藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

お茶の初取引きに行ってきました

2011年04月28日 | ちょっと一言

いよいよ、新茶シーズンの到来です。私も楽しみにしながら、今年の新茶初取引に臨みました。

このところの気温が低いためか、例年に比べ1週間程度遅く、入荷量も38kgと少ない取引となりましたが、その分「茶の木は十分休眠がとれて、今年は質・量とも期待できる」と伺っており、今後順調に取引が進むと期待を持っています。

昨年は、新芽が出たところに凍霜害にあい、大きな被害が発生し、大変苦い思いをしましたので、茶農家の皆さんも安堵していると思います。

今から、連休にかけ新茶の最盛期を迎えます。茶畑も新緑に変わり、目に痛いほどの輝きを見せ、茶どころ藤枝は、新茶に、藤に、一年で最も美しく輝く時季を迎えています。

今年は、茶業界全体にとって最良の年になるよう祈りながら、会場を後にしました。


お礼の電話をいただきました

2011年04月26日 | ちょっと一言

このほど、宮城県栗原市の佐藤勇(さとういさむ)市長様より、お礼の電話がありました。

これは、東日本大震災で被災された方々を支援するため、市民の皆さんに呼びかけご協力をいただき集まった救援物資を、4月4日に栗原市にお送りしたのを受け、お礼の電話をいただいたものです。

佐藤市長さんからは、「藤枝市民の暖かいお気持ちとご支援に感謝します。いただきました物資は、有効に活用させていただいています。市民の皆さまによろしくお伝えください。お礼が遅れてすいません。」とのことでした。

私からも「私たちができることなら、協力は惜しみません。何なりと申しつけてください。体調にはくれぐれもご留意いただき、栗原市民のために頑張ってください。」と、お返事しました。

震災から、1ヶ月半が経ち、被災地は仮設住宅の建設など日常生活の再建に向け、いろんな作業が続けられていますが、被災されている方々は、まだまだ不自由な生活をされています。

一日も早い復興のために、私たちは、これからも市民の皆さんと一緒になって、できる限りの支援をしていきたいと思います。


待機児童「ゼロ」をめざして

2011年04月22日 | ちょっと一言

本市においても、待機児童対策は喫緊の課題ですが、この4月より2つの子育てを支援する施設が開園しましたのでご紹介します。

1つ目の施設は、「青島こども園」です。「青島こども園」は、幼稚園機能と保育所機能が合体した、いわゆる「認定子ども園」です。青島幼稚園を運営している大雄学園が幼稚園内に開園したもので、本市では初めての施設です。これにより、青島幼稚園は「青島こども園幼稚園部・保育園部」と改称しスタートしました。

2つ目の施設は、「わかば保育園」です。「わかば保育園」は、ながらく認可外の保育所を運営してきた方々が中心になって、社会福祉法人若葉福祉会を設立し、比較的待機児童が多い市の南部地区に開園した認可保育園です。もともと保育に対する豊富な経験とノウハウを兼ね備えていますので、きっと深い愛情で子どもたちを育ててくれるものと確信しています。

2園の開園により、本市の保育園の定員は90人増えましたが、待機児童の解消には至っていません。その理由は、潜在的な入所希望者が多いからだと思っています。

本市は、従来より幼児教育が充実しており、幼稚園の就園率は県内一を誇っています。しかしながら、経済や社会構造の変化により女性の社会進出が進むにつれ、年々保育園への入所を希望するご家庭が増えている現状にあります。

こうしたことから、幼稚園と保育園の両機能を兼ね備える「認定子ども園」は、保護者の方々の選択肢も増え、市としても大変関心を寄せています。また、今回の「青島子ども園」の開園は、本市のモデルケースでもあり大いに期待をしています。

今後も、1人でも多くのお子さんを預かることができるよう、待機児童「ゼロ」をめざし、子育てを応援していきたいと思います。

元気で、輝いた子どもたちの顔を見たいから。


藤まつりが始まりました!

2011年04月19日 | ちょっと一言

今年で28回目を数える「藤まつり」が、はじまりました。おまつりは、5月5日までの期間、蓮華寺池公園を中心に行われます。蓮華寺池公園の主役は、桜から藤へと変わり、1年の内でもっとも輝く時期を迎えます。

藤の名所である蓮華寺池公園には、23種類・約300本の藤と藤棚が広がります。藤棚の延長は563mにもおよび、毎年園内に紫のカーテンを作り、お客様を楽しませてくれます。今年は開花が少し遅れているようですが、ここ数日の間に咲き誇り見ごろになるでしょう。

藤まつりの開催にあたっては、この度の東日本大震災のこともあり、主催者である「藤まつり実行委員会」でも開催の可否について多くの議論がありました。また、各地でイベントが自粛される傾向もあり、皆さんの中にもいろんなお考えがある事と思います。

