在学期間中に2つの大学のプログラムに参加することによって,両方の大学の学位を取得できる仕組みをダブル・ディグリー制度と呼び,大学間ネットワークが発達している欧州や,これを看板にして学生を集めようと思っている大学などではよく用いられているようですが.
東京大学公共政策大学院がシンガポール国立大学リー・クァンユー公共政策大学院とのダブル・ディグリー制をスタートします
ということで,専門職大学院の一種である公共政策大学院でも,海外のポリシースクールと連携したダブル・ディグリー制度が発展していくのかもしれません.この制度では,単位の読み替え・互換を通じて,自分の大学で学んでいない学生に対して学位を出すことになるので難しいのかしらん,と思っていたら,すでに70件ていど実施されているんですってよ(文部科学白書2008,第1部第2章「大学の国際化と地域貢献」第1節「大学の国際化」21ページ).おやおや.