藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

地域に根付く安全・安心~消防団入退団式~

2012年04月27日 | ちょっと一言
藤枝市民会館で消防団の入退団式を行いました。退団された方たちは充実感に満ちた面持ちの中にも安堵の表情が、入団された方たちは、藤枝の安全を担う責任感あふれる引き締まった表情をしていました。
永きにわたり消防業務に尽力し退団された51名の皆さん、大変お疲れさまでした。皆さんのおかげで今日の平和な藤枝があると言っても過言ではありません。また入団された54名の皆さん、今後様々な災害が藤枝を襲うかもしれませんが、地域の人々や地域事情に精通している皆さんだからこそできる活躍を期待しています。
阪神大震災、東日本大震災を経て「自助」と、消防団・自主防災組織などの「共助」の大切さが再認識されました。まず市民の皆さんに心がけていただきたいことは自分のことは自分で守るという「自助」の精神で、これが最も大事なことです。平成24年度の重点施策として「東日本大震災や原子力発電問題への対応を踏まえた安全対策」を掲げるなど、市民の皆さんが安全安心に暮らせるように、そしてもしものときには万全の体制で災害を迎え撃つ備えは万端にしておりますが、自分を守る「自助」、地域みんなで守り合う「共助」、行政が市民を守る「公助」ががっちりとスクラムを組んでこそ、効果的な「減災」に結びつけることができると思います。
消防団員はじめ市民の皆さん、災害に強いまち藤枝をともに作っていきましょう!

いよいよ到来、新茶シーズン

2012年04月26日 | ちょっと一言
パチパチとそろばんを弾く音、シャンシャンシャンと威勢の良い手合わせの音。新茶シーズンはこの音とともに訪れます。
 
藤枝茶流通センターで行われた今年度の新茶初取引に行ってきました。朝8時から一斉に取引が始まり、さわやかなお茶の香りに包まれた場内は一気に活気に満ちあふれました。生産者さんと買い手の茶問屋さんたちが、茶葉の香りや色を確かめ合い、取引成立の手合わせの音を響かせていました。手塩にかけた自慢のお茶を高く買ってもらいたい、一方良質のお茶を安く買いたいと、双方の表情は真剣そのものでした。
ご存知のとおり藤枝にとって茶業は基幹産業です。皆さん懸命に努力を重ねてこられて今年も安全で美味しいお茶ができたとのことです。心配された放射性物質も、このほど行われた検査で検出限界値以下との結果が出ており、今後も茶工場ごとに継続して検査が行われます。安全な「藤枝茶」を皆さん是非お飲みください。お茶が元気でなければ藤枝は元気になりません。茶業界とともに私も藤枝市の誇りであり自慢である「藤枝茶」を様々な方法で市内外に発信していきたいと思います。

茶の木は秋から冬にかけて養分を蓄積し、春に一度だけ栄養分を最高に含んだ新芽を出します。それが新茶です。新茶は「二番茶」や「三番茶」に比べ苦さや渋みが少なく、旨味や甘みの成分であるアミノ酸が多く含まれているそうです。皆さん、今が一番美味しい藤枝の「旬の初もの」を味わってみませんか?

