シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

生 東京スカイツリー

2010年07月06日 | プライベート
 東京では昨日の夜集中豪雨があり、場所によって浸水した家屋がたくさんあったようだけど、俺はその午前中、秋田へ帰るまでの時間を利用して、この目で建設途中の東京スカイツリーを見に行くことにした。


確かに異様な暑さ。


ハンドタオルで汗ふきながら、制汗スプレーを吹き付けてーの繰り返し。


全く意味ねぇな…。


今考えれば、その後の天気を助長するかのような妙な空模様だったかも。





駅員さんに言われたとおり、都営浅草線で押上駅までゴー。


 地下から地上へ上がると、そこは駅自体が工事中であり、あちこちがパネルで目隠しされている。


 「駅自体が大きく変わるのかな?」


なんてあたりを見回すとそこに突然



ドーーーーン!




と現れた東京スカイツリー!





「うわ!でかっ!」


 いまだ下町の情緒をどことなく残す押上駅上空にそそり立つそれは、まるで何かの要塞のようだ。


それでも現在の高さは398メートル。





すでに東京タワーを超えているが、この先まだ200メートル以上も伸び上がる。


 その駅周辺をくるりと散策してみたが、高層マンションも建ち並ぶ中、こじんまりとした駅前商店街があり、昔ながらの平屋の建物があり保育園があり…。


 家の2階からそのてっぺんを眺めているおじいちゃんや、ゴミ回収をしながら目をやる作業員。


子供を肩車しながら見せているお父さんや、携帯で写真を撮ってるご婦人。



 間違いなく東京のシンボルであり観光名所になろうとしているこの場所を、日本の人達はどう感じてるだろう。



 そして、この地域の住民の方々は、日に日に高さを増していくツリーにどんな思いを馳せているんだろう。



 ここに来れば、自分も「三丁目の夕日」のように、高度経済成長期の日本を象徴するプロセスを東京タワーに見立てた、あの頃の人達と同じ思いを感じることが出来るのかなと思ったけど…。




なんかちょっと違ったかな…。俺は。




 時代が変わり、経済がぐちゃぐちゃになってる今、このツリーに希望を見いだすことが出来ない人もたくさんいるんだろうな。



でもこの辺一体は間違いなく今まで以上に活気づく。





で、結局何が言いたいかって言うと、東京って、自分の足で歩くと、マジでおもしろいなってこと。


 雑誌やテレビでは絶対に見つけられない、その土地の雰囲気や臭いなんかを感じることが出来る。


 これって自分だけの「リアル日本」なんだよね。