藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

楊州市民訪問団が来藤

2011年07月28日 | ちょっと一言
本市と友好交流都市提携をしている、韓国の楊州(やんじゅ)市民訪問団が来藤しました。
市民訪問団は6名で、この度の大震災や原発事故でめっきり減ってしまった韓国からの観光客を呼び戻そうと、本市が招聘したものです。メンバーは楊州市国内外交流協議会委員、楊州観光ブログ記者、地元新聞記者の方々で、今回の体験や魅力などを楊州市はじめ韓国内に発信していただくことになっています。
日程は3泊4日で、滞在中は本市の良さや周辺の市町も余すことなく知っていただこうと、いろんな場所にご案内しました。まず、本市では玉露の里で呈茶を楽しみ、大旅籠柏屋での見学、昼食は精進料理を堪能いただき、午後は酒蔵や大型店舗の見学などをしていただきました。また、宿泊先は志太温泉に1泊していただき、国の登録有形文化財の指定を受けている純和風旅館での宿泊も楽しんでいただきました。周辺市町では、韓国の観光客に人気のSLに乗車、清水港ランチクルーズ、焼津さかなセンターなどにご案内しました。
参加された方々からは、豊かな自然に感銘を受けたり、和風旅館での宿泊にも大変興味をもたれたようで大変喜んでいただきました。きっとご満足いただけたものと私もうれしく思います。と、同時に今回の訪問団の招聘目的である、本市や県内の安全PRができたものと思います。また、訪問先などの情報も早速発信してくれ、早くも成果が出ています。
また、大震災の影響で減便していた大韓航空の静岡-ソウル便も10月末から毎日運航するという心強いニュースもあり、震災前の状況に戻るのではないかと期待しています。
訪問団の皆さんご苦労さまでした。是非、沢山の情報を発信していただき、今度は、ご家族や友人などとご一緒にお越しいただきますようお待ち申し上げます。

「エコノミックガーデニング」を幹部職員と学びました

2011年07月25日 | ちょっと一言
皆さんは、「エコノミックガーデニング」をご存知でしょうか。
一口で説明するのはなかなか難しいのですが、「地域が主体になって、成長する企業を応援することにより、地域を潤す政策」ということになると思います。経済開発戦略として、近年とみに注目を集めている政策です。
この程、「エコノミックガーデニング」に係る国内研究の第一人者である拓殖大学の山本尚史教授をお迎えして、幹部職員と勉強会を開催しました。
エコノミックガーデニングの先進国であるアメリカのコロラド州では、1990年代初頭からこの政策を導入し、企業の誘致をしていないにもかかわらず雇用と税収が著しく増加し、成果をあげています。私は、このことに注目し本市にこの政策を導入したいと思い、山本先生にお願いし勉強会が実現しました。
地域主権が叫ばれる中、自治体の地域間競争は今後ますます激しさを増すものと思っています。この競争に勝ち残るには、産業振興や雇用創出により安定的な税収を確保し、自治体の体力をつけることが不可欠です。また、自治体財政が非常に厳しい現状においては、従来型の補助金制度による企業誘致や企業支援などの手法は、おのずと限界があります。
今回の勉強会で、これらを解決する政策として、「エコノミックガーデニング」は非常に有効だと改めて感じました。これを機に、今後経済団体や企業など関係の方々とを研究を重ねながら、「元気なまち藤枝」を作るためにも、「エコノミックガーデニング」の推進を図りたいと思います。