開幕!藤まつり

2012年04月25日 | ちょっと一言
「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」
(世の中に一切、桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに)これは古今和歌集の在原業平の歌です。私の心をのどかにさせないのは「桜」ではなく、もちろん「藤」です。毎年のことですがこの季節はワクワク・ソワソワします。
数週間前までは枝だけの藤が、季節を感じてつぼみを膨らませ、藤まつりが開幕しました。会場の蓮華寺池公園は、前日に降った雨が潤す、さわやかな空気に包まれていました。池を囲む2,800平方メートルもの藤棚には23種類約300本の藤が植えられており、早咲きの白藤が一番乗りで花房を揺らしていました。全ての藤棚の満開までは少し時間がかかりそうですが、一度と言わず二度三度お越しいただき、徐々に開花していく様子を見守るのも楽しみの一つだと思います。そしてやはり醍醐味である満開の藤をぜひご覧になっていただきたいと思います。一つひとつの花は凛として、そして藤棚を覆う様子は力強さを感じるはずです。
市内の皆さん、見慣れた風景と言わず、今年も藤の表情を見にいらしてください。藤の花の良さを再認識するとともに新たな発見もあるかもしれません。市外・県外の皆さん、藤枝の「藤」の素晴らしさ、奥ゆかしさをこのブログでお伝えしようと一生懸命書いたのですが、言葉で全ては伝わりません。やはり実際お越しいただき、咲き誇る藤に包まれ、さわやかな甘い香りに身をゆだねて、目いっぱい藤枝を満喫していただきたいと思います。
藤の花とともに様々なイベントを開催し、老若男女誰もが楽しめる「藤まつり」です。ぜひ「至福の時」をお過ごしください。あなたを歓迎します。

「藤まつり」をセールスしてきました!

2012年04月19日 | ちょっと一言
静岡市まで足を延ばして、4月21日(土)から始まる「藤まつり」のPRをしてきました。藤色のネクタイを締め、法被を着て、静岡駅の改札前で、私と「藤娘」とで藤まつりのチラシを配りました。熱意が伝わったのか、大勢の方が足を止めてくださり、私の配る分のチラシはすぐに無くなってしまいました。蓮華寺池公園のこと、藤まつりのことを知っている方も多く大変好感触で、今年も大勢の方に来ていただける手応えを感じました。
その後、K-MIXのラジオ番組「Radio the Boom!」に生出演し、ここでも「藤まつり」のPRをはじめ、藤枝の魅力を語ってきました。さすがにパーソナリティーの高橋正純さんは話を聞き出すのが上手で、私も気持ち良く熱くお話しができました。
私は藤枝を売り込むセールスマン兼広報マンです。常々、職員にも「一人ひとりが市役所の広報マンであれ」と話しております。自分の仕事を市民の皆さんに知ってもらって、初めてその仕事が生きると考えているからです。関心を持たれることで、より良い仕事に発展し、また私たちが気付かない市民ニーズを知ることもできると思います。現在は「広報ふじえだ」に加えて、ホームページなどの市が自ら発信する方法や、今回のラジオやテレビ・新聞などマスメディアに取り上げていただく方法などさまざまです。そうそう、このブログもそうですね。これは私の言葉が皆さんにダイレクトに伝わるので、非常に大切な広報ツールだと思っています。
これからも様々な方法で藤枝を「売り込んで」いきます。藤枝の魅力を知っている以上、私は黙ってはいられないのです。

「手揉み」で守り受け継ぐ茶文化

2012年04月18日 | ちょっと一言
私の一日は目覚めの一杯のお茶から始まります。皆さんもお茶を飲んでますか?「飲んでますよ」という皆さん、どのようにお茶を飲んでいるでしょうか。最近ではティーバッグで、またペットボトルでと手軽に飲むことができ、大変便利な世の中になったなと思います。それらも良いのですが、急須と湯のみで飲むお茶はやはり心が落ち着きます。急須と湯のみで飲んでいる方、そのお茶は手揉み茶ですか?「わからない」という方は、急須に残った茶葉を覗いてみてください。お湯で戻されたきれいなお茶の葉が見えたらそれは「手揉み茶」です。

静岡県茶手揉み技術競技大会が蓮華寺池ホールで行われ、私も熱気に包まれる会場に行ってきました。県内から28チームが流派を超えて、日々研さんした技術を競い合う、今回35回目迎える歴史ある大会です。「ホイロ」と呼ばれる手揉み用の製茶台の上で、約5時間かけて、葉振るい・回転揉み・揉み切り・でんぐり揉み・こくりなどの工程を経て、艶良く針状にお茶を仕上げると茶葉は5分の1ほどの重さになります。皆さん慣れた手つきで鮮やかに軽々と茶葉を操っているようですがかなりの重労働です。見たところ、選手はお年を召した方が多いようですが、中には若い方もいらっしゃって、手揉み技術をはじめとする、お茶の文化・伝統の継承に期待をしたいと思います。
同じ茶葉を使っても、揉み方で違いが出るところに手揉み茶の奥深さがあり、審査は形状・色沢・香気・水色・滋味の5項目によって行われました。今回1位になった川根Aチームの皆さんおめでとうございます。そして出場された選手の皆さんお疲れさまでした。来年もまた「匠の技」をぜひ見せてください。

