藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

「藤枝おやこ館」の来館者が1万人を突破

2011年08月31日 | ちょっと一言
藤枝駅前の「BiVi藤枝」2階に開館した「藤枝おやこ館」の来館者が1万人を達成し、この程記念セレモニーが開催されました。
「藤枝おやこ館」は、本市がもっと子育て世代を応援しようと、今年4月2日に開館させたもので、カウンセラーや保育士・看護師などの資格や子育ての経験豊富な方々で組織する「藤枝おやこ館運営協議会」の皆さんに運営をしていただいています。
従来の子育て支援センターとしての機能のほか、子育ての疲れを癒すリラクゼーションコーナー、あるいはカウンセリング事業など、これまでの子育て支援センターの枠を超えた新しい事業を展開していることも特徴です。そのためか開館以来、大変な反響をいただいていて、毎日多くの親子にご利用いただいています。また、駅前という好立地ということもあり、市外からの親子にも足を運んでいただいているようで、私も大変喜んでいるところです。
少子化に伴う人口減少、核家族化の進行に伴う家族形態の変化や、人と人、地域と人との絆の弱まりが、大きくクローズアップされている中にあって「藤枝おやこ館」は、来館される方とスタッフの皆さんとの間で着実に信頼関係が育まれていると感じています。その結果として、開館わずか5カ月で来館者1万人を達成できたものと確信しているところです。
今後も子育てのしやすい環境づくりに努め、「子どもたちが輝くまち藤枝」の実現のため、最善を尽くしていきたいと思います。
おやこ館を運営していただいている「おやこ館運営協議会」の皆様、今後もよろしくお願いします。

梨果ちゃんフェアー「ふれあい広場」が開かれました

2011年08月29日 | ちょっと一言
本市を含めた志太地区は、昔から志太梨(長十郎)の産地として有名で、観光梨園なども見受けられました。その後、梨の品種改良が進み、硬い梨から水分豊富な柔らかい梨、三水(新水、幸水、豊水)が誕生してから消費が更に拡大しています。
こうした中、本市の梨の生産者で組織する藤枝市梨業振興会では、栽培技術向上の研修や土壌分析検討会などを開催する傍ら、生産者と消費者の交流イベントとして「梨果ちゃんフェアー・ふれあい広場」を開催しています。
ちなみに、「梨果ちゃん」は梨をイメージしたキャラクターで、皆さんに親しまれてもいます。
この「ふれあい広場」は、今年で23回目を迎えますが、例年大変な人気で開場を待つ方々でいっぱいになります。皆さん、毎年このイベントを楽しみにしているようです。あまりの人気で、整理券を配る程です。
3年前の岡部町との合併を機に、また、藤枝産の梨のブランド化を図る目的で「藤里梨」と命名されました。今では、三水に極早生の新品種「喜水」を加え、「藤里梨」人気はうなぎ上りです。
振興会では、「ふれあい広場」のほかにも、美味しく実った初物を味わっていただく「試食会」、丹精込めて作った梨の出来を競う「品評会」などを毎年開催し、消費拡大と品質向上などにも努められています。
「梨果ちゃん」ともども、「藤里梨」が今後も皆さんに愛され続けることを期待しています。
8月下旬から9月中旬までは、多汁で味が濃い「豊水」が楽しめます。

