2004年4月。完成したときに現地へ家族で行ってみた。
04年2月に市中島浄化センターの電力供給施設として運転が始まった風電君は、市の環境啓発のシンボルとして親しまれ、多くの見学者や行政視察を受け入れてきた。だが、近年は故障が相次ぎ、修理のための稼働停止が繰り返されていた。
2月に耐用年数の17年を迎える。市は、製造元であるドイツの会社の倒産で部品の調達が困難になったことや、年間維持費が稼働当初の2、3倍に膨らんでいること、市内の風速を考慮した採算の観点などから撤去を決めた。6月ごろから撤去作業を始める予定。
編成中の21年度当初予算案に関連費用約2億5千万円を計上する。