さて、これからまた会議ですが、その前にちょっと一服。もちろん藤枝茶で。

災害に強いまち藤枝を目指して

2012年04月17日 | ちょっと一言
藤枝ロータリークラブが創立40周年記念事業として、「東日本大震災被災地に学ぶ」と題した防災講演会・シンポジウムを市民岡部体育館で開催し、私もパネリストとして参加しました。来場された皆さんは「明日は我が身」と眼差しが真剣そのものでした。私も本市の災害対策について、熱くお話ししました。
今回岩手県山田町の沼崎町長にお越しいただき「生かされて明日へ」と題した講演を頂きました。町長の言葉一つひとつにはさすがに重みがありました。山田町は震度5弱の地震を受け、津波で家も車も人も流され、街中は火災に見舞われ壊滅的な被害がありましたが、現在では復興に向け前進しています。昨秋私はこの山田町と大槌町を訪問したのですが、同じように被災したものの、復旧復興において差があったように感じました。着実な復旧を見せる山田町に対し、足踏みをしている大槌町。二つの町の決定的な違いは陣頭指揮をするトップの存在です。大槌町は庁舎を襲った津波にのまれて町長が命を落としたため行政が麻痺し、その後5ヶ月に渡り町長不在が続いたのです。首長の責任の重さを痛感しました。
今年度の本市の最重要課題の一つとして「東日本大震災、原子力発電問題を踏まえた安全対策」を掲げました。私にもしものことがあっても復旧復興に支障がないように、有事の際に私と同じ権限を持ち、陣頭指揮を行う「危機管理監」と、単に原子力の知識を有するだけでなく、行政の立場として原子力災害に向き合い対策を講じる「原子力対策係」を配置するなど、ありとあらゆる想定の中で市民の皆さんが安全安心に暮らせるまちを作っていきます。
とはいえ行政だけで災害に立ち向かう事はできません。重要な事は自分自身を守る、家族を守る一人ひとりの意識と行動力です。市民の皆さん、災害に強いまち藤枝をともに作っていきましょう!

茶業界にとって最良の年になりますように

2012年04月16日 | ちょっと一言
蓮華寺池公園内の頌徳碑(しょうとくひ)前で第31回献茶祭を行いました。3月30日に市内助宗のハウス園で手摘みし、茶手揉保存会の皆さんが艶良く針状に仕上げた茶葉でいれた煎茶を捧げ、今年度の本市の茶業の繁栄を祈願しました。土曜の昼下がりということもあり、蓮華寺池公園を散歩する家族連れの皆さんも足を止め、厳かな雰囲気の中行われた式典を興味深そうにご覧になっていました。 
本市は県下有数の茶産地としてこれまで発展を遂げ、また基幹産業としても重要な役割を果たしています。茶業界の元気が藤枝の元気につながると言っても過言ではありません。市内の「茶町」という地区にはその名のとおり、古くからそして現在でも多くの茶問屋さんが集まっています。また「朝比奈玉露」や「藤枝かおり」など特徴的なブランドも藤枝の誇りです。藤枝とお茶は切っても切れない深い関係にあると言えます。
私はお茶が大好きで一日に何杯も飲みます。お茶には体に良いとされる成分がたくさん含まれていると言われており、そのおかげか私は毎日大変元気です。市民の皆さん、何気ないいつもの一杯を今日は少し藤枝茶の誇り・歴史を思いながら飲んでみてください。市外の皆さんも一度美味しい藤枝茶を味わってみてください。玉露の里にお越しいただきお茶の文化に触れていただくのもおすすめです。
この日はお日様は微笑んでくれたものの吹く風が冷たく、「花冷え」で寒かったのですが、直会(なおらい)で頂いた煎茶で体も心も温かくなりました。

