藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

「市立病院を考える市民フォーラム」を開催

2009年03月31日 | ちょっと一言
3月28日、文化センターで「市立病院を考える市民フォーラム」を開催しました。
市病院支援局、男女共同参画推進センター運営協議会、県中部健康福祉センターの共催で実施し、会場は250人近いみなさんでいっぱいでした。
基調講演は「兵庫県立柏原(かいばら)病院の小児科を守る会」代表の丹生(たんじょう)裕子さん。丹生さんはパート勤務をする3児の母。柏原病院の小児科医師がいなくなるかもしれないというので開かれた座談会にたまたま参加。そこでコンビニ受診などにより、夜勤明けでもそのまま勤務する医師の過酷な勤務状況を初めて知り、『これ以上「先生頑張って」なんて言えない!』『もっとお医者さんを大切にしなくては!』と思い、仲間と守る会を結成。勤務医の長時間勤務の実態やコンビニ受診の迷惑さ、医師への感謝の言葉の大切さなどをPR。地域医療を守るためには住民一人ひとりの支援が大切と主張いただきました。
その後、静岡産業大学の大坪学長にコーディネーターをお願いし、毛利病院長、丹生さん、4月から看護師となる野口玲子さん、私の5人がパネラーとなり、パネルディスカッションを行いました。
毛利院長が勤務医の思いを「重病患者の命を守るためなら、苦労とは思わない。コンビニ受診で重病患者の受診機会を奪わないで」と語り、野口さんは「実習のとき、患者さんの感謝の一言で、疲れも苦労も消え、看護師になる気持ちが強まった」という経験を語ってくれました。会場の中からも「寝ずに手術をしてくれたお医者さんへのありがとうのメッセージを伝えたい」という涙ながらの応援の言葉も。最後に大坪学長が「サッカーのサポーターのように、市立病院のサポートに市民のみなさんがなれば、大きな力になるはず」とまとめていただきました。
私は、地域医療を守るという一つの目標にむかって、行政、医師や看護師、市民が共に協力しあえば、今の市立病院の状況は打開できると思っています。このフォーラムが、地域医療を守っていくにはどうしたらよいか、一緒に考える大きなきっかけの一つになったはずと、強く思いました。

金比羅山・瀬戸川桜まつり

2009年03月30日 | ちょっと一言
昨日、志太河川敷公園で、金比羅山・瀬戸川桜まつりの開会式が観光協会の主催で行われました。
この時期、あちらこちらの桜便りを耳にしますが、藤枝の金比羅山緑地公園と瀬戸川堤の桜の木々は、年を経るごとに貫禄を増し、見事な花を咲かせてくれています。
3月中旬からの寒の戻りで、この日は5分咲きでしたが、志太河川敷公園の桜を楽しもうと、大勢の見物客で賑わっていました。地酒、藤枝銘菓、いちご、串焼き、おかべ焼きそばなど、藤枝の特産品を販売するブースは、大好評でした。
この季節、蓮華寺池公園の桜の花も見事なことから、多くのみなさんに両方の桜の花を見ていただこうと、今年初めて、シャトルバスを運行しました。私も、蓮華寺池公園まで足を運びましたが、甲乙つけがたいほど・・・。こんなに素晴らしい桜の花が楽しめる藤枝をもっとPRしなければと、強く感じました。
桜の花から藤の花へと花々が次々と咲き誇るこれからの季節は、藤枝が最も華やぐときです。多くのみなさんに藤枝の美しさを満喫していただければと思います。

