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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

嵯峨信之『小詩無辺』(1994)を読む(24)

2020-02-11 09:56:05 | 『嵯峨信之全詩集』を読む
* (ぼくが見たものはすべて雪に消されて)

そこにどたりと放りだされる
いわゆる白紙刑である

 「そこ」は先に書いたように、無意識に認識されている場所である。あえていえば「ここ」でも「あそこ」でもない中間地点。あいまいなひろがり。あいまいだから「そこ」というのかもしれない。
 「どたり」という響きがおもしろい。私は北陸の生まれなので、雪が「どたり」と屋根から落ちるときの音と量を知っている。そして、そういうものを思い浮かべるのだが、「消されて」「白紙」になったものが、ただ広がっているのではなく、積み上げられている感じが、とても印象的だ。









*

詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
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私あてにメール(yachisyuso@gmail.com)でも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)

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