
我が家の和室10畳。和室10畳は普通は4,550×3,640のサイズで、写真も4,550の長手方向。
天井板の枚数がヘンだ…という建築関係の人が居るかも知れないけど(笑)
普通は45センチ幅の天井板が10枚。でも、これは7枚。
…という話じゃなくて、左側の襖(ふすま)の話。
隣の和室との境は襖。900の襖が4枚
襖の縁は天井板の目板、畳の縁と同じ朱の漆塗り。


この襖に貼ってあるのが葛布(くずふ)。
和室の背後に在る、廊下の壁も葛布を貼ってある。
この和室、すでに築50年を過ぎている。
葛布、上手く説明が出来ないので、リンク(笑)
http://kuzufu.luna.bindsite.jp/karakami/pg4.html
襖4本、8面分だと材料だけで25万円かぁ(泣)
でも、これを貼ることが出来る職人さんは、今でも居るのかな?
このへんでは大井川葛布
http://kuzufu.luna.bindsite.jp/index.html
掛川葛布
http://www.kuzufu.jp/
が昔から有名だけど、
昔、建築でクロス貼りと言うモノがない頃、この葛布は珍重された。
昔は葛府で作ったテーブルクロスもありました。

また、葛湯、甘味処のクズもこの植物から作っている。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E8%91%9B
余談ですが我家築30年、先日 和室襖(自室)4枚、天袋2枚、自分で襖紙張り替えた、アイロンで貼るヤツ。案外上手くやれたが 1日かかり腰を痛めました(笑)。
毎日楽しみに拝見してます。
磐田の実家を建て替えた時に襖を葛布で作りました。
施工した菊地建設の営業が葛布を知らなくて、掛川の業者さんにお願いしました。
この葛布にしると張り替えて模様替えの楽しみは味わえないけどほぼ一生物だと父親に言われました。
直射日光は当たらない襖ですがだんだん色が濃くなって来ました。
DIYする人が、道具をそろえていれば良いのですが、
今や、棚一枚作るにも、結構タイヘンかも
ホームセンターへ行けば、自分で襖をはる材料、それもノリ付き。
アイロンで反応する接着剤が付いているんです。
いわゆるホットプレスの、自家用版です。
合板でも同じです。
http://white.ap.teacup.com/something/1277.html
流石です。さすが天下のT中工務店です(笑)
確か、会社に日本建築資料館がありますね。
葛布、ほとんどの人が知らないと思います。
ブログに書いた和室は建築後、50年を過ぎています。
一生モノと言うより100年くらいは保つと思います。
6尺の床脇、9尺の床の間。
天井高10尺(笑)
白檀の床柱。
神代杉の落とし掛け
北山磨き丸太の飾り柱(品のない絞り丸太は使用しない(笑))
象眼を使用した書院欄間
天井板は、春日大社で倒れた杉を競売で購入。幅は2尺1寸(笑)
目透の目板は朱塗り。襖の朱と同じモノ。
…と亡父がこだわって作りましたが、分かる人はほとんど居ません(笑)
白檀の話。
http://white.ap.teacup.com/something/1253.html
それから、くず湯ですが、掛川の「桂花園」まで「くず湯」を時々買いに行きます。
内装材としての葛布は知りませんでした。
そうかそうか、葛根湯も、そうなんだね。
風邪薬か?
喉の薬か?
葛布のシャツって、見たことがないけど、夏は涼しいだろうナァ。
内装材としての葛布。
家人は誰も知りません。
興味も持ちません(泣)