新東名高速道路開通!~藤枝がもっと快適に~

2012年04月13日 | ちょっと一言
ついに新東名高速道路が静岡県内約162キロメートル開通します。渋滞緩和のための単なる交通インフラとしてだけでなく、県内12か所のサービスエリア・パーキングエリアにヘリポートが設置されるなど、防災機能の充実した日本の新たな大動脈です。この新東名高速道路を藤枝の活性化の起爆剤・大きなチャンスと捉え、有効に活用していきたいと考えています。

新東名高速道路は坂道がなだらか、カーブもゆるやかで直線に近く、大変走りやすいとのことです。その分スピードも出やすいので運転には十分お気を付けください。
市民の皆さん、藤枝からのお出かけがますます便利になります。ご利用の際はたくさん思い出を載せて、笑顔で藤枝に帰って来てください。
市外にお住まいの皆さん、ぜひ「藤枝岡部インターチェンジ」を降りて藤枝にお越しください。来週4月21日(土)から5月5日(土・祝)まで、蓮華寺池公園にて藤枝市最大のイベント「藤まつり」が開催され、爽やかな藤の花の香りが皆さんをおもてなしします。
藤枝にご用が無い方もぜひ「藤枝パーキングエリア」で一息ついてください。先に行われた内覧会で私も拝見したのですが、エリア内に藤棚を設置するなど藤枝の特色が表現されており、藤枝の良さを知っていただくことができると思います。一般道からもご利用できますので市民の皆さんもぜひ足をお運びください。

いよいよ明日の午後3時です。皆さんは歴史的瞬間の立会人です!


祝一周年!藤枝おやこ館

2012年04月11日 | ちょっと一言
このたび、藤枝駅南口のBiVi藤枝内の「藤枝おやこ館」一周年セレモニーに行ってまいりました。私のブログにも何度か登場しているこの「藤枝おやこ館」ですが、この1年間で2万3千人が市内はもとより市外、県外からも訪れたとのことです。子どもたちが自由に使える「遊びスペース」だけでなく、お父さんやお母さんがホッと一息つける「癒しのスペース」などもあり、子育て支援施設としての従来の枠にとらわれない自由なアイデアが好評を得ているのではないでしょうか。「子育てが楽しくなるまち藤枝」をともに作っていきたいと思います。運営協議会の皆さんこれからもよろしくお願いします。どなたでも無料で利用できますので是非足をお運びください。

1人1改善運動の取組みを表彰

2012年04月09日 | ちょっと一言
藤枝市では市民サービスの向上などを目指した業務改善を、「1人1改善(ひとりいちかいぜん)運動」という名前で取り組んでいます。
平成23年度は480件の取組報告があり、このほど優秀な業務改善を表彰しました。
大賞に輝いたのは「要支援児に係る関係課の効率的な情報共有」で健康推進課と子ども家庭相談センター、学校教育課の3課が、非常に使い勝っての良い情報共有のシステム(仕組み)を作り上げました。
そのほか奨励賞の岡出山図書館は、書店から人気の高い雑誌を寄贈してもらい、その雑誌の帯や館内で協力書店をPRする「雑誌スポンサー制」を実施。
同じく奨励賞の消防本部予防課は、勤務時間がまちまちな若手職員に対して、電子メール方式で研修を行う「署内ラーニング」に取り組みました。
いずれも大変すばらしい取組みでしたので、多くの職員の前で私から受賞課の代表者に賞状を手渡しました。
また、受賞した改善以外の取組にも、ハッとさせられるものが多く、改善活動も職員に定着してきたなぁと、大変うれしく思いました。
市民の視点で仕事を変えていくことは、藤枝型新公共経営の1丁目1番地です。
これからも、市役所が良い意味で変わっていくよう、職員と一緒に頑張っていきたいと思います。