しかしながら、今、被災地復興のために私たちに何ができるかを考えたとき、こうしたイベントなどを通じて被災地へ応援メッセージを送るとともに、地域経済を発展させることも復興支援に繋がっていくのではないかと考えています。こうした考えのもと、内容を一部変更し、「震災復興イベント」として、募金活動や物販売上の一部を義援金として寄付するなどチャリティ活動を織り交ぜて開催することとしました。

この藤まつりを通して是非「藤枝の元気」を、被災地をはじめ全国に発信しましょう。そして、皆さんとともに、被災地の復興を支援していきたいと思います。

かぐわしい香りの花房を風になびかせながら、皆さんのお越しをお待ちしています。

藤まつりの開催にあたりご尽力いただきます「藤まつり実行委員会」の皆様をはじめ、「震災復興イベント」の趣旨をご理解のうえご参加いただきました出店者や関係の皆さんに感謝申し上げます。


小川国夫氏の文学碑が建立されました

2011年04月14日 | ちょっと一言

本市が誇る作家・小川国夫氏が、好んで散策した蓮華寺池公園の畔に、小川氏の文学碑が建立され、その式典が盛大に行われました。

この文学碑は、小川文学をこよなく愛する有志の方々で構成された「小川国夫文学碑建立の会」が建てたものです。

小川さんは、生まれ育った藤枝で執筆活動を続けられ、数々の作品を残されました。作品の中には、本市やその周辺地域の記述が随所に表れ、正に郷土が生んだ偉大な作家でした。特に、ご自宅にほど近い蓮華寺池公園は、大のお気に入りのようで、執筆活動の疲れを癒しに、また、新しい作品を構想するために通われたようです。ここに文学碑が建立されたのは、必然だったのかもしれません。さぞかし小川さんも喜んでいらっしゃるのではないかと思います。

蓮華寺池公園には、市内外から多くのお客さんが訪れます。この碑を見た方々が、小川国夫という郷土の偉大な作家の存在を知り、そして今以上に小川さんの作品に親しみを持っていただくことを期待しています。

蓮華寺池公園にお越しの際は、是非この文学碑にもお立ち寄りください。

碑の建立にあたってご尽力いただいた、小川国夫文学碑建立の会をはじめ関係の皆さんに感謝申し上げます。


「あかちゃん駅」を設置しました

2011年04月11日 | ちょっと一言

この4月から、新たに市役所、保健センター、岡部支所の3か所に「ふじえだ あかちゃん駅」を設置し、ご利用いただくことができるようになりました。

この「あかちゃん駅」は、乳幼児をもつご家庭が外出しやすい環境を作るために、授乳やオムツ替えなどができるように設置したものです。これまでにも、市の施設の一部にも授乳やオムツ替えができるスペースを設けてきましたが、これを機にご利用しやすくするため「あかちゃん駅」と名づけ、共通のポスターやフラッグを取りつけました。

今まで、乳幼児を連れてご来庁の皆様には大変ご不便をお掛けしましたが、今後は安心して授乳やオムツ替えに「あかちゃん駅」をご利用ください。

本市では、全国に誇れる『元気なまち藤枝づくり』を基本理念に各種の事業を展開しています。元気なまち藤枝の具体的な姿の1つが、「子どもたちが輝くまち」であることです。子どもたちが元気で健やかに育つには、市を挙げて子育てを支援していくことが重要なことと思っています。

本市では、この「あかちゃん駅」を含め、今後も子育てを支援し、住みやすいまちづくりを進めていきます。

   

 詳しくはこちらをご覧ください。


救援物資を被災地へ送りました

2011年04月08日 | ちょっと一言

東日本大震災で被災された方々を支援するため、市民の皆さんに呼びかけご協力をいただき集まった救援物資を、被災地に向け送りました。3月25日から4月3日の9日間にわたり、市民の皆さんに救援物資を募ったところ、延べ409件、49,615点もの物資の提供がありました。段ボール箱266個分です。

被災直後より、市民の方々から救援物資の提供の問合せや、現地でのボランティア活動の申し出が数多く寄せられていました。しかしながら、被災地は壊滅的な被害を受けており、交通の再開、物資やボランティアの受け入れ体制などが整うのを待つしかありませんでした。3月末になって、高速道路など交通や物資などの受け入れ体制が整ってきましたので、市民の皆さんに救援物資の提供をお願いしました。

毎日、多くの方々が救援物資を提供してくださり、中には子ども連れのご家族や、被災地の方々にメッセージも添えていただいたり、わざわざお店で買い揃えて提供してくださる方もいて、皆さんの温かい気持ちを大変ありがたく思います。物資提供に当たっては、被災地での不足物資を勘案して品物を限定してお願いしました。お受けできなかった物資も多くありましたが、被災地のことを考慮しましたことをご理解いただきたいと思います。

