数ではない。
この原則に則って1から100までの間にある素数を書き出すと:
2,3,5,7,11,13,17,19、23、29、・・・・と全て書き出すのは一苦労である。一部にはたいそう頭の良い人もいようし、記憶力抜群な人もいよう。しかし、大方の人は即座には答えられないことであろう。アホくさくてとても付き合えないというのが、実感でありましょう。
そこで、ここでは、最も簡単なコンピューター言語を使って、授業を行います。必要な条件とは、義務教育で履修した英語の一部です。ここで使うコンピューター言語とは、今は廃れたBASIC(ベーシック)言語を使います。コンピューターに計算をさせる指図書(プログラム)を書くことをアルゴリズムを考案するといいます。コンピューターは自分の脳味噌の程度を映し出す正直な鏡です。生まれた我子に一から行儀作法を教えるようにアルゴリズムを教え込むのです。
教材は、ベーシックで動くプログラム電卓(俗にポケコンと呼ばれているもの)が必要となります。息子や孫に聞いてみれば、一つぐらいは持っていることだろう。
現在、私の持っているのはカシオ計算機のFX-890Pという機種である。このポケコン市場に置いてはシャープもその一翼を担っているのであるが、今手元にシャープの機種が無いのでカシオのFX-890Pならその作動について責任を持とう。それでは、BASIC「write」モードにして、次のプログラムを打ち込んでみて下さい。
10 REM***ソスウ ヲモトメル プログラム
20 CLEAR:CLS:PRINT”ソスウ モトメル ハンイ”, :INPUT”from”A ,;”to ”;B
30 FOR J=A TO B
40 FOR K=2 TO J-1:IF FRAC(J/K)=0 THEN 70
50 NEXT K
60 PRINT J;
70 NEXT J
80 Z$=INKEY$:IF Z$=””THEN 80 ELSE 20
一言一句間違えないように打ち込んでください。
このサイトでは、数字の「ゼロ」とローマ字の「O」の区別がはっきりしませんので注意してください。実務上は数字の「ゼロ」は0を/ で消したような記号になります。分らなければ、息子や娘、孫などにお聞きなされ、親子断絶の予防薬にもなりまするぞ!。
次にRUNモードでRUN ENTERとしてみてください。
間違いなくタイピングされていれば、
ソスウ モトメル ハンイ
from?
と聞いてきますので、1を入力してENTERを押してください。
すると、
to ?
と聞いてきますので、100を入力してENTERを押してください。
出てくる答えは:
1 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97
と答えが表示されます。プログラムの都合上1が出力されますが、1は数学上の決まりにより、素数ではありません。
もう少し、計算を早くする策を講じるべきですが、次回とします。次は「素因数分解」に挑戦したいと思います。
そこで、このsongzhaoとしても、熟年でもわかる数学講座を数回にわたって組みたいと思う。ひとつ、ふたつと数を数えることから、一次方程式を解くことを目標とする。老人よ!脳味噌を柔らかく保て!
数学という以上、数字に興味を持つことは当然のことであるが、数字の中で最も価値ある数とは何か?考えてみたことがおありか?・・・・・
数学の発達は、「無い」という観念を自覚したことに始まる。すなわち、零(ゼロ)という観念を獲得したことに始まります。
考えてみれば、「無い」という認識なしでは、有ると言う観念を表現することはできない。この零という数に最初に気付いたのは「インド人」だといわれる、インド人の顔を見るとなるほどと思えるほど、数学的な顔立ちをしているから不思議なものである。この零(ゼロ)という観念は、数学にどどまらずものごとの起点を表わす重要な観念である。インド人の知能に敬意を表そうではないか。因みに全体は1という数字で表わしますし、「有る」という意味ももたせています。
この「ボケ封じ数学講座」では、まず数を数えることから始める。
1,2,3,4,5、 ・・・・・これは「自然数」である。
0,1,2,3,4,5、・・・これは「正の整数」である。
その調子で100まで数えてみましょう。・・・・では、その中にある「素数」を書き出すことはできますか?
「素数」とは、自然数であって、1とその数以外には約数を持たない数をいいます。ただし、1は素数ではない。
この原則に則って1から100までの間にある素数を書き出すと:
2,3,5,7,11,13,17,19、23、29、・・・・と全て書き出すのは一苦労である。一部にはたいそう頭の良い人もいようし、記憶力抜群な人もいよう。しかし、大方の人は即座には答えられないことであろう。アホくさくてとても付き合えないというのが、実感でありましょう。
そこで、ここでは、最も簡単なコンピューター言語を使って、授業を行います。必要な条件とは、義務教育で履修した英語の一部です。ここで使うコンピューター言語とは、今は廃れたBASIC(ベーシック)言語を使います。コンピューターに計算をさせる指図書(プログラム)を書くことをアルゴリズムを考案するといいます。コンピューターは自分の脳味噌の程度を映し出す正直な鏡です。生まれた我子に一から行儀作法を教えるようにアルゴリズムを教え込むのです。
教材は、ベーシックで動くプログラム電卓(俗にポケコンと呼ばれているもの)が必要となります。息子や孫に聞いてみれば、一つぐらいは持っていることだろう。
現在、私の持っているのはカシオ計算機のFX-890Pという機種である。このポケコン市場に置いてはシャープもその一翼を担っているのであるが、今手元にシャープの機種が無いのでカシオのFX-890Pならその作動について責任を持とう。それでは、BASIC「write」モードにして、次のプログラムを打ち込んでみて下さい。
10 REM***ソスウ ヲモトメル プログラム
20 CLEAR:CLS:PRINT”ソスウ モトメル ハンイ”, :INPUT”from”A ,;”to ”;B
30 FOR J=A TO B
40 FOR K=2 TO J-1:IF FRAC(J/K)=0 THEN 70
50 NEXT K
60 PRINT J;
70 NEXT J
80 Z$=INKEY$:IF Z$=””THEN 80 ELSE 20
一言一句間違えないように打ち込んでください。
このサイトでは、数字の「ゼロ」とローマ字の「O」の区別がはっきりしませんので注意してください。実務上は数字の「ゼロ」は0を/ で消したような記号になります。分らなければ、息子や娘、孫などにお聞きなされ、親子断絶の予防薬にもなりまするぞ!。
次にRUNモードでRUN ENTERとしてみてください。
間違いなくタイピングされていれば、
ソスウ モトメル ハンイ
from?
と聞いてきますので、1を入力してENTERを押してください。
すると、
to ?
と聞いてきますので、100を入力してENTERを押してください。
出てくる答えは:
1 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97
と答えが表示されます。プログラムの都合上1が出力されますが、1は数学上の決まりにより、素数ではありません。
もう少し、計算を早くする策を講じるべきですが、次回とします。次は「素因数分解」に挑戦したいと思います。