えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

RE復活

2023-04-04 | 車関連
マツダが発表したロータリーの復活、RX-7の元オーナーである私は興味深い。
RX-8の販売終了から11年、ロータリーファンでなくとも燃費の悪いというロータリーがどの様に復活するのか知りたい人は多いと思われます。

この春に発売となるのは、発電用としてREを積んだPHVとしてMX-30に載せるという。
先ずは欧州での発売となる様で、航続距離とインフラの弱い地域への顧客へのアピールから始まるという。
REがレシプロエンジンに比べ小型で軽量、高出力というのは常識です。
特に小さいという事が車載するにあたってのレイアウトの自由が利くところが利点であるという。

では、いくらマツダがロータリーの開発を止めていなかったとはいえ、現代の環境性能に合わせられるREエンジンが出来たのかが知りたいところです。
どういうことなのかというと、劇的に変わったものというよりも使い方を変えたものらしい。
ロータリーの燃費が著しく悪いのは、低速時と加速時であるという。
どうやら一定の回転数をキープするエクステンダー利用であるとレシプロエンジンと遜色がないレベルであるとのこと。
ロータリーエンジンを、シリーズHV方式で使った実績もあり(トヨタeパレットコンセプト)、つまり日産のe‐Powerの様なもの。
駆動は全てモーターで行い、搭載するバッテリーだけの走行でも85㎞(欧州WLTPモード)を走るという。
エンジン車から乗り換えても、EVの様な違和感が少ないと評判らしいので、試してみたいものです。

FCを6年近く乗った経験のある私は、純粋なREエンジンの復活を楽しみにはしていません。
部品点数の少なさや高出力というメリットが、環境性能のみならずフィールにおいてもレシプロを凌駕するとは考えていません。
力強さはありますが、回す楽しさという点で、その肌理の細かさや滑らかさという点ではレシプロには敵わないと感じます。
モーターの様なと評されますが、そこまで滑らかなものではない気がします。
個人的には、バイクにおける4ストの4気筒と2ストの2気筒の様にも思えますが、2ストはターボなどなくとも高回転域に向け爆発的なフケを味わえます。
それに比べ、ターボが無ければ特段その出力曲線はなだらかに思うのです。

更にレシプロエンジンには無い特性として、水素も燃料とすることが容易であるというRE。
次世代も睨んだ戦略として、振動も少ないロータリーエンジンがレンジエクステンダーとして再び脚光を浴びるのは、嬉しいものです。

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