皆さんの温かい気持ちのこもった救援物資は、宮城県栗原市にお送りさせていただきました。

今回の支援物資提供に際しましてご協力をいただいた市民の皆さんをはじめ、物資の受付や仕分け作業をしていただきました藤枝市災害ボランティア、藤枝市社会福祉協議会、藤枝東高校JRCの皆さん、そして物資輸送にご協力いただいたロジテムツムラさんに感謝申し上げます。

ありがとうございました。


浜岡原子力発電所の安全対策について申入れ

2011年04月06日 | ちょっと一言

この度の東北地方太平洋沖地震は、規模の大きさだけにとどまらず、大津波の発生、しかも広範囲にわたっての被災と、いずれもこれまでの被害想定を大きく上回るものでした。

特に大津波をまともに受けた福島第一原子力発電所は、原子炉の冷却機能が停止し、炉心溶融の危機、爆発事故、放射線の漏えいなど今なお予断を許さない状況です。また、これにより、半径20Km以内の地域には避難指示が、半径20Kmから30Km圏内が屋内退避の対象となるなど、深刻な事態となっています。

半径30Km圏内に浜岡原子力発電所を抱える本市にとっても、この事態は看過するごとが出来ません。市民の皆さんも大変ご心配のことと思います。私も危機意識を持ち、このほど浜岡原子力発電所の周辺自治体の首長と議長と一緒に、浜岡原子力発電所の安全対策について、中部電力に対し以下の3点について申入れをしてきました。要約しますと、

 1 浜岡原発の原子炉について、今回の福島第一原発の事故原因等を踏まえ直ちに点検を実施し、安全確保の万全な対策を実施すること。

 2 住民の安全性の確保と防災対策の確立のため、安全協定締結の範囲を半径30Kmに拡大すること。

 3 プルサーマル計画を含めた浜岡原発の耐震性・安全性について、徹底検証とその結果を説明し公表すること。

の3点です。

中部電力からは、「この申入れの主旨を理解した。これを真摯に受け止める。住民の皆さんが大変心配されていることも承知している。市をはじめ住民の皆さんにも十分説明していく。」との回答がありました。

この問題は、中部電力だけで解決できるものではありませんが、原子力政策を担う国に対しても、その安全対策など見直しを早急に行うよう働きかけていきたいと思います。


子育てを応援する「藤枝おやこ館」が開館しました

2011年04月04日 | ちょっと一言

 本市では、子育て中の親子をもっと支援して行こうと、新たな施設「藤枝おやこ館」をJR藤枝駅前のBiVi藤枝内に開設しました。

「藤枝おやこ館」は、自由な発想と企画による、藤枝ならではの子育て中の親子の交流の場づくりを目指した、子育て支援センターです。また、従来の子育て支援センターとしての機能のほか、カウンセリング事業や母親のリフレッシュなど、内容も充実されています。運営には、「藤枝おやこ館運営協議会」があたり、本市で初めとなる市民団体による運営です。協議会のメンバーは、カウンセラーや保育士・看護師など資格や子育ての経験豊富な皆さんで、私も安心していますし、また協議会の皆さんには大変感謝しています。

 駅前の商業施設内にある子育て支援施設でもあり、その立地のよさから、市内はもとより志太榛原地域の子育て支援の拠点となるものと大いに期待しています。

 今後も、こうした取り組みを積極的に行い、子育て世帯にとっても住みやすいまちづくりを進めたいと思います。何よりも、未来を担う子どもたちが、健やかに育って欲しいと願っているからです。


新年度を迎えて

2011年04月01日 | ちょっと一言

平成23年度を迎えました。例年、この時期は桜の花が満開で、新しい門出を祝うかのように咲き誇るのに、このところの冷え込みのせいか、桜のつぼみがようやく膨らみ始めたところのようです。

皆さんの中にも、進学、就職と新たなスタートを切った人が多いと思います。

市役所でも、これから私たちと一緒に、市民の皆さんのために仕事をしていただく新しい職員を迎えました。

人生にはいくつかの節目があると思います。そしてその節目が、進学や就職など新たな人生の転機である場合は大変重要です。きっと、大きな夢や希望とちょっぴりの不安な気持ちでしょうが、新しい生活に早く慣れ精一杯頑張ってほしいと思います。

いつもの年なら、もう少し晴れやかな気持ちで新年度を迎えられるのに、地震の被災地の皆さん事を思うと沈みがちになります。しかし、こういう時だからこそ私たちが元気になり、被災地の皆さんを勇気づけなければなりません。そのためにも、今年度も「元気なまち藤枝づくり」にまい進していきます。皆さんのお力添えをよろしくお願いします。