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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

進化は「彼ら」を選んだ?!

2011-10-08 19:17:58 | 映画
最近、何かとバタバタしておりました。

ブログも、すっかり更新が滞ってしまいました。

この連休、ちょっと心身の切り替えと休養には最適であります(苦笑)。

そんな中、早速『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』を観て来ました。

もう結論から先に言います、滅茶苦茶面白い映画になっていました!
自分の期待や予想を遥かに上回る凄い作品で、文句無しで傑作と言って良いです!!

日本でのプロモーションが妙に「泣き」要素を全面に出しているので、個人的には「大丈夫かいな?」と疑問でした。
でも、確かに「泣き」の要素もありつつ、ソレ以上にしっかりとSFであり、アクションであり、モンスター・ホラーであり。
何よりも、虐げられた者達が自由を獲得する熱いドラマでありました。

後日、コッテリと感想をUPいたします(笑)。

この連休、ちょっと作品に興味・関心のある方は絶対に観に行った方が良いです。

コレは超オススメ!!


「ボクは一体何?!」


PS:エンド・クレジットでの退席は厳禁です。





Eve To Dawn/LOUDNESS

2011-10-03 22:44:04 | 音楽
LOUDNESSの最新作『Eve To Dawn-旭日昇天-』を聴いた。

日本が世界に誇る最強のメタル・バンドである彼ら。
めでたく結成30周年を迎え、本作で29枚目のアルバムとなる。
この事実だけでも日本のロック史において偉業であり、今を生きる彼らの素晴らしさでもある。



アルバムを聴いて思ったのは、もはや「この声」で歌っているだけで全てLOUDNESSであると言う事実。
確かに以前あったようなダーク&ヘヴィな雰囲気、高崎晃(G)による妙なアジア/インド要素が随分と減退した事。
それによってバンドの音楽性自体が、ファンが期待する全盛期のソレに近いサウンドに戻りつつある。
だがメイン・ソングライターである高崎にしてみれば、ファンが求める80年代頃のリフやサウンドに戻るのは容易い事なのだと思う。
今の彼はファンに求められるサウンドを残しつつも、現在進行形のバンドとして実験的で新しい事に挑戦した楽曲を作っているのが判る。



本作において最もファンが「LOUDNESSらしい」と思える楽曲が、新加入の鈴木“アンパン”政行(Dr)による名曲「Survivor」。
その事実が、本作の楽曲を象徴している。
しかしバンドの持つ「らしさ」や、高崎がもたらす斬新でモダンな要素も、二井原実師匠が“この声”で歌いシャウトするだけで今のLOUDNESSになる事実も強烈でもある。



メンバーの高い技術による、テンションの高いプレイ(山下“まーくん”昌良のブリブリと唸る極太ベースがカッコ良い!)。
難易度が極めて高い楽曲において、全てを支配しているのが二井原師匠の歌。
本作はその歌の持つ存在感と凄みに加えて、よりメロディーが魅力的(実は意外なまでにポップ)である事が再編成以降のアルバムの中でも傑作と呼べるだけの完成度につかながっている。
この超個性的な歌と声。
もうベテランであり、年齢的な事を思うとコレは本当に驚異的な事実だと思う。



前作では敢えて封印したギター・ソロを復活させた高崎。
もはや他に比較すべき相手がいない、前人未到の領域で鬼神の如くギターを弾きまくっている(笑)。
ある意味、この好き放題と言うかやりたい放題さこそが彼のギターが最もカッコ良く聴こえる要因かもしれない。

素晴らしいアルバムです。
今の若いメタル・ファンにこそ、日本にもこれだけ世界と戦える凄いバンドがいる事を知って欲しいと思います。


太陽の光を追いかける
もう過去を振り返らない
日はまた昇る
描いた夢を見失ったりしない
僕は生き延びるんだ

さぁ立ち上がれ、生命をつなぐ為に!






FAST FIVE

2011-10-01 21:55:18 | 映画
『ワイルドスピードMEGA MAX』を観た。

原題通り、このシリーズも早くも5作目。
1作目が公開された時、主演のヴィン・ディーゼル(前作より製作を兼任)やポール・ウォーカーはまだ若手の注目俳優だったが、今や立派なスターとしての地位を築いている。



一時はシリーズ化に対して両者も様々な意見を持っていたが、やはり彼らにとっては大切でメジャーなヒット・シリーズ。
それでも一連の流れに終止符を打つ為、本作を持って一応のシリーズ完結作として製作された本作。



ディーゼルやウォーカーだけでなく、かつての作品に登場したキャラクター達も勢揃い。
盛大にシリーズのフィナーレを祝う豪華な布陣となっている。
今まではシリーズ1作目が傑作だと思っていたし、シリーズ化により楽しんで観つつも複雑な思いを持っていたのも事実。

だが…コレは凄い!

シリーズを観ていて思ったのは、本作はシリーズ最高傑作である事!!

ここまで開き直って突き抜けてしまえば、もう立派であって無敵の領域に到達してしまっているのが素晴らしい。



(基本的にネタバレ御免!!)



本作の面白さは、文字通りの作品の持つテーマのシフト・チェンジにある。
シリーズの当初はカー・アクション主体の作品であったものを、前作より犯罪アクション系の作品に変換している。
前作では変換ポイントに詰めの甘さがあったが、本作では詰めの甘さを感じる事なくラストまで疾風怒濤の勢いで駆け抜けるのが良い。



厳ついマッチョな野郎達に、エロくてベッピンなお姉さん達にカッコ良い車…もうコレだけ揃うと最高で文句は無い。
ただモダンな作品であるものの、個人的には70年代テイストのアクション映画を彷彿させると感じた。
洗練されてはいるが、何処か泥臭く男臭いのも最高。



主演のディーゼルとウォーカーもカッコ良い良いが、それを明らかに食っているのがロック様の演じるFBI捜査官ホブス。
強靭な肉体、そして己の任務に徹する冷静さと明晰な頭脳。
当初はトミー・リー・ジョーンズのようなクールな捜査官(イメージ的には『逃亡者』)を想定していたらしい。
しかし、ロック様の熱い肉体派に変更したのは大正解。
シリーズは、また新たなヒーローを誕生させる事に成功した。



あと個人的に本作を観ていて思ったのは、コレが妙に「ルパン三世」を思い出してしまう事。
ドミニク/ディーゼルのキャラはスキンヘッドでマッチョなルパン、オコナー/ウォーカーが金髪の次元って感じ。



クライックスの金庫強奪作戦辺りは、その無茶苦茶さと荒唐無稽ぶりは「ルパン三世」的だと思えた。
盗みの為に街や車をド派手にブチ壊す描写を観て、それを「ルパン三世」的と思えてしまうのは日本人的な感覚だろうか?!
作品全体がちょっと長かったり、脚本が練り足りなかったりする要素を感じつつも、そんな事を指摘するのは不粋だと思わされてしまうバカさを極めた疾走感と破壊力は爽快でした。
やはり映画館でこそ、こういった作品の持つ凄さや醍醐味を体感出来るのだと実感しました。



ラスト、強引なまでのハッピーエンドに流れ込んだものの、まだまだシリーズを続けたいと思わせるスケベ心が発揮されてしまいました(笑)。
既に『6』の製作が決定済み。
間違いなくドムたち一味とホブス捜査官が壮絶な戦いが再びあり、まさかの「あの人」の復活がどんな物語を生むのか今から楽しみになってしまいました。

楽しい映画です。
是非、映画館にて大きなスクリーンで大爆音で楽しんで欲しい作品であります。

「良い子は絶対に真似しちゃダメですよ!!」