長 隆(おさたかし)氏を迎え、病院経営の勉強会を開催

2009年03月27日 | ちょっと一言
市立総合病院の経営健全化は、藤枝市の最重要課題のひとつ。先日、そのための勉強会を藤枝市立総合病院で開催しました。
この勉強会は市議会の「藤枝市立総合病院経営に関する特別委員会」と市の「病院支援局」の共催で開催。講師に病院改革の実践者として有名な長 隆(おさたかし)氏をお迎えし、「我が国の公立病院の現状について」のご講演をいただきました。
長氏はTV番組の「ガイアの夜明け」にも出演され、病院改革を強く訴えた方で、その「ガイアの夜明け」そのままの口調で、医師不足を生む背景や望ましい地域医療について、熱く語っていただきました。
当日は、本市だけでなく島田市民病院の服部院長、榛原総合病院の茂庭院長、そして、遠くは岐阜県中津川市議会議員のみなさんなど、多くのみなさんが出席。
公立病院の現状は地域によってかなり違いますが、健全化の基本はどこも同じで、これからの病院経営にとても有益なお話でした。
明日は、市文化センターで、午後1時半から「市立病院を考える市民フォーラム」を開催します。病院再生には、市民のみなさんのお力添えが必要です。多くのみなさんの参加をお願いします。

高洲地区の新しい拠点、高洲公民館が完成しました

2009年03月26日 | ちょっと一言
26日、高洲公民館の竣工式を行いました。高洲公民館は、本市最初の市立公民館として、昭和57年4月に開館しました。しかし、幼稚園の建物を改装したものであり、最近は、老朽化により、文化活動や地域づくりの拠点としての機能が充分に果たせない状況となっていました。
地域のみなさんからも強い要望をいただいていましたので、昨年の4月に建設に着手し、このたび、念願の竣工を迎える運びとなりました。開館は4月1日からになります。
屋上には、「太陽光発電」のためのソーラーパネルを設置。クリーンな発電で地球温暖化防止に貢献します。環境についての生きた学習の場としても機能することも期待しています。そして、子育て支援のための「こども広場」を併設し、子どもたちの健やかな成長の手助けをします。
地域のみなさんの学習の場として、そして、ふれあいの場として、大いに活用していただくとともに、地域のみなさんに愛され、育てていただける公民館になれればと思っています。

楊州(ヤンジュ)市(韓国)との友好都市交流を始めます

2009年03月25日 | ちょっと一言
いよいよ6月4日に富士山静岡空港が開港します。「人、もの、情報」が活発に行き交う大交流時代を迎え、本市でも、開港にあわせ、さまざまな取り組みを計画しています。その一つとして、韓国との民間レベルでの市民交流、経済交流を図るため、ソウル近郊の楊州(ヤンジュ)市と友好都市交流を始めます。
楊州市は、豊富な観光資源をもつ人口約18万7千人の都市。日本でも人気のあったドラマ「宮廷チャングムの誓い」のロケ地となったテーマパークもあり、多くの日本人が訪れています。また、住宅団地や工業団地の造成も積極的に行われており、今後の成長が期待されている都市です。
先方からも、藤枝市と交流したいとの連絡がすでに入っています。今後、具体的な交流内容についての協議をしますが、市民交流、経済交流を中心に、末永いおつきあいができる関係を築きたいと考えています。

21年度予算が成立しました

2009年03月24日 | ちょっと一言
昨日で33日間にわたった市議会2月定例会が終了しました。
今議会は、私が市長になって、初めて編成した当初予算がメインとなる議会。
「元気なまち藤枝づくり」に向けた新しい施策をいくつも盛りこんだことから、多くの質問もいただきましたが、すべての議案が可決され、今は、ホッとしています。
また、追加議案として、プレミアム商品券についての議案(平成21年度一般会計補正予算)も昨日、上程し、承認をいただきました。景気低迷が続く中、市民のみなさんを、そして、地元の商店を活気づけようとの思いから、商店街連合会が計画したプレミアム商品券「元気ふじえだとくとく券」の発行経費を応援するために、予算化したものです。
この商品券は、販売価格より15%もお徳なもの。1セット1万円で1万1,500円の買い物ができます。500円券23枚綴りとなっており、4月24日(金)から販売。使用期間は7月末までです。商品券取扱店は、およそ400店舗、店の前にはのぼり旗も立つとのことです。
「元気なまち藤枝づくり」に大いに役立つと思います。

