ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

政党クラッシャー

2006-04-07 21:33:12 | 多事争論
今日は民主党一色でしたね。
結局、代表には予想通り小沢さんが就任しました。
昨年の選挙での大敗、例の不透明かつ意味不明なメール騒動…。
たった一年の間に責任と不祥事によって、党主が何回も交替する政党に対して、今更何を期待出来るんだろう?!
挙げ句の果てに遂に代表になったのが、日本の旧体制的政治の申し子とも言える小沢さんである。
コレで本当に自民党、果ては小泉政権に対抗出来るのか疑問だ。
小沢さんとて、かつては自民党の大幹部であり、一時は“影の首謀者”として恐れられた人物だ。
今でも自民党内に小沢シンパも多いと言う、小沢さんの代表就任決定と同時に、次の国会は荒れると言った先生方…結局は「同じ穴の狢」である証拠だ。
今でも各政党に太いパイプを持ち、強い影響力を持つと言う小沢さん。
でも同時に新党を作っては潰してしまう、“政党クラッシャー”と言う悪名も持つのは事実だ。
影の実力者だった小沢さんが遂に表舞台に出てきた、現状では先生自らが出馬しないとダメだと言う、後のない危機感を御大自身が持っているのかもしれない。
でも影の権力者は同時に“政党クラッシャー”である、己の立場が危うくなれば、保身の為に何をやらかすか全く読めないのだ。
この体制が一年持つのか?!
“政党クラッシャー”の後に、そのまま再生する事なく消えて欲しい(笑)。
そんな事を考えながら、今晩作ったのが「トマトの海鮮パスタ」であります。
ちょっと作り過ぎてしまいましたが、ヨメにも好評で美味しかったですわ!!
隠し味はチリ・ソースを効かせる事でしょうか?!
この週末はゆっくり過ごしたいですな、では!!


親子丼

2006-04-05 21:16:40 | 料理
今宵の晩ご飯は“親子丼”。
僕が得意な「丼」シリーズにあって、難しそうに思われがちながら、実は結構簡単に作れる丼モノだったりします(笑)。
最近僕の作るご飯に対し、ヨメは「最近味が濃い!」と不評だったので、今日はちょっと薄味の“京都風”を目指しました(笑)。
今まで作り方について詳しく触れなかったですが、僕はあまりインスタントの調味料は実は使いません。
今回のポイントは鶏肉を煮てダシをしっかり出させて、一緒に煮るタマネギの甘みを効かせる事でしょうか?!
後は薄口醤油・酒・みりん・砂糖をバランス良く入れるだけ、卵はあまり溶かずに入れるとより美味しくなると思います。
個人的にはもう少し味が濃い方が好みですが、当のヨメさんは「美味しい!」と好評なんで、コレはコレで良しとしましょう。


DOOM

2006-04-05 14:26:04 | 映画
新年早々ですが、色々問題があり困っています。
あまりに理不尽さに「あ゛ぁ~っ!」と叫びたくなる程です、自分で言うのも何ですが先が思いやられます(苦笑)。
そんなイヤな感じをフッ飛ばす為に、今日は久々に仕事帰りに映画を観に行きました。

今日観たのは『DOOM』です。
もう鬱積したイヤな感じを吹き飛ばしてくれる、実に爽快感のある作品でした。
物語は2046年、火星にある極秘実験基地より救助要請があり、それに向かった曲者揃いの特殊部隊、彼らが火星で遭遇する想像を絶する恐怖と恐るべき敵の正体は?!
もう何処かで何度も聞いた様なSF/ホラー映画の定番・お約束が満載されたモノですが、本作の凄い所は何の臆面もなく正々堂々とこの映画を作り上げた事にあります(笑)。
ぶっちゃけた話、他の惑星での極秘実験とその救援はまんま『エイリアン2』だし、各々が個性的な強者揃いながらもタフなリーダーが率いる特殊部隊ってのは『プレデター』、グロテスクなクリーチャーやその解剖シーン等は『遊星からの物体X』を彷彿させ、ゾンビ化した市民を重火器で撃ちまくるのは『バイオハザード』…ってな感じ。
普通こんな風に他の作品から美味しい部分を頂いた作品って、結局借り物のセンスだからロクな作品にならない事が多い。
本作の凄いのはほど良いB級テイストを残しつつも、贅沢なスタッフ・予算・キャストにより全く新しい作品へと強引に昇華させてしまっているのだ。
本作の重要なポイントの一つが、主演のロック様だと言っても過言ではない。