「エコアクション21」の認証事業所に補助金を交付

2011年07月22日 | ちょっと一言
本市は、持続可能な循環型社会を構築する手段として、環境省が策定したガイドライン、いわゆる「エコアクション21」の認証を平成20年3月に取得し、全庁で環境負荷低減の取り組みを進めています。
この取り組みは、市役所を含めたあらゆる事業所が、積極的に行うことが必要です。本市では、藤枝商工会議所と連携しながら、市内事業所の認証取得を推進するセミナーを実施し、支援をしてきました。この結果、市内の認証・登録事業者は現在45社と県内でも上位を占めるなど順調に推移しています。
今年度は、この認証取得を更に進める目的で、新たに認証登録に必要な登録料を全額補助する市独自の補助制度を創設しました。
この程、この補助制度を初めて活用する事業所が決定し、第1号となる補助金の交付をしました。補助金交付を受けたのは、㈱飯田電気さんで、昨年セミナーを受け、今年4月に認証を受けられました。飯田社長さんからは「持続可能な循環型社会の実現のためにも、継続的な改善に取り組みたい。」と、今後の意気込みお聞かせくださいました。私からは、「市内の模範事業所となるよう期待しています。」と答えました。
来年度、エコアクション21の認証取得を目指している事業所は13社で、現在セミナーに参加していただいております。今後も、多くの事業所に認証の取得を促し、地域ぐるみで「持続可能な社会の実現」を目指していきたいと思います。

「ふるさと応援寄付金」などを活用してサッカーゴールを設置

2011年07月20日 | ちょっと一言
本市出身で、元サッカー日本代表の名波浩さんから、昨年、「生まれ育った藤枝に恩返しがしたい。子どもたちのスポーツのために役立ててください。」と「ふるさと応援寄付金」をいただきました。
おりしも、ユース年代(小学生)のサッカーのルールが8人制に変わることから、各小学校のゴールを順次整備していましたので、名波さんをはじめとする皆様からの「ふるさと応援寄付金」をゴール整備に活用させていただくことにしました。この他にも、藤枝市サッカー協会様とスポーツプラザ報徳様からも、8人制用のサッカーゴールの寄贈をしていただいています。皆さんのご好意により、今年度全ての小学校に設置することができました。ありがとうございます。
この程、皆さんのご好意に感謝の意を込めて、西益津小学校で「サッカーゴール設置披露式」を行いました。
式には、名波さんとサッカー協会の臼井会長にもご出席をいただきました。名波さんからは、サッカー少年団の子どもたちに対し「サッカーは点が取れないと勝てません。ゴール目指していっぱいシュートしてください。」とエールを贈ってくれました。
式の後、子どもたちは名波さんとミニゲームを楽しみ、随所に出るスーパープレーを目の当たりにして、母校の偉大な先輩にあらためて感心した様子で、名波さんも、終始笑顔が絶えず微笑ましく思いました。いつの日か、ここから名波二世が誕生するのを楽しみにしています。
今回のサッカーゴールの整備にあたりましてご協力をいただきました、名波さんをはじめ「ふるさと応援寄付金」をしていただいた皆様、藤枝市サッカー協会様、スポーツプラザ報徳様にあらためて感謝申し上げます。

男女共同参画推進事業所に認定証を交付

2011年07月15日 | ちょっと一言
本市の男女共同参画事業については、県内の中でも早くから担当の課を設置するなど、先進的に取り組んでいます。
特に、平成11年に「男女共同参画社会基本法」が整備・施行されたことにより、市の責務が明確になりました。
これに基づき本市では、これまでに行動計画の策定や推進条例の制定と平行して、市独自の施策として市民を対象に市内10地区でモデル事業を実施するなど、様々な施策を展開し推進を図ってきました。
今年は、これらを更に推進していくため、新たに「男女共同参画推進事業所認定制度」を創設し、優良事業所を顕彰することとしました。この認定制度は、男女共同参画の推進に理解があり、性別を問わず働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいる事業所を顕彰するものです。
このほど、市内の6つの事業所が記念すべき第1回目となる認定を受け、認定書の交付を行いました。これらの事業所は、他の模範となる事業所であり、今後も男女共同参画社会を実現するためにご尽力いただきたいと思います。
本市も、さらにこの制度をPRし制度の周知とともに、真に性差のない社会の実現を目指していきたいと思います。

 今回認定された事業所は以下のとおりです。(順不同・敬称略)
  ○株式会社共立アイコム   ○コンポジット工業株式会社
  ○大井川農業協同組合    ○社会福祉法人富水会
  ○東日本ハウス株式会社 J・エポックホーム事業部 静岡営業所
  ○ディサービスユニバーサル園芸 こんぴら倶楽部