「社会を明るくする運動」の街頭宣伝活動

2011年08月26日 | ちょっと一言
先日、保護司会・更生保護女性会・協力雇用主会・自治会・警察などの皆さんと、「社会を明るくする運動」の街頭宣伝活動を行いました。
「社会を明るくする運動」は、戦後の動乱期に街にあふれた子どもたちの将来を危惧した銀座の商店街の有志が、犯罪者予防更生法の趣旨に賛同して「銀座フェアー」を開催したのがはじまりです。その後、犯罪の防止や犯罪を犯した人の更生には一般市民の協力が不可欠とのことから、以後、「社会を明るくする運動」と名付けられ国民運動として位置づけられ現在に至っています。
ところで皆さんは、「黄色い羽根」をご存知でしょうか。共同募金の「赤い羽根」、国土の緑化を目的にした「緑の羽根」は、広く知られています。「黄色い羽根」は、本運動についてご理解を深めご協力いただくしるしとして、今年度の運動より活用されています。皆さんもこの黄色い羽をつけ、この運動にご賛同をいただき、理解を高めていただけたらと思います。
街頭宣伝活動は、90人ほどの皆さんにご協力をいただき、JR藤枝駅をはじめ市内のスーパーマーケットで実施しました。学校や仕事帰りの方々、お買い物に訪れた方々にリーフレットやボールペンなどの啓発用グッズを配布しながら、ご理解やご協力をお願いしました。
大震災や景気の低迷などにより仕事に就くのが困難な状況で、立ち直ろうとしている人達にとっては大変厳しい環境下にあります。また、犯罪の低年齢化や凶悪化などの問題もあります。こうした課題を解決していくには、やはり社会の支えや見守りが必要だと思います。そして、「元気なまち藤枝」に相応しい明るい社会を築いていきたいと思います。皆さんの変わらぬご支援をお願いします。
街頭宣伝活動にご参加いただきました皆さんに改めてお礼申し上げます。

一蹴に「絆」の思いを込めて

2011年08月24日 | ちょっと一言
先日、「全国PK選手権大会in藤枝」を、藤枝市総合運動公園サッカー場で開催しました。
夏のイベントとしてすっかり定着したこの大会も今年で19回目迎え、例年全国各地からの参加者がこの藤枝に集まります。今年も、538チームがエントリーし、当日は517チーム2,585人の選手が熱戦を繰り広げてくれました。今年は特に、日韓ワールドカップから親交を深めているセネガル駐日大使、友好都市の韓国・楊州(ヤンジュ)市の皆さん、東日本大震災で被害を受けられた福島県の方々にもお出でいただき、参加していただきました。
本市は、「サッカーまち藤枝」として自他共に認知されているように、私たち藤枝市民にとって「サッカー」は特別なものです。スポーツとしての「サッカー」はもちろんですが、「文化」としても捉え、「サッカーを核にしたまちづくり」を進めてもいます。この大会も、サッカーの面白さや親しみを感じていただく場としても、また、全国の皆さまと触れ合う機会となっていることに大変うれしく思っています。
今大会は、震災で被害を受けた子供たちにも参加していただきました。被害を受けた子供たちや皆さんとの「絆」を、サッカーを通じて作りたいと考えていたところ、藤枝市サッカー協会のご協力により本市への招待が実現しました。福島からのチームも決勝トーナメントに残るなど、楽しいひと時を過ごされたと思います。これを機に、子供たちの交流が深まり、大きな「絆」となって育っていくことを期待しています。
あまりいいニュースがない中にあって、サッカー「日本代表」や「なでしこJAPAN」の活躍は、私たちや日本を元気にしてくれました。改めて、サッカーをはじめとするスポーツは、私たちを勇気づけてくれる大きな力があると感じています。参加者の中には、きっと日本代表になった気分で参加された方も多くいたと思います。
大会を通じて、元気や勇気、また「絆」が深まり、来年も多くの方々がこの藤枝に集まっていただけると信じながら、会場を後にしました。

危機管理研修会を開催しました

2011年08月22日 | ちょっと一言
静岡県の小林危機管理監をお招きし、幹部職員とともに危機管理研修会を開催しました。危機管理官は、先の東日本大震災で被災した住民や自治体を支援する、県の支援対策本部や現地支援調整本部で陣頭指揮を執っておられます。
お話しいただいた内容は、「東日本大震災に対する静岡県の支援活動」と「静岡県の東海地震対策」2点についてです。
最初に、支援活動について、混乱している被災地では、「何が必要ですか?」ではなく、「こういうことができます。」というように、具体的なメニューを提示すること、日々変わるニーズを適格に把握すること、そして派遣職員は、被災者の立場に立ち被災自治体の手となり足となり活動することがとても重要だと述べられていました。
また、東海地震対策では、平時から対策を怠らないことと、有事にあっては迅速に初動体制を確立することが重要で、そのために「ふじのくに危機管理計画」の策定と常設の対策会議を設置した旨のお話がありました。そして、まれにしか遭遇しない災害をいかにイメージできるかが防災対策の鍵を握るとも話され、もっとものことだなと思いました。
今回の大震災により防災対策について、市民の皆さんもそれぞれに思うことがあるのではないでしょうか。今年も9月1日を中心に、各自主防災会主催による防災訓練が計画されています。地域社会との繋がりや自分の役割などを確認する絶好の機会ですので、是非、防災訓練に参加していただきたいと思います。私たち職員も、今回の研修を参考にし、危機管理意識を高め、来る有事に備えたいと思います。
最後に、危機管理監が述べられた「自らの命は自ら守る(自助)、自らの地域は皆で守る(共助)、それらをしっかり支える(公助)の3つを平時より念頭に入れておくことが何より大事です。」と言う言葉が心に残る研修でした。

