住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

お・ま・け

2011年03月06日 | 日記
 寒河江の『最上蘭園』では、入場無料で観賞できます。
畑の中のビニールハウスなので、ボーとしていると見過ごしてしまいます。
彼の蘭に対する情熱には、頭が下がる思いでした。


最上蘭園・宇井氏

2011年03月06日 | 日記



 当地方(山形の片田舎)では、農業で農協、農機具屋さんから持て囃されて自分が大物だと思っている、アホ百姓が多い。 なんのことは無い、世間を知らないだけのことであろう。

 だから、私は農業従事者を馬鹿にするわけではないが、4Haくらいの土地を集め、地元で大きい顔をしている百姓を数多く知っているが、誰一人として世界に立ち向かえる人物は居ない。  未だ、そう云う人物を知らないだけかもしれないが・・・・ 。

 判りやすい言葉で言えば『お山の大将』 という言葉がぴったりであろう。 政治家は今日は論外として置こう。 ご当地ソングでさばね山から昔、紅花の種を蒔いたという歌があるが、その山でも舞鶴山でも地方は地方であろう。 あるいは泥だんごの上で威張っている『お山の大将』も…。  富士山に登って、世界の農業と自分達を比較したことのある農業者は何人くらいいるのだろうか。 ある意味、二宮尊徳のような人材を、農村に見る事を望むのは無理なことなのかも知れない。  

 日本の優秀な人材と言われた農水官僚は、日本の土地の生産性がヨーロッパの4倍はある… だからデンマークの15Haに対抗できる面積は、4Haと決めたのではなかったのか・・・ 。
4Haでも集約が叶う前に農村は疲弊し、もはや過疎化が取り返せないところまで進んできている。
昨日かその前か、『JA』首脳が耕作地を一戸当たり20~30Haに集約する方向に、進めたいとの記事が出たような気がする。 気のせいであれば良いが・・・・ 。

 山形県内陸部で、農業関係で企業として成功しかけている所は、表題にあげた宇井氏の『最上蘭園』、わさびの周年栽培を目指した『大富農産』、地元で言えば『長瀞納豆』・・・ 。 他で比較的世に知られたところでは住宅部門であるが『IG工業』とか『天童木工』とか言う企業もある。 彼等は、なぜそこまで事業を進められたかといえば、社長個人の能力によるカリスマ性が大きいのだろう。

 何を言いたいか頭がグルグルしてわからなくなったが、言いたいのは『JA』首脳のアホどもめ、と言う事だったのだろう。 彼等は、農村の維持発展ではなく自分達の懐と子孫の繁栄を、メーンテーマとして世に発表しやがったということである。 彼らの思惑は、農村の、農民の維持ではなく、土建業者のバックマージンだろう。 30アールの土地改良費の賦課金が切れようとしている昨今、再び土木事業で、2ヘクタールを一枚の水田にするような、国の事業を期待しているのだろう。

 日本農業は、片手間農業、第二次農業、兼業パパママばあちゃん農業と決め付けて、由とすべきであろう。  国際的な食糧安保の意味での農業、国の『独立自尊』に寄与する以外目的はないものだと言う事を、肝に銘じて将来を見据えて行きたいものである。 手足に血液が廻らなくなったら、あるいは手足の細胞が壊死を起こし、其れを継続させる細胞がいなくなったら、バイキン(ロシア方面から)が繁殖することは間違いない。

 世界は一つ、戦争いの無い世界というのは、もうちょっと先。 気心知れて醤油も貸し合う仲になるのは、もうちょっと先。 下手をすると、心優しい大和民族は、アメリカのインディアン、あるいはオーストラリアのアボリジニと同様な運命をたどることも視野に入れて、生きてゆかねばならないのではないだろうか。 儒教が生まれた中国でさえ、『王陽明』なんぞ今や知る人も無い・・・・ 。