夏の交通安全県民運動

2011年07月13日 | ちょっと一言
現在、「夏の交通安全県民運動」(7月11日~20日)が県下各地で繰り広げられています。本市でも、初日の11日早朝に、自治会町内会、警察、交通指導員など関係の皆さんと市の幹部職員が一同に介し、開始式を行いました。
この運動に対する県下統一の重点項目は、①子どもと高齢者の交通事故防止、②自転車の安全利用の推進、③飲酒運転の根絶の3点で、期間中、街頭指導や啓発活動、交通安全教室などが行われます。
本市の交通事故の状況を見ますと、交差点での「出合い頭事故」が多く発生していることが特徴としてあげられます。このことを踏まえ、本年度の本市独自の重点目標として「イエローストップ運動」を推進しています。皆さんは、自動車などを運転中に黄色信号で止まっていますか。急いで渡らないといけないと思っていませんか。「イエローストップ運動」とは、交差点前で信号が黄色に変わったら、必ず止ることを推進する運動です。自動車はもちろんですが、自転車や歩行者も、この「イエローストップ」を守っていただければ、交通事故を防ぐことができます。
これから学校は夏休みにはいりますが、例年、小中学生が関係する交通事故が増加する傾向にあります。ご家庭でも、お子さんが交通事故に遭わぬようご注意をいただきたいと思います。
交通事故防止は、何と言っても私たちの「交通安全」に対する気持ちや意識が重要です。「交通安全日本一」を目指し、「交通安全」の意識を高め、交通事故のないまちづくりにご協力をお願いします。

「障害者の情報バリアフリー」を目指して職員が研修

2011年07月11日 | ちょっと一言
障害を抱えた方が気兼ねなく市役所にお越しいただけるよう、職員を対象にした「情報バリアフリー研修会」を実施しました。
市の職員が率先してこの「情報バリアフリー化」に取り組むことで、最終的には市内全体に広めたいと思っています。
私たちは、毎日の暮らしの中で、新聞・テレビ・インターネットなどを利用して何不自由なく情報を得ることができます。ところが、目や耳に障害を抱えている方にとっては、情報を得るのは簡単ではありません。中には「障害を知られたくない。」、「周りに迷惑をかけたくない。」などの思いから、判らなくても判ったように振舞ってしまう方もいるとお聞きします。
先の東日本大震災でも、避難所における障害のある人への配慮について、課題を指摘する報道がありました。避難所で耳が聞こえない人、不自由な人に等しく情報が行き届かないことから、それらの人達が孤立することが問題となっているという報道です。有事に、このようなことが起こらないようにするためには、職員一人ひとりが、普段から情報バリアフリーを意識しながら対応していくことが肝心だと思います。
今回の研修は、導入部分と位置づけて実施したものですが、今後、障害のある人を理解し、障害のある人の目線に立って業務が遂行できるよう、ステップアップした内容の研修を開催していきたいと思います。
藤枝から、「元気とやさしさ」を発信したいと、職員一同頑張っています。

藤枝出身の渡辺さんが楊州市の職員に

2011年07月07日 | ちょっと一言
韓国・楊州市と友好都市締結をし、もうすぐ2周年を迎えます。この間、職員の交換研修をはじめ、スポーツや産業など民間レベルの交流も進んでいます。
この楊州市にお住まいの渡辺敦子さんから、うれしいお知らせが舞い込みました。渡辺さんが、楊州市の契約公務員(職員)に任命され、韓国のメディアにも大きく取り上げられたというニュースです。
本市出身の渡辺さんは、19年前に韓国人と結婚され、一系を継ぐお嫁さんとして、また2男1女のお母さんとして、楊州市にお住まいです。最初は、文化や風習の違いなどご苦労があったようですが、今ではすっかり慣れ、楊州市役所で地域住民や職員を対象に日本語の講師のかたわら、京畿道(キョンギド)文化観光解説士なども務められ、忙しい日々を送られています。また、本市も訪問交流の際には通訳や案内としてお世話になっており、なくてはならない存在です。
こうした活躍が認められ、楊州市では第1号となる移住女性公務員に任命されました。配属は、家庭福祉課女性支援チームで、韓国人と結婚し定住される外国人の支援と相談を担当されます。
楊州市のヒョン・サムシック市長は「渡辺さんが、外国人定住者の立場を代弁し、各種相談やサービスを提供してほしい」と述べられ、渡辺さんに対する期待の大きさが伺えます。
これからも、渡辺さんには友好交流関係のお手伝いをお願いすることが多いと思いますが、今度は同じ公務員として、お互い業務上の支援や情報交換なども可能となり、楊州市がより身近に、そして交流も更に深まるものと思っています。
私も渡辺さんのご活躍を大いに期待しています。