世界平和の願いを込めて

2011年08月18日 | ちょっと一言
平成23年度 藤枝市戦没者追悼・平和祈念式典が、ご遺族や関係の方々にご列席いただき厳かに開催されました。
終戦から66年。歳月の経過とともに国民のほとんどが戦争を知らずに育った世代となった今、過去の悲劇を決して繰り返さぬよう、語り伝えていくことが必要です。また、それが私たちの責務でもあります。
この責務を果たす1つとして、市内の中学生お二人に8月6日の広島平和記念式典に参列していただき、式典で、「戦争の悲惨さと平和への想い」を発表していただきました。お二人は、戦争や原子爆弾の恐ろしさを肌で感じたようです。発表を聞いた私自身も感じ入るものがありましたし、同時に次世代を担う中学生の平和への想いを心強く感じました。
本年は、東日本大震災により多くの人命が失われという痛ましい災害が発生しました。また、多くの家や町並みが一瞬のうちに津波に飲み込まれ、その爪あとはまるで戦禍の如くと化しました。その光景を見て、戦後の焦土化した日本と重ね合わせた方も多くいたと思います。また、二次的に発生した原発の事故も考え合わせますと、戦争と地震という差があるにせよ、終戦直後の日本と変わらない状況にあると思うのは、私だけでしょうか。お亡くなりになられた方々のご冥福を祈るとともに、一刻も早い復興を願わずにいられません。
恒久的な平和、そして心豊かで安定した社会の実現は、世界人類の共通の願いです。「非核平和都市宣言」を掲げる本市も、また恒久的な平和と核兵器の廃絶を希求し、真に豊かな社会の実現を目指していきたいと、あらためて意を堅くした一日でした。

藤枝の若い力が続々と

2011年08月15日 | ちょっと一言
女子サッカーの頂点を極めた“なでしこJAPAN”の活躍は、日本国中に感動と勇気を与えてくれました。国民栄誉賞の受賞も決まり、益々人気が高まっています。
夏休みに入り、本市にもスポーツに文化に活躍をし、全国大会に出場する若い選手たちが表敬訪問をしてくれています。
スポーツでは、サッカー・柔道・空手・卓球・レスリング・一輪車などが、文化では、写真新聞・コーラスなどが、大会出場のあいさつに来てくれます。
どの選手も、県大会や東海大会を勝ち上がった自信にみなぎっていて、目を輝かせながら全国大会での活躍を誓ってくれます。
私は、この自信に満ちた力強い若い人たちに会うのを楽しみにしています。彼らから元気をもらえるからです。そして、彼らの活躍は藤枝を元気にしてくれるからです。私からは、「練習の成果を十二分に発揮して、悔いのない戦いをし、楽しんできてください。」とエールを送り、一人ひとりと握手をしながら選手の健闘を祈願しました。
きっと“なでしこJAPAN”に負けない活躍を見せてくれるものと、今から吉報が待ち遠しく思います。

(写真は、全国大会に出場する藤枝明誠高校の皆さん)

