藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

「東海道の魅力」を探るシンポジウムが開かれました

2010年10月29日 | ちょっと一言
「文化を発信するみち-東海道の魅力-」と題したシンポジウムが、市民ホールおかべで開かれました。
今回のシンポジウムは、藤枝市と静岡市の境となる宇津ノ谷峠が、本年2月に「東海道宇津ノ谷峠超え」として国の史跡に指定されたのを受け、静岡県教育委員会、静岡市とともに開催したものです。
本市は、古くから日本の主要な道であった東海道が市を横断しており、特に江戸時代には、21番目の岡部宿、22番目の藤枝宿の2つの宿場もおかれ、東海道を行き来する旅人の往来により文化が発展してきた歴史があります。
また、本市と静岡市の境となる宇津ノ谷峠は、平安時代から江戸時代までの峠越えの道が残り、加えて、明治時代から平成までの4つの時代のトンネルが掘られた全国的にも珍しい地域でもあります。
当日は、午前中に「街道ぐるり探検隊」が行われ、岡部宿の周辺の史跡などを廻り、午後は、基調講演とパネルディスカションなどが行われ、参加者の皆さんはメモをとるなど真剣に聞いていました。
今後、このシンポジウムが契機となり、街道文化の発信が活発となり東海道の魅力が多くの皆様に広がっていくことを期待しています。
このシンポジウムの開催にあたり、講師をお引き受けいただいた諸先生方をはじめ、静岡県教育委員会、静岡市、静岡県文化財保存協会の多くの皆様のご協力に感謝をいたします。

「コスモス畑」イベントが開かれました

2010年10月26日 | ちょっと一言
先日、「朝比奈大龍勢」が行われた殿(との)で、このほど「コスモス畑」イベントが開かれました。
「コスモス畑」は、約4万㎡の休耕田を利用して、地域の景観保全と地域の連携を深める目的で、平成15年より「殿コスモスを咲かせてみよう会」が実施しているものです。
今年も、満開に咲いたコスモスの花々が見ごろを迎え、にぎやかにコスモスイベントが開催されました。
イベントでは、コスモスの切花販売をはじめ、新鮮な農産物の販売、フォトコンテストの開催、俳句の投稿のほか、恒例となっています餅まきを私も手伝って行いました。
当日は、お子さんからお年寄りまで、多くのお客さんがお出かけくださり、皆さん口々に「きれいだね。」「こんなに広いとはおもわなかった。びっくりした。」と満開のコスモスに圧倒されているようでした。
水稲の生産調整に伴う休耕田は、管理されずにそのまま放置されれば景観を損なうばかりか、雑草や害虫の発生など問題をもたらします。しかし、「殿コスモスを咲かせてみよう会」のこのような取り組みは、水田や環境の保全ばかりでなく、会の目的でもある地域の連携や活性化にもつながり、他の模範となるものだと思っています。是非、今後も続けていただきたいと思います。
秋風にやさしくゆれるコスモスに送られながら、会場を後にしました。

「朝比奈大龍勢」が開催されました

2010年10月22日 | ちょっと一言
2年に1度の「朝比奈大龍勢」が開催され、昼打ち16本、夜打ち13本の29本の龍勢が打ち上げられました。
龍勢は、秋空を龍のように勢い良く駆け上り、赤・黄・青・緑の色鮮やかな煙をはきながら、ゆらゆらと舞い降りてきます。
当日は、秋晴れの中、多くのお客さんが来場され、龍勢が打ち上がる度に、大きな歓声と拍手が沸き上がりました。ご来場の皆さんは、この手作りのロケット花火を存分にお楽しみいただいたようです。特に、口上の「おおりゅう~せい。おおりゅう~せい。」の声が頭に残っているのは私だけでしょうか。
「朝比奈大龍勢」は、江戸時代後期から五穀豊穣の祈願と感謝を込めて打ち上げられてきましたが、その起源はもっと古く、戦国時代にこの地を支配していた朝比奈氏の朝比奈城と岡部氏の朝日山城の間で行われていた狼煙(のろし)だといわれています。
また、このような手作りロケット花火は、この朝比奈大龍勢を含め全国で4ヶ所しか残っていない大変珍しいもので、静岡県指定無形民俗文化財の指定を受けてもいます。
本市では、昨年の富士山静岡空港の開港を機に、今年度を「藤枝観光大交流年2010」と位置づけ、国内の就航先のみならず海外との交流拡大に向け、事業を展開しています。また、先日行われました、「藤枝大祭り」やこの「朝比奈大龍勢」など、全国に誇れる歴史ある伝統文化を今後も大切に後世に引き継いでいくとともに、イベントを通じて藤枝の魅力を全国、あるいは世界に向け発信し、より多くの皆様が本市へ訪れていただくよう努めてもいます。
今回の大龍勢には、川勝県知事、大村副知事をはじめ、友好都市の深谷市議会議員の皆さんなど多くのご来賓にお越しいただき、大変うれしく思っております。
朝比奈大龍勢の開催にご尽力されました「朝比奈龍勢実行委員会」の皆さんをはじめ関係者の皆様に改めて感謝申し上げるとともに、次回を楽しみにしたいと思います。