ゆかりの郷・恵那市を訪問しました

2011年07月04日 | ちょっと一言
自治会連合会の視察研修で岐阜県に出掛ける機会を利用して、本市と「ゆかりの郷」提携をしている恵那市を表敬訪問し、可知市長さんと懇談してきました。
恵那市とは、本市が平成元年11月に旧岩村町(平成16年10月に恵那市と合併)と「ゆかりの郷」として友好交流をしていたため、合併後も交流を続けています。その歴史をひも解くと、江戸時代、岩村町は岩村藩と呼ばれ、その領地の一部が本市の横内地区などにあったことが縁で民間レベルでの交流がはじまったのがきっかけでした。
可知市長さんとは、東海市長会で何度かご一緒していましたので、互いに行政についての情報や意見交換に話がはずみ、予定の時間をオーバーしてしまいました。懇談では、今後も末永く交流を続けることを確認しました。大変お忙しいにもかかわらず、お時間を割いていただき、また有意義なひと時を過ごすことができ感謝申し上げます。
懇談後は、岩村に足を延ばし、日本三大山城の一つである岩村城址をのぞみながら、わずかな時間でしたが古い街並み散策し、有名なお酒とカステラなどをお土産に購入しました。この次は、時間をとってゆっくりと散策をしたいと思います。
可知市長さんをはじめ、職員の皆さん、岩村の観光協会の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。8月には、恵那市の交流都市である伊豆市のイベントに参加されるおりに、本市にもお越しいただけることになりました。今度は、本市がおもてなしをしたいと思います。

(写真は、日本三大山城・岩村城址)

瀬戸川で河川美化運動を実施

2011年07月01日 | ちょっと一言

今回で10回を数える「中部地区河川・海岸統一美化運動」が、瀬戸川河川敷で行われました。
台風や大雨のあと、河口付近の海岸に漂着物が打ち上げられ、美観が損なわれます。皆さんもニュースなどで見たことがあると思います。私たちの暮らしに潤いを与えてくれる海辺が、流木やゴミ、ペットボトルなどで汚れてしまうのは、大変悲しいことです。

漂着物のほとんどは、河川にあるゴミなどが増水により海岸に流れ着いたものです。特に、平成13年に台風11号と15号が相次いで襲い、約7万トンにもおよぶ漂着物が県下の海岸や港湾施設に流れ着き大きな被害が出ました。
これがきっかけとなり、国・県・流域の市町が連携し、対策の一環として「河川・海岸統一美化運動」を実施することとなり、現在に至っています。
この活動には、毎年、市内の事業者や団体、中学生の皆さまが参加いただいております。今回も約200人の方の参加があり、国道1号線の瀬戸川橋から約1Km上流の範囲で、河川の美化に取り組んでいただきました。

回収したゴミは、流木、鉄くず、空き缶、ペットボトル、陶器、可燃ごみなどで、ごみ収集用コンテナ12杯・1,8㎥でした。昨年は2,7㎥(コンテナ18杯)でしたので、だいぶゴミが減ってきており、河川愛護や美化の意識が高まっているものと思っています。
夏本番にむけ、バーベキュウや水遊びなど河川で楽しむ方々も多いと思いますが、出たゴミは持ち帰っていただき、河川を汚すことのないよう、河川美化にご協力をお願いします。