書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

文字

2009-09-14 18:42:15 | Weblog
一日の中で文字を見ないで過ごす事は全くない。新聞、メール、電子辞書、メモ。
中国は今や簡略字の国になってしまい、自らその漢字文化の美を放棄してしまったのは取り返しのつかない事だと思う。

温泉で北村西望の書に逢う

2009-09-14 11:14:54 | 思う事
みんなで温泉に行く事になった。
男風呂は露天で、上に桜の木が(以前渡辺さんは桜の花吹雪の中でこのお風呂に入った)あるとの事。
女風呂は・・・。

「石亭の館」
この看板に反応した私。
「北村西望の書だ!」

西望の言葉
「たゆまざる 歩み恐ろし かたつむり」
これは長崎の平和祈念像を制作した北村西望という彫刻家の句。
北村西望は、長崎県出身で104歳まで彫刻家として活躍した方。
この西望が平和祈念像を制作中のある朝、像の台座に一匹のかたつむりを見つた。西望が夕方、仕事を終えて、ふと見ると、そのかたつむりは、像の頭のところまで登っていたのだそうです。

わずかな歩みでも、時が経てばこんなに進むことができるのだと感動し、「たゆまざる 歩み恐ろし かたつむり」という句を作り、座右の銘にしたと言う。
温泉の受付には西望の自筆があった。

今年のお正月に島原城の西望記念館に行った。あれからもう8ヶ月。

一年の計はどうなった???もっとコツコツ頑張れ!って西望に言われているのかとも思った。


人吉で友と恩師と会う

2009-09-14 10:39:25 | 思う事
先日、人吉の歴史の旅に行くこととは全く別の用事で、高校時代の友達に連絡した。
人吉に行くから彼に電話したのではなく、たまたま電話した彼が人吉に居たというわけだった。
彼は、現在人吉署に勤務している。

彼の話では、高校のときの担任の先生で部活の顧問だった西先生が人吉に居られるが、心臓の手術をしてとても気落ちをされているとか・・・。で、先日先生宅を夫婦で訪ね、私の話をしてきたという事だった。
(彼らご夫婦は以前、私の書道展のパーティーにも来てくれた。)

それで、私にも連絡したいと思っていたが携帯のデーターをなくしてしまって全く連絡が取れなかったので私のかけた電話に喜んでくれた。

私は、その段階で「ハッと」気づいた。(気づくのが遅い)
「私、あさって人吉に行くよ。数人で行くから相談してちょっとお時間もらって先生に会いに行こうかな?」
彼は、
「じゃ、ぼくあさっては休みだから迎えに行くよ。」と。
歴史資料館に2時に迎えに来てもらって、先生宅を訪ねた。
思ったよりお元気な先生のお顔を拝見して本当にホッとした。
30分ほど懐かしい高校時代の話をして自分自身も高校生に戻った気持ちになった。
先生はご自宅から出られないと言われたので、「今度は私達が押しかけますよ。お元気で居てください。」といって別れた。
お土産の御菓子をめぐってハプニングもあり大笑いし、(私も彼も同じハッピーブランチでケーキを買って先生宅に持って行ったが、先生は糖尿病だったのでそれぞれ持ち帰ったという事)そして待ち合わせの青井阿蘇神社に行った。
青井阿蘇神社は国指定重要文化財になり気候もよかったからか、参拝客もわりと多かった。
楼門は桃山時代のもので、四方に喜怒哀楽の神面があった。この神面は全国で例がないということだった(人吉様式)
それから、人吉署の松永君も一緒に人吉で一番有名なケーキ屋さんのハッピーブランチでコーヒータイム。そこで彼ともいろんな繋がりがあることを再確認して分かれた。
幾重にも充実した時間だった。


人吉城・歴史資料館へ

2009-09-14 10:17:45 | 思う事
古木さんのお世話で、人吉の歴史資料館に人吉文化財保護委員の井上道代先生に特別においで頂き、人吉の歴史を鮮明な解説で解りやすく解説してくださった。
歴史の面白さ、ロマン、そして人間たる業。
先生の言葉の中に「その人の人物像をみても、いろんな角度がある。歴史の事実の中にはたくさんのドラマが隠れている。」と。
先生はたくさんの論文を書かれておられるとの事。
先生のお話を聞いて・・・。
現地に行くと文字上ではわからないそこの風土や地形、生活観を知り、感じることが出来、からそこから様々な事を想像し、そして思い巡らせる事が出来る。

歴史愛好会の旅に誘っていただき貴重な充実した時をありがたかった。