「ふじのくに3776友好訪中団」に参加して

2010年10月20日 | ちょっと一言
県が主催した「ふじのくに3776友好訪中団」の第3回公式訪問に参加しました。
今回の訪問団は、県知事ほか各市町の首長、議員、民間企業や団体など約600人が参加した大規模なものでした。その中で、私は今回の訪中に際し、2つの目的を持って望みました。1つは、浙江省幹部との会談に参加すること、もう1つは、市内に事業所があり中国に進出した企業の事業所や工場を訪問することです。
まず、浙江省幹部と県知事、県内首長が参加した省庁会談ですが、会談では行政・文化・産業など幅広い分野での交流について話し合いました。私も、省庁幹部と積極的に交流を深めることができ、有意義な会談となりました。
もう1つの企業の事業所や工場訪問につきましては、リーマンショックに端を発する世界的な経済不況のなか、成長著しい中国の経済や産業についてつぶさに把握するために訪問しました。
中国の労働賃金水準や税金、所得増加による消費の拡大など、国内消費が落ち込む日本企業にとっては魅力的なマーケットであり、日本企業の中国進出は今後も加速していくことが予想され、日本の産業の空洞化が懸念されます。
こういった状況の中にあって、市内の企業が本市に留まっていただいていることに、感謝の気持ちを再確認するとともに、今後も支援していく必要があると痛感したところです。
今回の訪中を踏まえ、行政レベルの交流も必要ですが、中国へ進出している企業の協力や民間レベルの交流こそが、本当に重要であると認識しました。そして、産業政策面では、市内の企業支援の充実が藤枝市の将来、ひいては日本の国益につながることを実感しました。
訪問した企業の従業員の方々から「こんにちは、北村市長さん。」と声を掛けられ、話を聞くと藤枝の工場で研修した折に、私を訪問したことのある方たちからで、この人たちとの繋がりが中国との架け橋になると確信しながら、帰国の途につきました。

「消費者フェア 2010」が開催されました

2010年10月18日 | ちょっと一言
「消費者フェア 2010」が開催されました。毎年、開催しているこのフェアも、今年は実行委員会組織を立ち上げ、市民の誰もが参加できるようなフェアを企画し、より多くの団体に呼びかけたところ、23団体もの参加を得て開催となりました。
実行委員会では、「子どもたちに残そう豊かな地球」をテーマに掲げています。これは、単にごみ減量や温室効果ガス排出量の削減などの地球環境の保全だけに留まらず、「豊かな心を育む」「日本文化を残す」といった、人の内面を豊かにしたいという願いが込められています。
当日は、開場とともにお客さんが訪れ、各コーナーでの出展物を見たり、説明を聞いたり、体験をしたりと皆さん思い思いに楽しまれていました。
国では、消費者が安心して安全で豊かな消費生活を営むことができる社会の実現に向け、「消費者庁」を創設しました。市も、市民相談センターを窓口にして、消費者問題について迅速な対応が図れるよう、消費者相談の充実をしていかなくてはならないと思っています。
今回のフェアの開催にあたって、実行委員会をはじめ参加団体の皆様、関係の皆様に感謝申し上げます。