花火に込めた被災地復興への願い

2011年08月09日 | ちょっと一言
8月7日は「はなび」の日、今年も藤枝の夏の風物詩、藤枝花火大会が盛大に開催されました。会場である蓮華寺池公園から見上げる尺玉は、空の端から端までみるみる大きくなり、魂が揺さぶられるような轟音で迫力満点でした。皆さんはどちらでご覧になりましたか?
今年で31回目を迎えたこの藤枝花火大会、市内外から約4万2千人が会場に訪れ、夜空の饗宴を満喫しました。
趣向を凝らした華やかな花火ばかりで、尺玉をはじめサッカーボールや藤の花をかたどった仕掛け花火や、特大スターマインなど約5,000発が打ち上げられ、蒸し暑い夏の夜に拍手と大歓声が鳴り止みませんでした。
今年は東日本大震災の犠牲者を追悼し、被災地の復興を願い、そして藤枝から元気と活力を届けたいという想いを込めて開催された大会でもあります。被災地から藤枝へ避難されている11世帯19名の方々にも鑑賞していただきました。私たちが花火越しに見た星空も、遠く離れた被災地の方々が見上げた星空も同じです。私たちの想いは被災地に届いたのではないかと思います。
本大会の開催にあたり、ご協賛いただいた皆様、ご尽力いただきました関係者の皆様に心からお礼申し上げます。

夏のイベントにお越しください

2011年08月04日 | ちょっと一言
夏真っ盛り。昨年に比べれば、朝晩は気温が下がり、幾分過ごしやすいように感じますが、日中はやはり暑いですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
この暑さを吹き飛ばすように、今年もいろいろな夏のイベントが開催されます。その一端を紹介します。
先ずは、「藤枝花火大会」です。毎年、8月7日に蓮華寺池公園で開催しています藤枝花火大会も、今年で31回を数えます。今回は特に、東日本大震災復興支援を兼ねての開催となります。今年も多くの皆さんのご協力により、5000発の花火が夜空を彩ります。
次に、「全国PK選手権大会」が、8月20日から21日にかけて、総合運動公園で開催されます。この大会も、花火大会と並んで夏の定番のイベントとしてすっかり定着しました。今年は、友好交流都市の韓国・楊州市や、被災地福島県のサッカー少年団の招待を含め、538チームが優勝目指して熱戦を繰り広げます。また、セネガル大使もお越しいただけることになっています。
次は、今年、初めて行うイベントを2つ紹介します。
1つは、「瀬戸谷ひまわりフェスティバル」です。瀬戸谷地区をひまわりの里にしようと、地元住民で組織する実行委員会が中心となって、約10万本分の種を蒔き、丹精込めて育てました。特に、瀬戸谷温泉「ゆらく」周辺には約2万本のひまわりが咲きほこります。お盆の頃が見ごろになりそうです。ひまわりフェスティバルは、9月11日まで行なわれます。
もう1つは、「おかべあかり展」。岡部支所から五智如来公園の周辺を風情のあるライトアップで彩り、岡部宿の歴史文化や観光を発信していこうと実施されます。あかり展は、子供会や文化協会活動グループ、市民の協力による手作りの竹の灯篭(とうろう)とダンボールの行灯(あんどん)で、200基から250基のあかりが灯ります。日時は、8月19日から20日の午後6時30分から午後9時までです。夕涼みを兼ねながら、ご家族でお出掛けください。
皆さんのお越しをお待ちしています。

(写真は、昨年の花火大会の様子)

備えは大丈夫ですか

2011年08月02日 | ちょっと一言
昨夜、駿河湾を震源とする地震が発生しました。本市も震度4の揺れを観測しました。地震の発生が深夜でもあり、就寝していた方も多いと思いますが、私もびっくりして飛び起きました。中には、2年前の8月に発生した地震を思い起こした方も多いのではないでしょうか。
すぐ身なりを整え、市役所に登庁し、市内の被害状況の把握に努めました。
幸い、建物等には大きな被害の発生はありませんでしたが、ベッドから落ちたり、転んだりして4名の方が負傷され、治療を受けたとの報告がありました。
地震が発生したときは、先ず身の安全を確保し、揺れが収まってから落ち着いて避難などの行動をとるようにしてください。
災害はいつ起こるかわかりません。特に地震に関しては、予知の研究が進んでいるとは言うものの、大変難しいものがあります。ですから、日頃からの備えが大変需要です。皆さんは、3日分の水や食糧はご用意できていますか。避難場所の確認はできていますか。今一度、ご家族で確認し合っていただきたいと思います。
今回の地震で負傷された方に心からお見舞い申し上げます。

(写真は昨年の藤枝市防災訓練・災害対策本部会議の様子)