チエの目日記

石川県の能登島えの目町からお届けしております。

みそ汁ウォークラリーやりました!

2005-11-21 10:53:18 | 能登のごっつぉ
6月から制作を始めた八ヶ崎在所マップ。なんとかイベント前日の深夜に完成させ、20日に完成イベントをしました。
その名も『八ヶ崎みそ汁ウォークラリー』
”うちの味噌じゃないと魚のみそ汁が美味しくない”という、地元の方の声をヒントに、自家製味噌で作るみそ汁を何軒かの家にお願いして、食べ歩きさせてもらおうという企画でした。
みそ汁だけじゃなく、おにぎりをお願いした家もありました。
みそ汁2件、おにぎり2件、合計4軒の家に協力して頂きました。
各家の料理や写真は能登島在所マッププロジェクトブログをご覧下さい!

それにしても、みそ汁、おにぎりをお願いしていたにもかかわらず、実際は漬け物、煮物、干物なども用意してくれました。
準備不足で1週間くらい前にお願いしたにも関わらず、快く引き受けて下さった地元のおばあちゃん達に大感謝です!
実は、おばあちゃん達、3,4日前くらいから何のみそ汁にしようかとか、大根煮たもの出しても誰も食べないかねとか、ふきやタケノコも塩漬けしてあるのあるから、それ戻してだそうかとか、実にいろいろな提案を私にして来てくれました。
おばあちゃん達がいつも作って食べているものだから、そんなもの出しても珍しくないんじゃないかとか、あまり喜ばれないんじゃないかとという不安も合ったらしく、そういうのを是非お願いしますと、お願いしました。
前日の夕方、おにぎりをお願いしてあった家にいってみると、おばあちゃん達が何人か集まって相談していたりもしました。
となりのおばあちゃんは3日前から毎朝訪ねて来てくれて、こうしよう、ああしようといろいろお話ししに来てくれました。
準備段階からのおばあちゃん達のはりきにりは本当、頭が下がる思いでした。

『手作り味噌(大豆も育てている家も)』、『漁師の家族がとってきたアジを使って作った手作りのつみれ』、『小豆や豆腐・サトイモとごぼうが入った昔精進料理として食べたみそ汁』、『自家製米でつくったおにぎり、おじいちゃんがとってきて作ったアジの干物』、『自家製大根の浅漬け』、『春に採って塩漬けしてあったタケノコやふきを水で戻してから煮た煮物』、『イカの塩焼き』、『自家製白菜の浅漬け、大根の古漬けの粕煮』。

昨日のメニューをざっとあげてみました。
ほぼ100%八ヶ崎産です。
おばあちゃん達ってなんでも手作りしているんだなぁと、本当に感心します。かなり手間ひまをかけて。
自分たちが育てている米・野菜、おじいちゃん達が海から獲ってくる魚、そしておばあちゃん達が持つ長年の経験と知恵が融合したとっても素朴なお料理でした。

昨日のイベントは準備期間が短く、告知が充分に出来なかったので目標の20名に達することが出来なかったのですが、スタッフもいれると17人程。参加者が皆、4軒の家を回り、玄関先に座って、おばあちゃんと話しながらみそ汁やおにぎりを食べたり、玄関に一番近いお部屋に入れてもらって、みそ汁やおにぎりを食べたり。
作り方やコツ、いろいろなことをおばあちゃん達が教えてくれました。
多分皆が同じことを聞いたと思うのですが、それでも一人一人に丁寧に教えてくれました。
実際本当に美味しくて、皆が美味しい、美味しいといって食べ物を頬張る様子をおばあちゃん達もとっても嬉しそうに眺めていました。みんなとてもいい表情をしていました。

一緒に企画したメンバーも、各家のお手伝いや参加者への場所の案内等の担当をしていましたが、おばあちゃん達との交流や、そして食べる方もしっかりと満喫したようで、我々スタッフ側も美味しく、そして大満足なイベントでした。
何よりおばあちゃん達が今日のために睡眠削ったり、半日かけてすり身を作ってくれたり、そういう行為がとても有り難く、嬉しかったです。そして、ご苦労があったにもかかわらず、おばあちゃん達が『みんな美味しいって言ってくれて嬉しかったわ。』とか、『やってよかったわ』と言ってくれ、感激でした。

なんだか一人で盛り上がってしまいましたが、今回のイベント、主催した側も参加した側も、そして協力した側もみんな満足できたイベントで、自己満足と言ってしまえばそれまでですが、こんなに感動し満足できるイベントはそうそうできないと言い切れるくらい良かったです。
参加できなかったみなさん、とっても残念でしたね。いやぁ、本当に。
今回のイベントで八ヶ崎の良さを再発見。
そしておばあちゃん達が持つ長年の経験と知恵に感動でした。

八ヶ崎マップが完成して、次は水族館がある曲地区。
今回のイベントは次への起爆剤になるとてもいいものでした。
本物の能登島を楽しめる様なマップにしていこう!やるぞぉお!という感じです。

それにしても、美味しかったなぁ。。。

写真紹介。

みそ汁・おにぎりポイントを示す看板


木戸家のアジのつみれみそ汁
(木戸さんの家は漁師さんで新鮮なアジを二人のおばあちゃんが半日かけてつみれにしてくれました。)


高木家のおにぎり
(高木家には仲良しのえりちゃんとかすみちゃん姉妹がいます。おじいちゃんお手製のアジの干物、おばあちゃんお手製の大根の漬け物がならびました。)


成田家のおにぎり
(おばあちゃんが春に塩漬けして保存してあったタケノコとフキの煮物、そしてイカの塩焼き等、ごっつぉが並びました!)


瀬成家のみそ汁
(あずき、ごぼう、いものこ、豆腐がはいったちょっと赤いみそ汁。みそ汁に小豆!意外な組み合わせでしたがとっても美味しく、珍しさも合って大好評。おばあちゃん、おはぎも作ってくれました。)


実は、ウォークラリーに参加してもらった人に、八ヶ崎の砂浜のゴミを10ヶ拾ってもらいました。
最後にスタッフでゴミ広いし、終わったところ。
やっちさんとみきちゃんです。
おつかれさま~~。