えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

スポーツハイブリッド i-MMD

2013-07-13 | 車関連
新型アコードに載った2モーター式のハイブリッドに興味があり乗ってきた。
あまり試乗車の数が無く、3店舗目でようやく乗れました。

システムは、アトキンソンサイクルの2Lに1.3kWh リチウムイオンバッテリーを組み合わせたもの。
アトキンソンとは良くHVに使われるエンジンで、圧縮比よりも膨張比を大きくして熱効率を改善したものである。
エンジンの特性的に、モーターと組み合わせるとお互いの弱点を補うとか。

走行用モーターと発電用モーター、それにエンジン直結湿式多板クラッチを組み合わせて電気CVTを構成。この機構により、多彩な走行モードを作り出している。
走行モードは、以下の3モード
・EVドライブモード
 バッテリーエネルギーをPCU(パワーコントールユニット)で最適な電力に制御し走行用モーターを駆動。エネルギー回生時は、逆の流れとなる。

・ハイブリッドドライブモード
 エンジンが発電用モーターを回し、作られた電気をPCUへ。PCUで最適な電力に変換し、走行用モーターを駆動。いわゆるシリーズハイブリッド駆動となる。

・エンジン直結ドライブモード
 エンジン直結クラッチにより、エンジン動力をそのまま駆動力へ。同時に走行用モーターを使ってアシストや回生が可能。

プリウスは、エンジンで発電する際にも動力への供給も行うのだが、こちらにはない。それはトヨタの特許に抵触しない為の独自機構であるという。

細かい事は置いておき、そのフォルムは堂々たるものである。
クラウンよりもデカいのだから当然だ。
斜め前からのスタイルなど綺麗にまとまっているが、日本市場には一回り小さくていい筈である。

乗り込んでみて気持ちの高ぶらない要因の一つにダッシュボードまわりのデザインがある。
特にナビ周辺は、質感だかデザインだか分からないが、パッとしない。
走り出せば静かで、しっかりとしたボディに堅牢な足回りを持つことを容易に感じ取れる。
しかし、ハンドルが軽すぎるのがペラい印象を植え付けてしまう。

踏み込んでみての加速は中々のものであり、以前レクサスのHSに乗った時よりも印象は良い。
この呼び名を改善してほしいと思うのだが、システム出力は199馬力にもなるらしい。
しかし、当然にそれだけの加速はない。
まさにこれこそが日本のHVであり、低速の得意なモーターと高速用のエンジンと言えば分かりやすいだろう。
非常に滑らかでコンフォートな加速を見せるのだが、盛り上がりには当然欠け、リーフのようなパワフルさはない。

プリウスを超える燃費性能という触れ込みなので、アクの強い車種ではない。
益々北米に向いてしまった感があり、ユーロっぽさも消えてしまったように感じる。
打倒ソナタ・カムリってとこなのでしょうか。
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