書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

襲ね色目(カサネシキモク)

2007-08-08 00:19:57 | 思う事
襲ね色目(カサネシキモク)

「襲ね(カサネ)」は、衣を重ねて着るときの配色や、衣の表と裏の配色をいい、
「重ね」とも書く。「色目」は、「襲ね(カサネ)」の色合いのこと。
古くから衣を何枚も重ねて着る風習があったが、平安時代にはその重ね着の色の配色が服装美として注目されるようになり、「襲ね色目」が発達した。これらの色の配合は、四季折々の自然美との調和が重んじられた。したがって「襲ね色目」には季節ごとの区別があった。      
                      

着物は、色にも柄にも決まりがあったらしく、貴族社会で装束(ショウソク)や調度に用いられた文様を有職文様(ユウソクモンヨウ)と言う。
この模様は、亀甲文、三重襷文(ミエダスキ)、小葵文、四菱文、巴文などがあり、儀式や官位により使用する文様が決まっていた。
                   
                   最新国語便覧より

          


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2 コメント

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Unknown (吉ちゃん)
2007-08-08 22:48:50
カサネシキモクは貴族の婦人が着るんでしょうが、色も柄も綺麗だったでしょうね。貴族社会は服装にしてもしきたりにしても大変だったんですね。     一般の人には羨ましかったでしょううね。
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平安時代の・・・。 (しゅん)
2007-08-09 06:56:24
庶民との身分差というのは凄かったのでしようね。

都には中国からの文化や調度品がたくさんでしたでしょうが、庶民は文字も知らないし、生活も・・・。貴族は女性でも漢詩を学び和歌を詠み。色も位によって決めれれていたんだし、想像もつきませんよね

今は私のような庶民でもどんな色の服も着れるし、どんな勉強も出来るから幸せです
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