※以下、ネタバレ

ロック様演じる軍曹は、ロック様の問答無用の存在感とカリスマ性を生かしたヒロイックな存在として登場する。
全盛期のシュワルツェネッガーやスタローンと決定的に違うのが、今全盛期のロック様が嬉々として「悪役」を演じていて驚いた。
最初はヒロイックなキャラだった軍曹だが、物語の進行に伴い段々と秘めた狂気を発揮し(特に任務云々よりデカい銃を見る熱い眼差し!)、挙げ句の果てには本人がマッチョな怪物へと変貌してしまう。
全盛期己がヒーローである事に拘り続け役柄の幅を結果的に狭めたシュワルツェネッガーとスタローンと、今をときめくロック様の結果的な違いであり大きな可能性とも言える。
それに対する“真”の主人公リーパーを演じるカール・アーバン。
最近超大作で印象的な脇役が多く、今回初のメジャー作品での主演デビューとなる訳だが、彼もまたロックに負けない良い存在感を発揮している。
“リーパー”の仇名が示す様に冷静沈着で寡黙ながらも、何処か影と憂いを帯びたリーパー。
双子の姉(本来なら元恋人でしょ?)との妙に妖しげな雰囲気や、ロック様に引け劣らない見事なアクションを披露し、その存在感を存分にアピールしている。
特に噂の終盤一人称による原作がゲームならではの射撃・アクションや、全ての謎が明らかになり超人となった軍曹とリーパーとの肉弾戦は本当に壮絶である。
手垢まみれでお約束のアイディアでも、演出一つによって更に魅力的な作品が作れる好例だと言って良い筈(製作側の思い切った残酷・グロ・悪趣味描写を大胆に導入したのも大正解)!!
もう僕好みの新たなSF/ホラー・怪獣・クンフー映画の傑作の誕生です。
本作によってその日の鬱積した気分もスッキリしました、映画によって救われた1日でありました。


豆腐の中華風あんかけ

2006-04-02 20:48:43 | 料理
以前ネタにしたヨメの“花粉症”…。
相変わらずグズグズは言ってる、何度か病院に行くと言いながら、驚く事に症状が鎮静化してきたのだ!!
一時期は寝息も苦しそうだったので、コレは本格的に花粉症だと密かにニヤニヤしていた(笑)。
ところが、まだちょっとグズってるが症状は回復し、元気になる一方なんで正直驚いている。
僕なんて毎日鼻血が出て、花粉症のダメージをモロに受けて、体調が安定しないと言うのに…。
あの人間離れした元気さは一体何なんだ?!
先日実家の犬まで花粉症になったと聞いたのに、ヨメは…もう本当に凄いとしか言えない。
今宵のディナーはそんなヨメのリクエストに応え、冷蔵庫の豆腐を片付ける為に“豆腐の中華風あんかけ”を作りました。
大量に豆腐を使ったので、もうコレでお腹一杯になりましたo(^▽^)o
結構コッテリしてそうに見えますが、野菜たっぷり実はヘルシーな一品であります。
さぁ~今週も頑張るぞ!!(・ω・)/


“星の鼓動は愛”

