住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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指導者に有るべき姿・孫子より

2011年02月18日 | 日記

 こんな事を書くと、いまさら面はゆい感じがしないでもないが、余りにも情けない民主党首脳には、こんなイロハの『イ』から思い起こしてもらって、自民党に政権が移らないような努力を、最後まで怠らないで貰いたいと思うのは、私だけではないのではないか。

相対的にいえば、民主党は既得権益層につながる世襲議員も少なく、公務員俸給の2割削減も国会議員自らの給与30%削減を実施すれば、出来ないことではなくひいては高級官僚の税金毟り取りに、対してもメスを入れられるものと思っていた。 もちろん、天下りに対しても・・・。


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「孫子」は「将とは智、信、仁、勇、厳なり」といい、次のように、必要な資質を5つあげている。

― 第1は「智」である。
 「智」とは囲碁などで読みが深いという言葉を使うが、これと同じで、状況を読む能力のことをいっている。 「孫子」の言葉に「彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず」とか「勝算なきは戦うなかれ」という言葉があるが、こうした状況を見極める能力が「智」で、全体の状況を判断する知恵のことをさしている。これが「智」である。

― 第2は「信」である。
 「信」という字は「人」という字に「言」という字が組み合わさってできている。 つまり、人間のいうことは信頼できるものでなければならない。 人間はうそをつき、約束を守らないようではいけないということで、人としての信頼感の大切さを指摘している。 これが「信」である。

 ― 第3は「仁」である。
 「仁」というう字は「人」という字に「二」という字が組み合わさってできている。人間二人が顔を合わせると、そこにはお互いが守らなければならない約束事が生まれてくる。そのことを「仁」といい、他の言葉でいうと「思いやり」「相手の立場にたって考える」などの意味となる。 つまり思いやりや誠意がなければ、リーダーは部下の心をつかむことができないということで、これが「仁」である。

 ― 第4は「勇」である。
 「勇」とは勇気のことで、表現を変えていうと決断力ということができる。「
孫子」は、勇気をもってすすめすすめと、やみくもに突き進んでいく勇気は評価していない。 「孫子」のいう本当の勇気とは、勝算がない、勝てる見こみがないと判断したとき、断固撤退する勇気、つまり、あえて後ろへひくことができる決断の勇気をいっている。 これが「勇」である。

 ― 第5は「厳」である。
 「厳」とは厳しい態度、すなわち、信賞必罰で部下に望むということである。 部下を統率するためには「仁」が必要であるが、反面厳しさがなければ、集団としてのまとまりをつくることはできない。

 この章の4項「泣いて馬謖を斬る」で紹介するように「諸葛孔明」(しょかつ
こうめい)は、自ら愛する前途有望の部下「馬謖」(ばしょく)を、軍令違反の罪
で泣いて処刑したのもこのためで、集団としての強さを維持するためには、こうした厳しさが必要なのである。これが「厳」である。 

  *** 以上引用  終  *****


  引用は、下記ホームページURLによる。
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~shirai/report/no3.html#no1

 2000年以上前から、歴史上で『孫子の兵法』という古典が生き残ったのはそれなりに価値が有り、其れを認めている人が多いということの裏返しだろう。

現代の民主党首脳に、も一度思い起こして欲しい考え方だが、どうなのだろうか。
政権維持に汲々として、理念とか歴史観とかが何処かへ行ってしまったと感ぜられるのは、私だけではないようである。
マスコミにイチイチ反応する必要もなかろうが、支持率の世論調査が全て10%台に成るのは、止められそうにない。


左翼政権は何処へ行く・・・

2011年02月18日 | 日記

 政権交代が、どうして成されたのかを真摯に振り返ってみれば、このたび16人の異議申し立ての気持ちが解らないでもない。

 エジプト他の中東諸国で、ネットによるデモが相次ぎ、政権転覆まで到っている事実を冷静に考えてみれば、我が国でのネット(ヤフー)の世論調査による支持率17%というのも、まんざら知らんフリできる数字では無いと思う。


 16人が会派離脱届に対して、夫々
  * 菅首相  ― 17日夕「全く理解できない行動だ」と述べた。
  * 枝野官房長― 「どういう理屈を立てているか分からない。同じ
             党で会派が別だというのは常識的に考えられない。
             理解しがたいし、国民にもわかりにくい」と強く
             批判した。 
  * 岡田幹事長― 「届け出が成り立たないのは議員ならわかって
             いるわけであり、パフォーマンスといわれても
             仕方がない」と批判した。

 何れも、産経ドットコムから、引用させていただいたが、この会社の姿勢が、あるいは立ち位置が、述べたと言う事実だけでなく《批判した》と言う言葉に、それとなく現されているのではないだろうか。 
言葉尻で、マスコミの意志を国民に浸透させようと言うのは、世論を誘導しようとするマスコミの常套手段である。


 ***『約束を果たす民主党への回帰宣言』の全文転載***
     Sankei.jp 2月17日付より

 「今の菅政権は、国民との約束を果たす本来の民主党政権ではない」 今、民主党議員の多くが強くそう感じている。 「国民の生活が第一」の政治理念は、おととしの衆議院総選挙での、民主党と国民との最大の約束だった。 しかし今の菅政権ではどんな事態が進行しているだろうか。

 総選挙では、予算のムダを徹底的に削り、新たな政策の財源に充てるとしたマニフェストを掲げ、政権交代を実現した。 しかし、「予算の総組み替えなどを行う」と主張していたのに、ほぼ手つかずの一方で、先週、菅総理大臣は、「衆議院の任期中上げない」としていた消費税については、「来年度末までに法的な対応をしなければいけない」と発言し、増税への意欲をあらわにした。 

 菅政権は国民との約束、マニフェストを捨てたのである。
 また、政治家主導で日本を立て直すはずが、目玉とされた国家戦略局の設置法案は実現せず、公務員制度改革も反古(ほご)にされている。 官僚に頼り放しだが、尖閣問題や北方領土問題など、もっとも政治主導であるべき案件で失敗すると官僚のせいにする。
菅政権は政治主導の御(み)旗も捨てたのである。

 菅政権は、民主党の理念、そして「国民の生活が第一」という国民の皆様への約束をも捨て去ったのである。

 菅政権が本来の民主党の政策を捨て、本来の民主党の政治主導を捨て、本来の民主党の国民への約束を捨て去って省みないならば、それは国民が願いをかけた本来の民主党そのものを捨て去ることになる。 

 そして、このことは、本来の民主党への支持の上に比例代表で当選した我(われ)々(われ)の存在意義すらも打ち消すことになる。

 我々は民主党と国民との約束の上に存在する比例代表の議員だからこそ、本来の民主党の姿とはかけ離れた今の菅政権にはもう黙ってはいられない。 みすみす旧来からのしがらみにはまり込み、無原則に政策の修正を繰り返す菅政権に正当性はない。 我々は今こそ「国民の生活が第一」の政策を発信し、国民の信頼を取り戻していかなければならない。

 しかし、我々は、民主党に対する信頼が地に落ちた今となっても民主党を捨てるつもりはない。 歯を食いしばっても、国民との約束であるマニフェストの実現に取り組む我々こそが、本来の、そして真の民主党であるからだ。

 従って、我々は、国民との約束を果たす議員集団であることを、改めて国民の皆様に行動で示すために、衆議院での民主党・無所属クラブとは分かれ、新たに院内会派を設立する。 そして同志一同が結束して、「国民の生活が第一」の政策を実行すべく今後、行動を展開していくこととする。

 2月17日 民主党・衆議院比例代表単独議員有志一同


  ***  以上引用  終  ***