藤枝でサクラ咲く!いよいよ春本番です

2009年03月23日 | ちょっと一言
市内でも、一輪、二輪と桜が咲き始めました。今週の29日の志太河川敷公園での桜まつりの日あたりが、ちょうど見ごろになるのでは…。
藤枝市にはいろいろな桜の名所があります。なかでも、瀬戸川の金吹橋から勝草橋までの両堤は、ソメイヨシノ約600本が並び、花が開くと約2.5キロの桜トンネルに華やかに変身します。瀬戸川右岸の金比羅山も、約300本の桜で山一面が桜色に。
また、地元のみなさんのご尽力により、ぼんぼりも設置されました。湖面が桜色に染まる蓮華寺池公園とともに、散歩しながら春爛漫を実感してはどうでしょう。
というわけで、皆さん、週末はLet's お花見です!
志太河川敷公園では、3月25日(水)から4月5日(日)まで、ライトアップも行われますので、夜桜も楽しめますよ!

「ふるさとみかん山」植樹祭

2009年03月18日 | ちょっと一言
みなさんは、岡部地区が由緒ある県内産温州みかん発祥の地であることを知っていますか。その岡部町内谷地内の「ふるさとみかん山」で、15日に合併記念のふるさとみかん山植樹祭が行われ私も参加しました。
この「ふるさとみかん山」は、保健福祉センター「きすみれ」の横で、合併前に旧岡部町が田園空間整備事業で整備した園地。みかん生産者や市民のみなさん約100人が集まり苗木を植樹。うわさを聞きつけ、「みかん山がなつかしい」と、遠く浜松から来られた人もいました。苗木は、地元の「ふるさとみかん山の会」のみなさんが丹精込めて育てたもの。おいしいみかんが実るように、そして、みかん産地復活の願いを込め、参加した人はみな、ていねいに植樹していました。
私も、駿府公園にある徳川家康公お手植えのみかんの木の分木を、記念に植樹しました。
隣の葉梨地区では、全国唯一の対米輸出みかんを生産しているので、藤枝市は県下でも有数のみかん産地と言えます。
今後は、このふるさとみかん山を葉梨地区とともに、藤枝市産みかんブランドの拠点施設と位置づけ、PRに努めていきたいと思っています。

定額給付金の申請用紙を発送

2009年03月17日 | ちょっと一言
昨日、県内の市部のトップを切って、定額給付金の申請書を全世帯に、子育て応援特別手当の申請書を対象の世帯に発送しました。
発送数は、定額給付金が約5万通、子育て応援特別手当は約2,400通。支給総額は、定額給付金が約21億8,600万円、子育て応援特別手当が約7,200万円になります。基本的には郵送で手続きしていただき、銀行口座に振り込みます。
今後、市民のみなさんからのさまざまな問い合わせが予想されるため、今日、市民向けの専用電話(℡641-7077)を設置するとともに、相談窓口を市役所別館1階(本館向かい)と岡部支所1階に開設しました。今月末から給付を始める予定です。
市役所から、定額給付金や子育て応援特別手当について電話で問い合わせることはありません。振り込め詐欺や不審電話には、くれぐれもご注意ください。

地域医療の最前線での活躍を期待!!

2009年03月13日 | ちょっと一言
先日、組合立静岡県中部看護専門学校で卒業式を行い、管理者として出席しました。教職員や保護者が見守るなか、3年間の課程を修了した30人が、看護師としての新たな一歩を踏み出しました。
卒業証書を手にした卒業生の顔は、希望に満ちとても晴れやか。拍手に送られる卒業生たちの姿を見て、こちらも思わずジーンと…。本当に素晴らしい卒業式でした。
昨今、医療を取り巻く現状は大変厳しく、特に医師や看護師の確保は、まさに喫緊の課題です。今回の卒業生うち、28人が藤枝、焼津、榛原の公立病院への就職が内定しています。本地域の医療を最前線で支える、立派な看護師に育ってほしいと思います。