2006-04-01 21:58:22 | アニメ・コミック
今日から4月っすね。
昨日までの“花冷え”が嘘の様に、今日は本格的な春の到来を告げる暖かい陽気でしたね。
そんな中、やっと劇場版『機動戦士Zガンダム-3:星の鼓動は愛』を観て来ました。
前作『恋人たち』が中途半端で散々な内容だっただけに、従来のTVシリーズとは違うオチが売りだった完結篇の本作には、正直あまり期待をしていなかったのが本音であります(苦笑)。
ところが、この完結篇である『星の鼓動~』は、劇場版『Z』3部作の中で一番面白かったです(笑)。
前作のラストに登場した「ジオンの亡霊」ハマーン様、その影響力を発揮しだす狂人シロッコ、己の過去に清算を求められるシャア、大人達の陰謀と策略の中で苦悩するカミーユ…観応えのあるドラマがしっかりと展開する。
TVシリーズは陰惨な愛憎劇の果てに、何の救いも無い悲惨な結末を迎えたのは今や“伝説”と化している。
それを「否定」する形で製作された映画版、富野氏に何らかの思惑が絶対にあった筈である。
かつてのスタッフであった安彦氏の「オリジン」がファンから絶賛されている事、新世代のガンダム・シリーズに対する若い世代の熱狂と高評価…今や世界のガンダムとなった産みの親としての意地とプライドがあった筈だ。
それが己の作家性が最も発揮された『Z』の“焼き直し”となったと、ガンダム・ファンの自分は考えている。
結果的にこの“新訳”劇場版3部作はファンから好意的に受け止められた。
内容はともあれ興行的にも成功をおさめ、作品に対する再評価にもつながった。
それ故にオリジナルのTVシリーズとは異なる結末だと声高らかに製作された本作、昔からのファンに対しどんな「落とし前」をつけるか興味深かった。

※以下、強烈にネタバレ有り

結果的には噂通りカミーユは本当に発狂しなかった。
これは邪推だが御大・富野氏は本シリーズにおいて、シロッコに人類の歴史そのものの歪みを反映した筈である。
それはかつての病みきった頃の自分の写し鏡状態であり、だからこそ主人公のカミーユがシロッコに勝てども、その精神は崩壊し発狂した。
だが今回の劇場版シリーズでは富野氏は主人公カミーユに己を投影していたと思える、それ故に劇中綺麗言ばかりで「子供」と散々卑下されながらも、生きる事の強さと大切さを信じたカミーユは、ラストでシロッコに勝利し発狂する事もなかった。
かつては富野氏自ら完全否定していた筈の「子供」の存在に、今度は逆に救いと希望を見いだしている様に感じる。
メイン・キャストの女性キャラが悉く身勝手な男への不満をぶちまけ無惨に死んでいく、だがカミーユは「女の所に返れ!」と絶叫しながらシロッコを殺す。
近年の富野氏の言動にも顕著だが、かつての己を否定し今ある自分を受け入れ様としているかの様だ…。
ラストにブライトが吐き捨てるセリフに全てはある、自己憐憫と自嘲の果てに見いだしたのは、結局己が過去に拒絶した恥ずかしい綺麗言であり子供っぽさだった。
そう思えてしまう“新訳”の結末でありました。
個人的にはTVシリーズよりもカッコ良かったハマーン様や、その極悪・鬼畜外道っぷりがキマっていたヤザン、哀れなミネバ様の末路等…ツボなポイントも高かった。
あのラストを観ると富野氏の中で『ZZ』は“無かった”事になったのだろう(笑)。
それなら敢えて言わして貰うと、終盤の決戦にアムロがZZガンダムに載って登場すると言う、ファン泣かせの燃える展開も有り得たのではと思えて仕方ない(苦笑)。
特にグリプスを巡る混乱の中、エゥーゴとブライトのピンチを救いに来るアムロとZZガンダムって展開なら、よりスムーズに『逆襲のシャア』につながっていた様に感じられる。
何はともあれ本当に劇場版『Z』の中では本作が一番面白かった!!
最後にガンダム・ファンとして言わしてもらうと、富野氏にはもう過去の焼き直しでガンダムを製作するのはコレで最期にして欲しいです。