多彩な催しで賑わった「病院まつり」

2010年10月14日 | ちょっと一言
「来て!見て!知って!みんなの病院!」をスローガンに、昨年よりはじまった市立病院の「病院まつり」が、本年も行われました。
当日は、あいにくの雨で昨年に比べると、お客さんの出足が少し鈍かったようですが、それでも多くの家族連れで各コーナーとも盛況でした。健康相談コーナーでは気軽に相談を受けたり、病院探検ツアーでは、普段入りことのできない超音波室や放射線科の透視画像を見たり、リハビリ科では実際のリハビリ体験をしたり、手術室では模擬手術をしたりと、病院の未知の世界を知り、皆さん感心していました。
この「病院まつり」は、職員一丸となって経営改善に取り組んでいる病院が、再建策の一つとして始めたものです。スローガンの「来て!見て!知って!みんなの病院!」は、市民の皆さんに病院まつりに来ていただき、それぞれのコーナーを見たり、体験していただきながら、職員と触れ合うことで病院を知っていただき、市民みんなの病院であると思っていただけるようにとの思いを込めたものです。
「病院まつり」にお越しいただいた市民の皆様を拝見し、市民の健康を守る病院として、また信頼される病院として、市民の皆様が安心して受診できるよう、引き続き最善を尽くしていきたいと、改めて感じました。
「病院まつり」を開催するにあたり、市議会の皆様をはじめ関係の皆様には、病院まつりの趣旨にご賛同いただき、また、ご協力いただきましたことに深く感謝申し上げます。
今後も、皆様のご支援・ご協力をお願いします。

「ふじのくに3776友好訪中団」で訪中します

2010年10月11日 | ちょっと一言
静岡県と浙江省との友好交流は、今年28年目を迎えました。県では昨年の富士山静岡空港開港を機に、両県省の交流をより緊密にさせることを目的に、富士山の標高に因んで3,776人規模の県民を「ふじのくに3776友好訪中団」として組み、これまでにも多くの県民が中国を訪問しています。私もこの訪中団に加わり、知事とともに訪中します。
訪中団は、中国の都市交流の推進や浙江省主催の歓迎会、上海万博などを視察してきますが、特に私は、この機会を捉え、市内にある企業の中国の事業所を訪問し、成長著しい中国での事業展開などについて、つぶさに研究してこようと思います。
富士山静岡空港の開港により、中国や韓国などへは以前に比べ大変便利に行き来できるようになりました。これにより、本市へのお越しいただく中国や韓国からのお客様も大変多くなっています。
市民の皆さんも、是非、静岡空港を利用して中国や韓国に訪れてみて下さい。
そして、友好の輪をどんどん広めていきましょう。

藤枝市民岡部体育館が開館しました

2010年10月07日 | ちょっと一言
旧岡部体育館が閉鎖されてから、約3年の歳月を経ちますが、この程、待望の新体育館が完成し開館しました。
新体育館は、鉄骨造2階建てで、1階はバレーコートが2面とれるアリーナと器具庫・トイレが、2階には男女の更衣室を設けました。コンパクトではありますが、その分、実用性の高い体育館になっています。
本市では、市民の誰もが「いつでも・どこでも・いつまでも」気軽にスポーツができる生涯スポーツ社会の実現のため、その環境づくりを進めております。
そうした意味でも、新体育館の完成は、本市東部地域のスポーツの拠点施設として地域におけるスポーツの振興はもとより、東海大地震が叫ばれるなか、地域防災の拠点としてもその役割を十分に発揮し、「元気なまち藤枝」づくりにも大きく貢献してくれるものと期待しております。
工事期間中は、近隣住民の方々や隣接しております小学校、体育館利用者の方々には、ご迷惑やご不便をおかけしましたが、皆様方のご理解・ご協力をいただき、新体育館が開館できたことを大変うれしく、感謝いたします。
今後も多くの皆様方にご利用いただきたいと思います。

「やれこーの せー」藤枝大祭りが始まりました!

2010年10月01日 | ちょっと一言
心待ちにしていた藤枝大祭りの前夜祭として、「長唄と地踊りの宴」が昨日開催されました。
長唄の名人六代目芳村伊十郎が左車の出身でその縁で藤枝大祭りでは長唄と地踊りが披露されるようになったといわれています。今回は八代目芳村伊十郎さんと80名ものお師匠さんが日本一の長唄とお囃子、地踊りを披露してくださり、本日、「やれこーの せー」の声を皮切りにお祭りがスタート、各町内の自慢の屋台がまちに繰り出しました。
長唄・三味線・囃子方での地踊りの形態をもつ祭りの中でも、この藤枝大祭りはその規模と質において日本一だということが全国調査でわかったそうです。
小さなこどもが法被を着て鈴を鳴らしながら、同じく法被を着たご老人と手をつなぎながら歩いていく姿、粋でしなやかな踊りを披露してくれる女性たち、てこ棒を操るたくましい青年の凛々しい顔、また、お祭りを見に来てくださった方が笑顔で歓声をあげている姿など、まちのいたるところで市民の皆さんの輝き、活気に満ちた美しい顔をみることができます。
各町内の皆さんが力を合わせて屋台を曳きまわし地踊りを披露する、このすばらしいお祭りを多くの方にみていただけたらと願っております。
あとの心配はお天気だけ。なんとか「晴れ」が続きますように。