書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

恩師の記事に・・・

2009-09-04 06:57:42 | 思う事
先日新聞の投稿欄に恩師が書かれた記事が載っていた。
その恩師とは私が小学校の頃の音楽の山下先生。

私は、小学校の4年生から、器楽部と合唱部を掛け持ちで夏は、水泳部も掛け持ちしていた。
思えば気持ち全く今と変わらない。(年だけ経てしまったが)

先生の記事は・・・「7月、80歳の傘寿を迎えました。25歳ぐらいの時、4、5、6年の担任をした時の生徒が集まってお祝いをしてくれました。・・・・中略・・・1956(昭和31年)ごろ一番苦しい時代(子育てと仕事の両立)若い私は何を教えていたのでしょう。恥ずかしくなりました・・・略・・・夜はカラオケで賑わい、翌日は集まって温泉に行き阿蘇で夕食をしました。たくさんの生徒が集まってお祝いをしてくれて何ものにも替え難い幸せを味わいました・・・。」

一年に一度は連絡をとっていた先生だったが、去年からは電話もしていなかったので心配していたところだったが、先生の嬉しそうな笑顔と生き生きとした文章が新聞から目に飛び込んできて懐かしくそして嬉しくなって昨日電話したのだった。

先生は小学校の4年、5年の2年間と音楽の授業と器楽、合唱を教えてくださった。とにかく厳しい先生。そして優しかった。

体当たりの授業そして部活。
真夏の音楽室は暑かったが毎日毎日歌った。
もの凄い練習量で貧血で倒れる子もいた。
しかし、先生の熱意はみんなの心の奥底に伝わった。そしてみんな音楽が好きになった。

私も、23年前に書道教室を開いた。
まだ、子どもや保護者たちとの接し方解らないままの教室のスタート。
私の先生像はこの音楽の山下先生だった。

20分ぐらい先生と電話で話し、私はしばらく小学校の自分に戻れた。
小学校の私。そしていろんな事があって変わった私。
それから今後(成長?)する私。

全て自分。過去の自分にお疲れ様。これからの自分によろしく。

涼しくなったら一緒に食事する約束をして電話を切った。

先生有難う。