
18日(土)、或る同窓会があった。ボクはその同窓会の幹事だったがイマイチ乗り気でなかった。
自宅近所に開園(創業)95年という桜花幼稚園がある。ボクもボクの姉弟も、近所の子供たちもみんな通った。ウチの子<響>も3年間通った。
その幼稚園の現在の園長先生とボクは同級生。とは言っても各学区の真ん中にある幼稚園なので卒園した後の小学校-中学校はみんなバラバラ。200人余いた卒園生で覚えているのは10人以下。
<響>の在園中、なんどか幼稚園を訪ね園長先生とお話をした。「懐かしいねぇ」
「いつか同窓会をやってみたいネ」と園長先生。
「えっ~!(困惑)」とボク。幹事役を引き受けた。
昨年の暮、園長先生から電話があり、出かけてみると当時の園生の200人余の名簿が出来ていた。が、現在の住所欄はほとんど空白。その時点で連絡がつく人は20人以下。実家が無くなってしまった人、引越をしてしまった人、名前が変わった人…いろいろ。何人かの追跡調査をした。
そして園長先生がなんとか70人ほどの人に同窓会の案内を郵送してくれた。出席者24名。顔も名前も覚えていない人がほとんど。
<昭和29年3月保育終了>の同窓会。
午後3時から幼稚園に集合。20数人が三々五々集まって来てくれた。千葉、群馬、大阪からも集まって来てくれた。記憶にある人、無い人、相手も同様。
とても不思議な感じ。当時にタイムスリップしたような想いに駆られた。
幼稚園でも沢山の資料、当時のアルバム、職員出席簿、園児出席簿、職員日記、保育日誌、給食セットなどを捜し出してくれて、テーブルの上に並べてくれた。まさしく52年前のタイムカプセル。
50年余を過ぎた保育日誌の細かなインク文字を追いかけていると、まさしく「三丁目の夕日」より古い時代(笑)。

午後6時から近所のホテルの宴会場へ移動。当時女の子だった(笑)現おばさん達と一緒に仲良く呑んだ。
普通、久しぶりの同窓会って言うと「変わったなぁ…とか、変わらないなぁ…」とかの言葉が飛び交うが、今回は「記憶にないなぁ…、覚えていないなぁ…、よく覚えているなぁ!」そんな言葉が飛び交っていた。
でも、やって良かった。変わった同窓会だったけど良かった。他人から「幼稚園の同窓会なんて聞いたことがないヨ!」とも言われたが楽しい同窓会だった。
開園100年(5年後)に100名を集めよう!。