藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

「エコノミックガーデニング」を幹部職員と学びました

2011年07月25日 | ちょっと一言
皆さんは、「エコノミックガーデニング」をご存知でしょうか。
一口で説明するのはなかなか難しいのですが、「地域が主体になって、成長する企業を応援することにより、地域を潤す政策」ということになると思います。経済開発戦略として、近年とみに注目を集めている政策です。
この程、「エコノミックガーデニング」に係る国内研究の第一人者である拓殖大学の山本尚史教授をお迎えして、幹部職員と勉強会を開催しました。
エコノミックガーデニングの先進国であるアメリカのコロラド州では、1990年代初頭からこの政策を導入し、企業の誘致をしていないにもかかわらず雇用と税収が著しく増加し、成果をあげています。私は、このことに注目し本市にこの政策を導入したいと思い、山本先生にお願いし勉強会が実現しました。
地域主権が叫ばれる中、自治体の地域間競争は今後ますます激しさを増すものと思っています。この競争に勝ち残るには、産業振興や雇用創出により安定的な税収を確保し、自治体の体力をつけることが不可欠です。また、自治体財政が非常に厳しい現状においては、従来型の補助金制度による企業誘致や企業支援などの手法は、おのずと限界があります。
今回の勉強会で、これらを解決する政策として、「エコノミックガーデニング」は非常に有効だと改めて感じました。これを機に、今後経済団体や企業など関係の方々とを研究を重ねながら、「元気なまち藤枝」を作るためにも、「エコノミックガーデニング」の推進を図りたいと思います。

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