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脳トレに古典とSF的不老不死「Arcアーク」&輪廻

2021-08-03 10:14:14 | シニア

本日も太陽の日差しの
恩恵を受けようと
いつも以上に野菜干しをしたら、
雲ってきて涼しい~。
マッ、そんなもんです。

そろそろ脳トレをやろうと、
少し前に古書店で百円で買った本を
ひっぱり出しました。

ご存知、2001年のベストセラー


「声に出して読みたい日本語」(齋藤孝)

当時、ワタクシはまだ50代、
高齢者に受けているというこの本は
遠い存在。

それでも一応買ってみて、
短く、的確な解説の面白さに
驚いた覚えがあります。
さすが斎藤氏。

しかし本文はぱらぱら。
「~脳卒中の前兆に舌のもつれがあることを
考えると~~」
「高速回し読みは脳が高速回転する
喜びを味わえる」など、
高齢者を意識した文が
挟まれています。


出版元の草思社はそれこそ、
この本ののためベストセラー倒産。
その後再起。
この本のためというより、
予算が多くなったので
それまで慎重だった本を次々と出したんですね。

暑いので小腹が空いたら、


枝豆!おやつ代りに。


この本も脳トレにいいけど、
ワタシがすごい刺激を受けたのは、


「Arc・円弧」&「生まれ変わり」(ケン・リュウ」

この方の作品は
「紙の動物園」を読んでいて、
SF的設定のなかにアナログ的な情緒。
これはまだ読みやすかった。

「生まれ変わり」は
宇宙人に過去の記憶を変えられて、

記憶がその人を作るなら、
記憶の一部を
変えれば違う人間に生まれ変わる」
というもの。

宇宙人との愛撫とか、
読んでもイメージわかない。
「Arc」となると、
もう脳内イメージ破裂、
というほどの描写が続く。

読みにくい、難しい言葉がいっぱい。

それでも面白い、のはなぜ?
作者のすごい才能を感じる。


映画化。芳根京子 主演、石川慶監督。

ワタシは映画より原作派、たぶん。

ケン・リュウは1976年中国生まれ。
11歳のときアメリカ移住。
ハーバード大学を出て
マイクロソフト社に勤め、
その後独立アプリの開発や弁護士の資格も。
小説も書くようになり~~。
すごいね。
まさに新人類(古いね)

かぼちゃのチーズ焼き。
酒麹乗せ。

介護にAIロボットを使いながら
実はそのロボットに入っているのは
貧しいアジアの女性。
「AIはこういうことができない」と
見破り、彼女の故郷を調べ、
その家族に密かに恩恵をもたらす「介護者」
ちょっと泣ける、いい話も
この人の持ち味。

この人の小説で、
今まで知らなかった「発想」や考えを知る。
それもアナログ派のワタシでも
違和感なく受け入れる発想や人が出てくる。

長生きの恩恵は
おそらくこういうところにある。

SFもの、苦手なワタシが読めるのは
未来の設定が、
単に設定に終わっていない。
生きている。

不老不死、いつまでも若いことが
当たり前の時代がいつか来る~~?
望まないけど。

「人を批判するのは、生き延びる必要の
なかった人間の贅沢だ」
人は人我は我、が
この人のサバイバル戦略?

日本では出てこない才能かも~?
まさに、
「声に出して読みたいケン・リュウ」

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最後までありがとうございます。

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