えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

N43B20A(直噴+リーンバーン)

2013-04-08 | E90
試乗は当時、新車ディーラーで行っていた。
その時のフィールは、本当によく走るようになった。が、かきむしる様なパワーに満足していた私には足りなかった。
数年経った今、この足りない感が心地良くなってきたのである。
とはいえ、足りないことはありません。何時でも気持ちの良いトルクカーブを享受できるのは何よりの新しさ。
ベタ踏みにしなければ、GTIにも劣りません。

当初まだまだと思ったパワーですが、これがちょっと長く乗ると違いが見えてくる。
VWなどは、常にギアを上げれるだけ上げて低回転での走行を常態とし、踏んで過給機を使う。
これに較べ、VW等よりも常に1速下のギアで走り、1600回転以上を保つことが多い。
これが気持ちいいのだ。トルクを足の裏に感じる走りとでも申しましょう。
スペックだけでは分からないものだと、つくづく感じました。
まぁこれが逆(自然吸気→過給機)であったなら、また新しく感じるのでしょうけれど。
凄いのは、この1速下で走るにも関わらず燃費がGTIを上回る点でしょう。
これはリーンバーンでなかったなら、あり得ない数値でしょう。

そしてアイドリングから、ディーゼルの様な音がするのには驚きです。
この第四世代とも云われる自然吸気で成層燃焼方式だからでしょうか。
高圧インジェクターから発されるとするノイズだそうです。
車内で「これディーゼルなんだ」といえば、殆どの人は信じるでしょう。
その音同様、本当に下からトルク感のある力強い走りをしてくれます。
正にコレ、こういった新しさを求めていたのです。
常々書きますが、「今何に乗っていて何を欲するか」これに尽きますね。

第三世代と云われるVWの「直噴+ターボ」エンジンでは、ノイズなどほとんど感じませんでした。
これも逆であったなら洗練されたなんて書きそうですが、ディーゼル流行の今、嫌いじゃありません。
足回りに関しては、GTIからすぐさま乗り換えれば、クラウンか?と聞きたくなるほどしなやか(ヤワ)です。
よく言えば、E46のMスポに較べ懐がぐっと深くなった様な乗り心地です。
200キロほど走って、ようやく慣れました。
キッと曲がれば、キッと動くいい脚です。

他に気が付いた事は、E90型になって高級車になったこと。
プレミアムとはいえ、走りに特化したスポーツセダンであったと思う。
しかし、バック音一つでも高級を感じたのでした。
それにしても、「中古車」っていいですね。もう止められません。(笑)
コメント
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