ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
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祝・ナタリー・ポートマン アカデミー最優秀主演女優賞!!

2011-02-28 23:54:48 | 映画
我が麗しのナタリー・ポートマンが、遂に悲願だったアカデミー最優秀主演女優賞に輝きました。

いや~喜ばしい。

ここに至るまで、この方はかなり紆余曲折を経ていると思います。
まぁ~一見すると順調過ぎるキャリア(出演作)もあり、決してそんな風には思われ難い方だとは思いますが…。

まず、デビュー作の『レオン』。



あの作品において、彼女が演じた“マチルダ”は圧倒的なインパクトと存在感でした。
あまりに強烈過ぎるキャラクターでデビューした故、彼女はいきなりあまりに大きい己の十字架を背負う事となりました。

その後、自身についた女優としてのキャラクター。
更に、ずっと付いてまわった繊細で可憐な美少女というイメージ。
あまりの桁外れの美貌と、確かな演技力。
成長と成熟とは裏腹に少女と大人の間を揺れ動く、ある意味での異形な雰囲気。
それを脱却する為に様々な作品で異なるキャラクターを演じ、私生活でも時に過激な言動で自身のイメージを打ち砕こうと苦心していました。

それを脱却するキッカケは、他ならぬ世界最大・最強のジャンル系作品の『スター・ウォーズ』新3部作。
確かに自身のかつての主演作、自身のイメージを一気に払拭する機会にはなった。



今度は逆に、そのジャンル系作品の“ミューズ”と化してしまったのは皮肉としか言えない。
ナタリーは一時期、ジャンル系作品への出演を拒絶する姿勢を見せていた。
ある意味、以前よりも作品選びに慎重になっていく傾向があった。
それでもジャンル系作品へのオファーは相次ぎ、彼女のキャリアはまた違う局面において困難な事態に陥った。

そして今回のアカデミー賞。
作品は『ブラック・スワン』。



大変コレまた皮肉ながらも、この作品も結局はジャンル系の作品(あくまでも広い意味で)。
サスペンスをいう触れ込みだが、コレは絶対にサイコ・ホラー。
何と言っても監督のダーレン・アロノフスキーは、日本の傑作アニメ映画(原作は竹内義和!)『PERFECT BLUE』を完全に下敷きにしているから。
嘘か真か、最初は『PERFECT BLUE』実写版から企画がスタートした…らしい。
アロノフスキーはその後、「パクリ疑惑」を回避する為にしっかりと『PERFECT BLUE』の権利を買い取ったのが露骨過ぎる(苦笑)。




何はともあれ、今回の受賞はファンとして非常に嬉しい。
この受賞をキッカケにナタリーには女優としての敷居を高くするのではなく、開き直ってジャンル系作品にドンドン出演して前人未到の未知の領域を開拓して欲しい。
ナタリー・ポートマンという“ミューズ”の未来に、更なる輝きが訪れるのを祈っています。




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