シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

フローリストに憧れて…

2008年11月17日 | イベント
 アルベきらめき広場にて2日間にわたり行われた、秋田県花の祭典というイベント。



 これがやばかった。県内多数のフラワーショップのフローリストによる、珠玉の作品がずらりと展示されてある。その様はまさに個性のぶつかり合いというか、同じ花を使っても、作者が違うことによって全く違うものがこれほどできあがるのかとただただ感心するばかりだった。



 でもって俺は、このイベント内のアトラクションとして行われた、フローリストによるフラワーショーの司会進行を担当した。

 このアトラクション、いわゆる、アパレルであればファッションショー、美容師であればヘアーショーというような、アーティストの個性を一般の方々の目の前で披露するもの。
 県内フラワーショップを代表するフローリスト達が、制限時間内に一つの作品を作り上げていく。BGMは自身が選曲したもの。ハサミなどの使用材料を入れたシザーケースを腰にまとい、様々な種類の花で作品を作り上げていく様は、先にも言ったがまさに美容師のヘアーショーのようだ。

 でもって、このフローリストの皆さんがそろいもそろってイケメンなんです。

「秋田の花屋さんって、こんなイケメンばっかいるのか?!」

ってくらいスタイリッシュでおしゃれ。バーテンダー?ホスト?カリスマ美容師?青山の建築デザイナー?セレクトショップのオーナー?みたいな…。

 それも、俺自身足を運んだことのあるショップの人達だ。

 実家の後継者という形も含め、若い力がものすごい勢いで台頭してきており、このフラワーショップ業界を盛り上げようという熱意がものすごく感じられるんだな。

そんな人達が目の前ですばらしい作品を作るわけですよ。俺が女ならイチコロですよこれは。

 とまあ、下世話な話はおいときこのアトラクション。全国的に熱心にフローリストを盛り上げ取り組んでいる地域もあるのだが、秋田はまだまだ発展途上のようで、実際今回こういう形で見せるのは初だそうだ。
 にしては、オーディエンスの数が半端じゃなかった。すごかった。

「老若男女、こんなに興味ある人達っているんだなぁ」

若い人達の作る斬新なフラワーアレンジを食い入るように見ているご年配の女性方。完成するたびに喝采。そんな光景を見ている内に、

「このイベントは成功だ」と、俺自身は確信した。

 商売をする人達にとっては、当然のことながら古き良き伝統を継承することも大切だが、時代も移り変わり、現代の人達のガイドライン、フィットする事情など、明らかに毎日が変化しているのは事実であり、その現実をも見据えなくてはならない。後継者は、その中でいかに生き残っていくかを日々問うている。
 先代の築いた財産を食いつぶすような二代三代であれば以ての外だが、純粋なる次世代の後継者にとって、大きな課題はたくさんあることだろう。

 そんな中、自身の業界を盛り上げるため先導を取り、仲間と結束して今回のようなイベントを企画運営するというバイタリティには本当に頭が下がる。

 以前、美容師のイベントの時のことを思い出した。みな自分たちの業界を盛り上げるのに必死であり、あの手この手で企画を練る。賛同者も募る。いろんな人達の協力などがあってイベントを成功に導く。

 しかし秋田のひやみ根性というかなんというか、同業種の横のつながりというのは思いの外スムーズではなく、大してリーダーシップをとれないような人が、盛り上げようとがんばる人達を煙たがったりめんどくさがったりする。ひがんでんだよね。嫉妬してんのよただ。もっとみんな力を合わさればって思うのにナ。

 ぶっちゃけ今回のこのイベント、すごかったと思います。フラワーショップのスタッフに対してのイメージは全く変わった。格段にアップ!
テレビとかもさ、くだらない特集とかしてないで、こういう若い力をばんばん取り上げないとだめなんじゃねえの?

 でもって結論。

 「花屋さんになりたい!」